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私のルアー2017

去年もプライヤー欲しさに「私のルアー2016」を書きましたが、あれから未だにプライヤーをゲット出来ていないので今回も書いてみます!



去年の私のルアー2016記事 → 私のルアー2016



もうここまで来たら意地でもプライヤーは実費で買いません!

こういったキャンペーンや凄腕賞品でもらうか、本日のGoodGame採用などによるフィーモポイント配布でコツコツ貯めて手に入れてやろうと思います。笑



本題のルアーですが、2017年は間違いなくこの子。



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"10Parabellum -イチマルパラベラム-"

ハンドメイドフローティングミノー

サイズ:100mm

ウエイト:約14g(フック無し)

アクション:ウォブンロール



10Parabellumの1作目を作ったのは今からすでに3年以上も前になりますが、スピニングタックルからベイトタックルへと持ち替えた2年半前から去年夏までの間、メインルアーとして投げる機会は実はあまり多くありませんでした。


なぜなら"当時のベイトタックルでは満足のいくキャストが出来なかった"から。


当時のタックルはロッドはシマノのディアルーナB806MLで、リールはシマノの15クラド200HGという組み合わせ。

これで24グラム程あるシンキングペンシルのCorkは気持ちよく投げれたんですが、14グラムのフローティングミノー10Parabellumはというと…


"全然飛ばない上に、キャストしている感覚が薄い"


14グラムって別に軽くもなく重くもなく、MLクラスの一般的なシーバスタックルならストレスなくキャスト出来るウエイトだと自分自身は認識しています。

実際ベイトタックルに変える前のスピニングタックルは、ロッドはシマノのディアルーナS906MLにリールはシマノのエクスセンスci4で、普通に飛ばせていました。


それがベイトタックルにすると全く飛ばない。

なんとか飛ばそうとメカニカルブレーキを調整したり、SVSインフィニティの個数を色々調整したり…

それでもスピニングと同様のキャストフィールは得られませんでした。


途中でロッドはFishmanのRIPLOUT7.8MLに変わりましたがリールはそのまま。

ロッドのウエイト表記は7-30gなので軽いルアーが投げれるかもと思っていたのですが、いざキャストしてみるとそれでもやはり投げ辛さは変わらない。


そういうこともあって、ウエイトの軽いルアーより重いルアーを多用する事になりCorkはどんどん試作を作り実釣を繰り返すが、10Parabellumは橋脚や手前のシャローエリアなどのせいぜい20メートル以内の近距離戦か、打つ手がなくなった時のルアーローテーションのひとつとしてしか使わなくなっていっていたのです。



だけどもちろん信頼していないのか?という事とはまた別の問題で、ここぞというところで使えば釣れたし良い思いもさせてもらったルアー。


サイズアップとウエイトアップしたモデルを製作するかなぁ…どうしようかなぁ…と考えていた辺りで、ある転機が訪れました。



"ダイワ ジリオンSVTWへのリール載せ替え"


去年5月に鹿児島の谷山港でFishmanの試投会があったんですが、その時上宮さんの実機を実際に投げさせて頂き、その他諸々アドバイスを頂いてその日の内に買いに行ったのです。



ジリオンSVTW購入時のログ → Fishman試投会



とにかく、ジリオンSVTWの"軽い力でスムーズに飛ぶ"能力に驚きました。

24グラム程のCorkの最大飛距離自体は特に変わったようには思わないのですが、例えば15クラド200HGで100パーセントの力でキャストした時の飛距離を、ジリオンSVTWなら80〜90パーセントくらいでキャストすれば出せる感じ。


感じと表記したのは実際に飛距離を測ってみたわけではないので明言は避けるという意味もありますが、それよりキャストフィールがこれ程までに違うとは驚きました。


そもそもリプラウトは飛距離を売りにしているロッドではないので最大飛距離に関しての話はここまでにして、じゃあウエイトの軽い10Parabellumでは、キャストはどうだったのか?という事についてですが…



"とてもスムーズ且つ楽にキャスト出来ました"



キャストには最適なロッドが必要と思っていた自分自身の考えが大きく変化した瞬間でした。



確かにロッドはルアーを飛ばす為のエネルギーの元となるので非常に重要だということは言うまでもありませんが、もっと大事なのはそれをサポートするだけの懐(高性能)があるリールなのではないのか?と強く思ったのです。


TWSを採用したシステムだったり34ミリ径のSVスプールだったり、細かい技術がそれぞれに影響して…と考え出せばキリがないのでしょうが、一番は何も考えなくてもストレスなくキャストが出来るという事。


あれだけ苦労していたウエイトの軽いルアーがヒュンヒュン投げれる。

投げれるタックルに合わせてルアーを変化させようとしていたが、もうそんな必要もない。

こらからは好きなルアーを好きなだけ作れると思いました。


ということもありキャストに必要なのは、"そのロッドの性能を最大限引き出してくれる懐のあるリール"だと強く思ったのです。



…と、ここまでの文章を見返してみると、なんだかルアーの話ではなくリールに話が逸れてしまっていますが、ここで本題であるルアーの話に戻します。笑



そういった経緯があり2017年の上半期ではなかなか登場する機会も少なかった10Parabellumが、下半期ではCorkよりも間違いなく多く投げたルアーに変わります。


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どの写真も思い返してみれば、その時のシチュエーションや感じた思いが蘇ってくる。


こうしてログに貼り付ける写真を保存している端末で探していると、釣果写真でなくルアーだけの写真を多く撮っている事に気付きます。



ハンドメイドルアーってほんとに最初は何もないところから始まります。


ただの木材から、姿形を与える。

ウエイトを仕込んで、性格を与える。

色を塗って、容貌を与える。

スイムチェックという、試練を与える。

そして最後に、自分で魚を連れてくる。


だけど自分が手を貸して育ててあげられるのは、4行目の試練を与えるまで。

試練を乗り超えたルアーがたった一本の細いラインに繋がって水中を泳ぎ、魚を連れてくるという実績をもたらした時、"あぁ、自立したんだな"って思うんです。


だって"水中で起こってる本当の事"なんて、水の中で生きていけない人間なんかが分かるわけないでしょ?

たくさん勉強して誰よりも自然の摂理を知っていても、理論的に多くの知識を学んで知っていても、"それ以上の事"はルアーと魚だけが対峙し知っている世界。


多くの大人が成人を迎えた子供を祝福し、それまで子供だとおもっていた新たな大人が歩き出す。

そこに確かな血は繋がっているが、一生を終えるまでに過ごす時間のほとんどは"互いが干渉することのない、互いの知らない世界"がただ流れていく。


なんだかまるで親と子みたいですよね。笑



僕が出来る事は、我が子を育ててあげる事。

そこから先は、我が子のみが知る道であるという事。



"突き詰めれば少し寂しくもあり、それと同時に自分の脳力では想像すら出来ない未来が待ち受けている可能性があるかもしれない"



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そんな事を教えてくれたのが私のルアー2017、ハンドメイドフローティングミノーの"10Parabellum -イチマルパラベラム-"です。










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