新たに揃えた釣り道具。ロッドは"ゼナック プレジールアンサーPA89テクニカルサーファー"といい、リールは"シマノ ステラ3000MHG"という。

もはやその性能を改めて語る必要など無く、"行き着くところに辿り着いたんだな"とさえ感じる。

もちろん簡単に手にしたわけでなく、実に多くの品々を手放した。学生時代から揃えた釣り道具や、青春時代の思い出が詰まった物まで含まれる。

それらを全て手放してまでこのふたつの釣り道具を手に入れたかったワケは、ただ欲しかったからという単純な言葉だけでは言い表せない想いを込めたつもりだ。

■何十年後かの大スズキ

　2019年の初フィッシュはセイゴだった。強風と小雨吹き荒れる元日から新規開拓釣行を繰り返し、繰り返したパーフェクトノーバイトの日数は…もはやもう覚えていない。

それだけ魚の姿を全く見ていなかっただけに嬉しい1匹。

去年の春に友人と一度だけ訪れた河川での釣果ということも、僕にとっての新規開拓の中のひとつの結果なので、重ねて嬉しい。

　地形を紐解きベイトの動向を予想する。ルアーを選び、実際にロッドを振りながらその川を知ろうとする。

今手にしているその道具達はとても頼もしく、もうこの先何年、いや何十年と変えなくても良いほど完成度と込められた想いを感じる。

何十年後かに、再びこのセイゴに会う日があるだろうか。

僕は、何十年と使い続け手に馴染んだ今と変わらないタックルを手に。

セイゴは、メーターを超える大スズキへと成長した姿となって。

■新しいフィールドの楽しさ

　2019年のひとつのテーマに掲げた新規開拓が、今とてつもなく楽しい。

航空写真で地形を確認したら様々なイメージを膨らまし、現地で実際に自分の目で見ながらひとつひとつのキーポイントを写真に収める。

自分の年間釣行回数はおそらく100日ほど。

つまり毎回新規ポイントへ足を運べば、100箇所のフィールドを知ることが出来る。

今まで2つの河川に絞り、年間を通して"その川の姿"だけを深く追求する釣りをしてきた。

もちろんその魅力も知っているつもり。

それを捨てて、今年は新しいフィールドに足を運ぶ釣りを楽しもうと思う。

【TACKLE DATA】

ZENAQ/PLAISIR ANSWER PA89 Technical Surfer

SHIMANO/18 STELLA 3000MHG

SUNLINE/CAREER HIGH6 1号(16lb.class)

SUNLINE/STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 16lb.

【WEAR ＆ TOOL DATA】

SHIMANO/XEFO ショートゲームベスト VF-274L

Pazdesign/BS BOOTS FOOT WADER V

ポーチ/Columbia,rbb

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