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【離島出張旅】与論島のカスミアジ

普段、鹿児島本土にいる時よりも釣りに出る日々を与論島で過ごせました。


仕事での来島ですが台風で延泊が決まった2日間は休日扱いと会社から通達が来たので、思う存分"やりたいことができる"2日間となったわけです。


とはいえ台風直撃の1日目は大人しく宿篭り。

台風が過ぎ去った2日目にガッツリ釣りをしようと思いましたが、お世話になっている連泊宿に空きがなく移動。


その移動した宿がこれまたリゾート感のあるコテージで、もう気分は完全にバカンスに。笑



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部屋も綺麗、シャワーはガラス張り、素泊まりでしたがなかなかオススメな宿です。




さて、ここからは本題の釣行記。


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この日の早朝も朝出を拝みながら釣りを開始。

宿のお兄ちゃんのアドバイスや気象情報アプリで確認した風向きを考慮し、グーグルマップで確認していたブレイクライン沿いに向かってフォローの風を見方に付けて大遠投キャストを繰り返します。



与論初日から投げ続けている頂いたハンドメイドシンキングペンシル"Thumb pen"をノーマルリトリーブで表層を泳がせていると、鮮やかなブルーを纏った2匹の魚が激しく追尾してきました。


一度目にすると忘れられないスカイブルーの魚体…カスミアジ。



ノーマルリトリーブで食い切らない様子を見て次のキャストはファーストリトリーブにしてみます。


海面を若干スキッピングする程のリトリーブスピード。

時折水面に入ってテールを振るThumb penが完全に目視できる距離に入ってきた時、そこにはやはり追尾してくるカスミアジの姿がありました。



これは食うかも?そう心に思った次の瞬間、水面が割れました。



今年に入って3度目のカスミアジとのファイト。


一度目はベイトタックルで掛け、ヒットからものの数秒でなす術なくラインブレイクしてしまったトカラ列島中之島のカスミアジ。


二度目は同じくベイトタックルで掛けるも、ルアーを咥えていただけだったのかファーストランの途中でフックアウトし、のされたロッドを岸壁の縁にヒットさせ傷を残していったトカラ列島宝島のカスミアジ。


そして三度目となる今回の与論島のカスミアジとのファイトはというと、ヒットからのファーストランは5メートル程ラインを引き出されましたが、しっかりロッド全体と身体全体で受け止めることが出来ました。


手で引き出せない強さに設定したドラグが、ロッドがフルベンドした時だけジリジリとだけ出る状況。


ただ相変わらず凶暴でスピーディな引きは、普段シーバスしかしていない自分にとっては有り得ないピッチでロッドをフルベンドさせます。



"ファーストランを止めることが出来た"



初めて止めたカスミアジのファーストラン。

これはイケる、そう思った次のランでやつは大きく左に旋回を始め、迷うことなくテトラに向かっていきました。


まだ今の元気な状態でテトラに近付かれるのは100パーセントまずい、自身も左へテトラを移動しますがやつのスピードなんかに付いていけるはずもなく、すぐに根ズレの感触が手に伝わってきました。


ラインの角度的に完全にテトラの奥深くに突っ込んでしまっているのを見て、ひとすじの望みを掛けベールをフリーにしたのですが…


こちらがテンションを掛ける前に、PEラインが宙にフワリと舞い上がりました。


…無念のラインブレイク。



魚に申し訳なく、頂いたハンドメイドルアー"Thumb pen"もロストしてしまう失態。


初めてカスミアジの力を知った時、今持ち合わせているタックルでどうすれば獲れるのか何度もイメージを重ね、ラインシステム、タックルバランス的にも"ある一定のサイズならば獲れる"と思って望み、得たワンチャンス。


でもそんな予想を簡単に超えてくる魚の動き、力強さ。


テトラがなければ…そう思ってももうすでに遅く、テトラを立ち位置に選んだ自身の判断がすべてだと思います。



カスミアジ…獲れる日が来るかな?

いや、次掛けたら絶対に獲らなければ。


その為の敗北はもう十分です。


脳裏にあった"とある"やるべきことが確信に変わったのが、三度目の敗北から学んだ収穫です。




昼を挟み、島の北側の海岸線を散策しながら良さげなポイントはロッドを出します。


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今回かなり宿の方と釣りの話をしたのですが、5〜6月あたりの一年で一番大きく潮が引く日に、この島の周囲を囲むリーフの切れ目まで立ち込み釣りをするそうです。


「次来るときは是非その時来てください、一緒に立ち込みましょう」


そう言って頂けたことがとても嬉しく、仕事以外での次の来島の目的が出来ました。



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とりあえずロッドを出せば7割くらいの確率で魚のチェイスがあったり、ヨロンバラクーダ(初めて見る巨大サイズのただのダツ。笑)のバイトやチェイスがあったりするので飽きずに釣りができます。


あとはそのチェイスをヒットまで持ち込む為に足りないものは一体何なのか知りたいのですが、答えは出ぬままいよいよ夕刻に近付いてきます。



そろそろ最後のポイントか…気付けば島を半周して、何日か前に島の南側をグルリと回って調査した海岸の横まで辿り着いていました。


これで6日間の与論滞在で島を一周したことになり、出せるポイントではすべてロッドを出したことになります。



背から受ける日差しが露出していたふくらはぎの裏をヒリヒリさせ、見ると赤く日焼けをしています。


日焼け防止でフェイスマスクしているのに足を露出したら意味ないよな、なんて思いつつこの堤防を最後と決めてスナップの先に繋いだのは僕が作ったハンドメイドミノー"10Parabellum"。



点在する根、足元をキッチリ泳がすとチョロっとルアーを覗きに来る魚たち、相変わらずチェイスだけはしてくるロウニンアジ系。

このロウニンアジ系が、ルアーを食べるんじゃなくて魚体の側面をルアーに当てながらチェイスしてくるのは何なんでしょうか?

ルアーにちょっかい出してジャレてるんでしょうかね。笑



腕に疲労がたまりジャークもキツくなってきてリトリーブ中心の釣りに変えると、根から少し離れたコースを通った10Parabellumにグンっと衝撃が伝わりました。


すかさずアワセを入れ、朝の教訓を生かしドラグは一切出さずハンドルを巻くことに専念し見えた魚体は…



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与論初日にウェルカムフィッシュとして登場してくれた、ムネアカクチビでした!


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サイズは幾分小ぶりになりましたが、与論最終日に再び相手をしてくれたことがとても嬉しく、地面に一瞬でも触れないように空中で素早く写真だけ撮影してリリース。


元気に与論の海へと帰っていってくれました。




ムネアカクチビに始まり、ムネアカクチビで幕を閉じた僕の与論出張旅遠征記。


このどこまでも青い海にまたひとつ宿題をもらって、仕事じゃなくプライベート釣行としても来島する目的が生まれました。


終わってみれば当初4日間の滞在予定でしたが、台風10号が沖縄に上陸した影響で6日間与論に滞在することになりました。


なんて贅沢な日々だったのだろう、自分でもそう思います。


いつまでも味わっていたい気もするけれど、夏の与論出張旅はこれにて終了。


お世話になった宿の方々、そして与論の海、一夏の思い出をどこまでも続く青い海より深く感謝します。


ありがとう。




さて、まるで旅が終わるような締めですが、次の目的地"徳之島"へと向け乗り込んだフェリーにて、ログを書いています。


本来なら沖永良部島に渡る予定でしたが、台風の影響で今回の工程で飛ばせざるを得ない状況になってしまったので、徳之島へ向かいます。


今回の夏の釣りにおいては、沖永良部島が本命でもあったのでそこは残念ですが、徳之島では一体どんな"釣りの景色"が待っているのか楽しみです。


いつもベロベロに呑んだくれてしまう徳之島なので…苦笑

今回はお酒はほどほどに、早寝早起きで健康的に釣りをしようと思っています!笑




【tackle data】

Rod:Golden Mean OUTRANGE ORS-90ML

Reel:DAIWA 18CALDIA LT4000-CXH

Line:SUNLINE CAREER HIGH6 1号(16lb.class)

Leader: SUNLINE STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 20lb. &CUT IN 30lb.

Hook:Gamakatsu SPMH

Lure:10Parabellum,Thumb pen…etc.


【wear & tool data】

Cap:Pazdesign フラットバイザーIII

EYE WEAR:DANG SHADES LOCO

Life jacket:Daiwa 膨張式ライフベスト 腰巻タイプ

Fish grip:STUDIO OCEAN MARK OG2100Newbie M/Go

Camera:Nikon COOLPIX A900


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〜いちきゅうはちきゅうるあーず〜1989Lures: 10Parabellum-パラベラム-


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