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【遠征釣行】喜界島で過ごす令和元年ゴールデンウィーク

 2019年5月1日。平成から令和へと年号が変わったその時、僕は両親の故郷喜界島で長期休暇を過ごしていました。

遠征と言っても、喜界島に住む親戚に子供たちを見せに行く家族旅行を兼ねた帰省、といった感じです。

日程は、船中泊を含めると6泊7日。

もう2ヶ月以上経ってしまったけれど、今回はゴールデンウィーク喜界島遠征の記録です。



■ スプーンに魅せられて


 準備の段階からすでにスタートフィッシングなのが遠征の楽しいところ。

"スプーンを使った離島でのライトゲーム"というテーマで望むと決めた今回の遠征用に、アイジェットリンクのスプーンをいくつか準備しました。


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【どれも綺麗な i Jet Link のスプーン達】


 僕自身スプーンを最後に使った記憶は、岡山県に住んでいた小学校低学年以来。

スプーン初心者同然なので、どんなアクションやウエイトが良いのか等、イメージだけで揃えてみました。


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【自作シングルフックをこしらえる】


 スプーンが揃ったら、それに合わせてシングルフックを自作していきます。

ショアジギング用やミノーイング用の自作シングルフック製作は大学生の頃よりおこなってはいますが、スプーン用となるとこれまた初めてのこと。


狙うターゲットの口のサイズ、スプーンのアクションを邪魔しないサイズ…ひとつずつのスプーンに針を合わせアシストラインの長さを微調整し、様々なサイズのフックを寝る前にひたすら作る日々を過ごし、出発当日を迎えたのです。


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【使用した針の一例 伊勢尼12〜14号】


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【アシストラインは、ガリスシーハンター8号】



■ 反応を見せる南の魚たち


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【小粒でヘビーウエイトなスプルトとZENAQ-PA89-】


  南の離島といえば、GTやカスミアジ、イソマグロや巨体アオリイカなどが一般的にルアーマンからは知られているでしょうか?

そんな中、今回のターゲットとして的を絞ったのはショアからのクロダイやメッキ。

喜界島はサンゴが隆起して出来た島なので山という山はないのですが(標高たった200メートル!)、規模は小さくても川の流れが形成されているエリアに的を絞ってポイント開拓していきます。


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【喜界島にある小規模な川】


 気配を殺しながら川をのぞいてみると最大60センチほどはあろうかというアジ科の魚が群れで泳いでいて、さっそくスプーンを投入しますが無反応どころか逃げていく始末。

朝マズメの貴重な時間なので反応しない魚に深追いはせず、フレッシュなストラクチャー周りを淡々とキャストしていきます。


しばらくすると反応しない群れから何匹かは興味を示してスプーンを追尾してくることに気付き、その魚達にはカラーを変えたりスプーンの種類を変えたりするのですが…やはり口先数十センチで見切られてしまいます。


"見える魚は釣れない"なんてよく言いますが、狙いを変えて"流れを釣る釣り"にシフトすると、この日待望のヒット!

喜びもつかの間、ヒットしたのがダツだとわかると…頼むから切れないで頼む!と心から祈るんだから釣り人って現金なもので。笑

運良くバレてくれましたが、歯の鋭いダツから買ったばかりのスプーンが奪われず安堵しました。


 さて、この後の釣りの展開を書こうにも…何を隠そう魚の反応は時々あれどヒットには至らず、おまけに6泊7日の日程で釣りをしたのはまさかの2日間の朝マズメのみの実質3時間程度という結末に。笑


釣り人ならば発狂ものですが、今回は家族旅行を第一とした喜界島帰省(遠征釣行←もはや遠征釣行と呼ぶのも恥ずかしい。笑)なので、これはこれで良いということにします。

いや、そうしないと釣り人の単純脳は何にも報われなくなってしまうので、そう決めたのでした。笑



■ ウキフカセ釣りでのブダイ


 自身の釣行を終えて朝ごはんを食べている子供達の元へと戻ると、みんな口を揃えて「釣りに行く!」と言う。

ならば!と、僕が釣り好きとなるきっかけをくれた父と伯父と共に、子供たちをメインとした釣りに出ることになりました。


これが大成功で、初めこそ強風と慣れないウキフカセ釣りに苦戦したものの、娘も息子も妻までも(笑)バンバン釣り上げ、その度に歓喜の笑みがこぼれるのを、日陰で一歳半の娘を子守しながら眺めていました。


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【ブルーの斑点がとても美しいアオノメハタ】


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【南国系のこいつらは、平たい魚体なのでとにかくよく引く!(美味しくはない。笑)】


 子供たちがメインなのに本気になってウキを見つめる父と伯父の姿に、生まれた時から実家にあるメーターを軽く超えるアラの魚拓が脳裏に浮かぶ。

その釣り人は、今目の前にいる父とサポートに回った伯父の2人。

僕が越せない、いや越そうとも思っていない父のショアからの偉大な夢魚の記録。


 ゴールデンウィークの暑さにバテた妻が休憩がてら戻ってきたので娘を託し、自分も夢中になってウキを見つめていると僅かに触れる伯父の自作ウキ。

自分の釣りの原点である、喜界島でのウキフカセ釣りを楽しむことが出来ました。


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【ウキフカセでは良く釣れるブダイも、引きの強さはなかなかのもの!】



■ 喜界島で流れる時間


 終わってみれば釣りはほとんどせず、家族みんなで島を一周したりご飯を食べに行ったり、観光スポットに寄ってみてはBBQしたり海水浴をし、いっぱい夜ご飯を食べたらしっかり寝る…でもこの時間って、ここ最近体感したことがないほどに充実した時間に感じました。


小学生となった娘はバスケを初め、年長の息子もサッカーをはじめ、自分は朝昼晩不規則な仕事に就き、家族が丸々揃うといったまとまった時間は早くもなくなってきていたんですよね。


妻も仕事に復帰しようかと考えていた最中に得たこの時間は、今後の日常においてもとても大切な思い出として僕の記憶に残りました。


願わくは、子供たちの思い出にこの喜界島で過ごした時間が刻まれていれば。


本当はまだまだ書き足りないのですが、その分自分の心にとどめてこの辺で。




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【サトウキビ畑の一本道:喜界島】




【TACKLE DATA】

ZENAQ/PLAISIR ANSWER PA89 Technical Surfer

SHIMANO/18 STELLA 3000MHG

SUNLINE/CAREER HIGH6 1号(16lb.class)

SUNLINE/STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 16lb.


【WEAR & TOOL DATA】

Cap/1989Luresオリジナル(OTTO)

Life jacket/DAIWA 膨張式ライフジャケット(腰巻きタイプ)

Bag/LAMSESヒップバッグ


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