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マッチボウ100Fと早春の川バチ

食わない水面ボイルに対し、最終的にメガバスのカッター90で魚から反応を得た前回釣行。
けれど、釣れたセイゴの口の中にバチは見えない。
 
僕自身はバチパターンで使うことが多いけれど、もちろんバチだけではなくベイトパターンにも適応するルアーであることは承知している。
だからこそ、大いに悩む。
 
"本当にバチパターンなのか?"
 
その確信を得るひとつの証拠は、新たな威力を発揮する新入りルアーのおかげで、手にすることが出来たのだった。
 

■ 最後の最後に投げた新入りルアー
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"2月初めに入手した、去年7月のかめや谷山店のシーバスフェスタで情報を得て以来、ずっと気になっていたマッチボウ100F"
 
満潮からの下げの流れが効き始めると、昨日と同じく水面に波紋が広がり始めた。
ゲーム展開としては、言わずもがなバチパターンを意識したルアーから入る。
 
カッター90、ラザミン90、カーム80…その他にもいくつかのルアーを投入するも、カッター90で一度ヒットしたもののバラして以降は全くバイトが取れない状況が続く。
 
満潮から2時間もすれば、少し潜るルアーであれば底を叩いてしまうほど水はなくなってしまうポイント。
だから早めに答えを出したかったのに、気付けばカッター90をノーリトリーブで流そうものなら、底を転がるゴツゴツとした感触がラインから伝わってくる水位になってしまっていた。
 
もうシンキングのルアーは投げれないな…必然的に、根掛かりのリスクが減るフローティングルアーを選択する。
けれど、何度も投入したラザミン90ではバイトが取れない。
ベイトパターンで絶大な信頼を委ねているルアーだけに心苦しいが、今はやはり違うのだろう。
 
そこでチョイスしたルアーは、2月に新入りを果たしたルアー"マッチボウ100F"だった。
カラーはライムチャートバチを選択。

立ち位置的にダウン方向にしか流せないが、ダウンクロスにキャストしたらラインスラッグを取り、ノーリトリーブで"泳がせずにただ流す"ことだけを意識して明暗の暗い側に送り込んでいくと…

「バシャ!」
 
暗がりで見えないが、橋の下から明らかな水飛沫の音と僅かな感触が手元に伝わってきたが、確かな手応えまでは得るに至らない。
 
それよりまず思うのが、"いやいや、もう散々他のルアーで攻めた後だぞ?"ということ。
もう一度、同じラインを同じようなノーリトリーブで送り込んでみる。
 
暗い側に少し入って、出るならココ…そう思った次の瞬間、一投前と同じ音とともに今度は確かな感触がロッドティップを捉えた。
 
「バシャバシャバシャ!」
 
けれど、何度目かのエラ洗いと共に残念ながらフックアウト。
だがフックアウトを悔しがるより先に、思うことはただひとつ。
 
"なんだこのルアーは?"だった。
 
■ MATCHBOW100F/Pazdesignでのファーストフィッシュ
流石に盛大にバラした後だからバイトは出ないだろうと思いきや、しっかり着水点を変えトレースコースを刻んでいくとコンスタントにバイトが出る。
水面に出るボイルがなくなった時間帯だっただけに、バシャ!と水面に小さな飛沫があがる度にこっちも「うわっ!」とか、「えぇ~!」とか声も出る。

そしてこれがまた驚くほどにフックアップしない!笑
なんで?パズのルアーには信頼のがまかつフックが標準装備されていることが多いのに、このマッチボウ100Fだけはがまじゃないから?なんて思ったりしたけれど、そうこうしてたらライムチャートバチではバイトが出なくなってしまった。
 
ここであと一つだけ持っている別のカラー、マットピンクにチェンジ。
すると面白いことに、今まで散々通したコースで見事に一発目からバイトが出る。
そして、今度は一発で乗った!
 
水面に割って出る引きで可愛いサイズであることはすぐにわかったが、そんなことより今度こそバラさずにキャッチまで持ち込みたい。
緊張のネットランディングを成功させると、小さなガッツポーズが自然とこぼれた。
 
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"これで取りたい!って思っていたルアーでキャッチした嬉しい一匹。ルアーは文中にもある通り、パズデザイン・マッチボウ100Fマットピンク"
 
去年実績をあげたバチパターン用ルアー達がことごとく無反応に終わる中、最後の最後で投げたルアーがコンスタントにバイトを出すこの結果に驚く。
にわかには信じがたいハマり具合だ。
 
その理由みたいなものはまだ使い始めたばかりだから、何一つ確信めいたことも特筆すべき点も挙げられないのだが、そのバイトの出方はまさに快感以外の何物でもなかったと言える。
 
もっと早くの段階で使っておけば…なんて反省点もありつつ、さぁこれから!と思った時にはもう、釣りが成り立たない水深を迎えてしまっていた。
 
■ 2020年バチ抜けは、河川中流域の早春の川バチで開幕!
前回釣行に抱いた最後の疑問を確かめる意味もあった今回の釣行。
テーマは冒頭に述べた通り、"本当にバチパターンなのか?"だったのだが…
 
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"納竿間際、マッチボウ100Fのスナップにくっ付いてきたのは、紛れもなくバチだった!"
 
ルアーチェンジをしようとスナップを触った瞬間、"ヌルっ"ときたので一瞬身体が凍り付く。笑
でも次の瞬間には、ひとつの答えにたどり着いたことに一言では言い表せない満足感に満たされる。
 
実はこの場所は、去年初めて自分の足でバチを確認していたポイントだった。
今までバチ抜けで実績を上げていたのは相棒から教えてもらった海だったので、河川中流域にあたるこの新しいポイントでバチ抜けシーバスをキャッチした意味は大きい。
 
川バチって呼んでも良いだろうか?
まだ去年の海の実績ポイントではしっかりとしたバチ抜けは始まっていないから、早春の川バチと呼んで良いだろうか?
 
それで良いとするならば、"2020年バチ抜けは、河川中流域の早春の川バチで開幕!"とさせてもらおうと思う。
 


帰りがけ、地元神奈川県に住居を移すことを決意し、車での帰郷旅の最中である相棒にラインを入れる。
 
「やりましたねぇ。これぞ鱸釣りですぞ!」
 
相棒からたくさん見せてもらった鱸釣りの最たる魅力であるこの開拓心を、腐らず大事にしていきたいと改めて思ったのだった。
 
 
【タックル&ウェア】
[ロッド]ZENAQ PLAISIR ANSWER PA89 -Technical Surfer-
[リール]SHIMANO 18 STELLA 3000MHG
[メインライン]SUNLINE CAREER HIGH6 0.8号(12lb.class)
[リーダー]SUNLINE STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 16lb.
[キャップ]1989Luresフラットキャップ(OTTO)
[バッグ]SHIMANO XEFO・タフウエストバック
[ライフジャケット]DAIWA 膨張式ライフジャケット(腰巻きタイプ)
 
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