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シーバスパーティ1週間前のゼロスタート

 10月26・27日に熊本で開催された「シーバスパーティ2019 in YAMATSURI」に参加してきました!

今すぐにでも大会を振り返ったログを書きたい気持ちもあるのですが、大会1週間前から仕事と遠征を交互に繰り返していたので、書きたいことが渋滞中。笑

結果的におこなったプラ遠征釣行は全部で8回。今回のログは、窮地に立たされることとなる第6回目のプラ遠征釣行についてとなります。


■ 立ち塞がる花火大会の車列

 8月から通い始めた本命の河川はこの日、少し肌寒さも感じ始めた秋の夜空を彩る花火大会が開催されていた。

見てみたい気持ちもあったものの、この日も例に漏れず仕事終わりに鹿児島を出発した為、熊本の県境を超えた時には既に20時をまわっていた。

"花火大会があった場所で魚は釣れない"

昔からそんなことを聞くし、魚の気持ちになってみてもわざわざ大きな音と振動で騒がしい場所には近寄らないかなぁと、自分自身もそう思う。

 その為、前もってもうひとつの本命とも言えるポイントでの実釣プランを計画し向かっていたのだが、予想を遥かに超える花火大会の車の列に巻き込まれ、これ以上前に進めなくなってしまった。

目的地までの所要時間を予想しようにも、そこは他県ということもあり検討も付かない。例えどれだけ早くても、日付を大幅に跨ぐことだけは容易に想像がついた。

そこで、道中にある道の駅で仮眠を取り、翌早朝に再出発するというプランに早々に切り替える。

目的地の道の駅に入ってみて驚く。普段はガラガラな夜の時間帯にも関わらず、この日は県外ナンバーがズラリと並びほぼ満車状態。

マズいなぁと思いつつもノロノロと進んでいると、なんとか運良く数台の空いている駐車スペースに車を停めることが出来たのだった。


■ 寝坊する快適シュラフ

 翌朝、僕は寝坊した。早朝にロッドを振るためにそれよりもさらに早く掛けたアラームも、何度も何度も虚しいスヌーズを繰り返すだけだった。

思ったより幾分も、疲労は身体に蓄積されているようで、なんだか頭もボーッとする。

 プラ遠征釣行開始当初である8月の暑苦しかった車中泊も、今となっては朝方はしっかり冷え込み、外気温との差で窓ガラスは全て結露し曇っている。

そんな疲労が蓄積し、頭がボーッとする冷え込む朝でも、自分自身は暖かく心地よい中に包まれていた。

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【車中泊の為に購入したコールマンのシュラフ】

言い訳はしたくないが、疲労よりも寝袋が暖かくて寒い外に出たくなかったのが寝坊の理由かもしれない…苦笑

 完全に日の出を迎えてしまっていたこともあり、目的の河川に着いた頃には立ち位置が水没して何も出来ないことが懸念された。

今出来ることは何か?祭りの後ではあるけれど、まだ比較的近い本命の河川へと、再び進路を変更したのであった。


■ 完全に見失ったコノシロ

 1週間前この河川で大量のコノシロの群れを見つけ、「あとはこのコノシロに着くスズキをどう獲るかだ」っていうところまで来ていたのに…

水面を見渡すと見えた黒い群れの塊も、水面に急降下する鳥たちも確認出来ない。

沈んでいるだけかもしれない、干満の潮位変動が影響しているのかもしれない、そう思い様々なレンジを探るも、一度たりともコツリともしなかった。

もしかしたら潮周りか?この日は小潮。確かに動かない潮回りだけれど、それでも最大潮位は2メートルを超える熊本フィールド。目の前の状況だけ見れば、決して悪いわけじゃないように映る。

「もう一度大潮周りに調査したい」

そう思ったところで、迎える次の大潮はもう本番だ。大会まであと1週間を切っているのだ。

 今までのプラ遠征釣行で1番通った川であり、1番慣れてきた川で1週間前に見つけたコノシロ。いくら花火大会後とはいえ、これだけ抜けてしまうものなのか…いや、他にもっと抜ける理由があるのだろう。

途方に暮れた夕刻時、これから移動しようものなら帰りの下道の距離は250キロを超えるだろう。

 仕事で疲れていようが、なんとしてでも今朝は起きるべきだったんだ。釣りをしに来ているのだから、寝袋に包まって寝てたって魚なんかに出会えるわけがないんだ。

後悔しない為にプラ遠征釣行を重ねているのに、プラを重ねる毎にまた後悔をする。

「今日はもういい。帰ろう」

大会まで残り1週間を切ったところで迎えたゼロスタート。

魚がいないんじゃなくて、自分が魚を見つけれていないだけ。エリア選択の仕方、立ち位置、時間帯、そして捕食のピンスポットの見極め方。

一体どれはクリアしていて、どれが欠けているんだ?

 少し前に友人に吐露したラインの内容が、思い起こされる。

「魚を釣りたいから自分を見失うってより、これまでの行動とこれから出来る行動に自問自答して、ちょっと思い詰めてたわ」

「また、らしくないこと言いますね。笑 とりあえず、一本です!」

自分自身の釣りをするだけなのに、入賞したいという目標に強く向かおうとすればするほど自分の釣りから離れていく気がする。

そんな状況でのこの時のやり取りにどれだけ救われたことか。

それなのに、それなのに再び、目の前の現実と見えない未来を探して自問自答を繰り返す。

沈んだ気持ちと共に帰る道中、途切れて雑音だらけのカーラジオからは、ラグビー日本代表の奮闘が聞こえていた。



【タックル&ウェア】
[ロッド]ZENAQ PLAISIR ANSWER PA89 Technical Surfer
[リール]SHIMANO 18 STELLA 3000MHG
[メインライン]SUNLINE CAREER HIGH6 1号(16lb.class)
[リーダー]SUNLINE STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 20lb.
[キャップ]1989Luresフラットキャップ(OTTO)
[ゲームベスト]SHIMANO XEFO ショートゲームベスト VF-274L
[ウェーダー]Pazdesign BS BOOTS FOOT WADER V
[小物]Columbiaポーチ,CHUMSエッグ型コインケース


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