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▼ 満月の川マゴチと辿り着いたコノシロ
- ジャンル:釣行記
- (SHIMANO -シマノ-, 18 STELLA 3000MHG, 中流域, SEABASS -スズキ-, RIVER -河川-, ZENAQ -ゼナック-, POZIDRIVE garage -ポジドライブガレージ-, SUNLINE -サンライン-, 熊本シーバスパーティ, Pazdesign -パズデザイン-, DAY -デイゲーム-, PLAISIR ANSWER PA89 -Technical Surfer-, 1989Lures -いちきゅうはちきゅうるあーず-, FLAT FISH -フラットフィッシュ-, NIGHT -ナイトゲーム-)
この日オープニングを飾ったのは、満月の明かりが降り注ぎ、丸石ころがる河川では想像もしていなかったマゴチ。
日が昇ると鳥が上空を旋回し、いつもとは確実に違う表情を見せている川を目の前に、8月から追い求めてきた“あのベイト”が遂にルアーに引っ掛かってきた!
今回のログは、8月から始め5回目を数えることとなったシーバスパーティ2019へ向けたプラ遠征釣行記です。
■ 満月の川マゴチ
「こんばんわ。地元の方々ですか?」
駐車場で支度を始めてすぐにやってきた2台の車から降りてきた3人組と、入水出来る潮位待ちの間に挨拶を交わす。
鹿児島からやってきたこと、鹿児島に転勤になった釣り仲間がいること、シーバスパーティのエントリー人数が350名を超えたこと…プラ遠征釣行でこうして釣り場で誰かと話をするのは初めてだった。
時の経過と共に吹いた風が冷たく感じたから、一度車に戻って着込む。下流側へと進む3つのライトを横目に、自分は真正面の上流側へとポジションを取った。
表層レンジを引けるミノーから、段々とレンジを落として探っていく。狙いは手前の駆け上がりで、月明かりに照らされた川面を注視しつつ僅かでも耳に入る音に神経を集中させる。
イナッコと思われるベイトが岸際に溜まり、時折流芯の流速が増した時にピチャピチャと下流へ下っている。
50センチから1メートルくらいのレンジを引くイメージで、パズデザインのパワードラブラ125SFGを投入。
まずはアップ、次に正面、そしてダウン方向にと扇状にキャストする。たまにボトムに当たる感触を得ながら流れに乗せていると、ヌッという重みと共に僅かな生命感を感じ取った。
マゴチとは意外だった。ここは川底の石が丸みを帯びている河川中流域で、いわゆる砂モノが釣れるなんて想像もしていなかった。
でも、こうしてアウェイの地で開始早々に釣れてくれたマゴチに感謝。兎にも角にも、魚の顔を見ることが出来るか出来ないかの差は、遠征をする上でのメンタル的な面で重要なこと。
熊本の地で釣った魚として2匹目であり2魚種目のマゴチのリリースを終えたちょうどその頃。遠く下流の方では、ヘッドライトの灯りが水面で躍動し飛沫を上げる魚体を照らしていた。
“なるほど。やっぱりそこもちゃんと魚が着くのか”
その人たちが浸かる場所は、今回のプラ遠征の下見を重ねる中でマークしていたポイント。このポイントにエントリーする時間の被り方、真っ先にその人たちが向かった下流側のそのエリア。
自分の持つイメージとフィールドで流れる現実とが、少しずつ近づいているのかなと実感した。
川面に映る満月のノイズ。月明かりが1番空高く地上を照らす頃、静かになった川を引き上げそそくさと寝袋に潜り込んだ。
■ 辿り着いたコノシロの群れ
ルアーに引っ掛かったベイトに、これだけ歓喜したことは今までになかった。
SNS上で見るコノシロ付きの大スズキとか、動画で見るランカーサイズのど迫力水面バイトとか、どこか端末画面の向こう側でしか存在を確認出来ないでいたそのコノシロを、ついに自分の手が掴んだ。
後は釣るだけ!なのだが、どうもコノシロにスズキが付いているような気配みたいなものは感じない。もっと派手に水面にドッパーンと出るシーンを想像してしまっていたのだが、やはり現実はそう甘くない。
立ち位置の選択でも大幅に迷いが生じた。コノシロの群れが水面をピチャピチャしているのは、圧倒的に対岸側なのだ。
目の前の流れを見て地形を想像し、潮位が下がった時のことを考慮し、この後の展望を予想する…Googleマップの航空写真も何度となく見返し出した結論は、この立ち位置じゃなかった。
上げ潮のタイミングは対岸に入ってみるも、やはり足がズボズボ埋まる泥底になす術なく護岸から遠投して探る。
干潮潮止まりでもコノシロが群れるエリアの選定はバッチリなのだが、これまた上げが効き出してもスズキに追われるような気配はない。
水中では何かが起こっているのでは?と探ってみるも、コノシロが虚しく引っ掛かってくるのみでタイムリミットを迎えたのだった。
〜あとがき〜
シーバスパーティ2019まで後2週間と迫ったところで、本命のベイトパターンであるコノシロを遂に見つけることが出来ました。
後はこのコノシロに着くであろうシーバスにどうアプローチするか、また、コノシロが河川から抜けることなく大会当日を迎えることが出来るか、といったところが鍵を握るだろうと想像しています。
第5回を数えたこの時点で、シーバスパーティ本番まで残すプラ遠征釣行の予定は、前日入りを含めると3回。
本番までに一本とってコノシロパターン攻略の糸口を見つけておきたいところではあるのですが、どちらかと言えばまだ不安要素の方が大きいと感じていたのでした。
【タックル&ウェア】
[ロッド]ZENAQ PLAISIR ANSWER PA89 Technical Surfer
[リール]SHIMANO 18 STELLA 3000MHG
[メインライン]SUNLINE CAREER HIGH6 1号(16lb.class)
[リーダー]SUNLINE STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 20lb.
[キャップ]1989Luresフラットキャップ(OTTO)
[ゲームベスト]SHIMANO XEFO ショートゲームベスト VF-274L
[ウェーダー]Pazdesign BS BOOTS FOOT WADER V
[小物]Columbiaポーチ,CHUMSエッグ型コインケース
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- 2019年10月24日
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