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モウハルかよ

月曜日から土曜日まで文字通り朝から晩まで働いた、久しぶりに"キツい"と感じた1週間だった。


休みの日曜日は朝から子ども3人の子守をし、これまた久しぶりに作るミルクは作り方を忘れてる自分に呆れつつ、子どもが寝付いた隙に贈るハンドメイドルアーの塗装を一気に仕上げる。


だけど無理が祟ったのか、夕方は重度の花粉症と疲労のダブルパンチで、気付けば居間でうつ伏せで堕ちていた。



妻が買い物から帰ってきて台所で夕飯の支度をしている音と、子ども達がオモチャで遊んでいる声に混じってサザエさんの声が聞こえて起きると、新生児を卒業したばかりの3人目の子どもを風呂に入れ、食卓に用意されたばかりのご飯を掻き込み、自分の食器を片付けている間に3杯目のご飯のお代わりをする息子を横目に玄関の戸を開け、車のハンドルは高速のインターへ向けた。




いつしかそうやって釣りへ出ると、毎回同じ事を思うようになった。



夜、仕事で家にいない親父。


夜、休みの日は釣りで家にいない親父。



「どうせ、また釣りでしょ?いってらっしゃーい」


と、そっけなく軽々しく言い放つのは今や妻ではなく、今年の春に小学生になる長女である。



…それでもダメな親父は釣りに出る。


いや、願ってでも今日だけは行かせてくれと思っていた。


子供の出産前後は釣りは自粛していたので、1月に生まれてからでいうとこれで2回目の釣行。


待ちに待った"釣りに行ける日"なのだ。




日没から2時間後、大潮の満潮まであと1時間といういつものちっちゃな川は、まとまった雨の影響が予想通りの濁りを生んでいた。



先発はフローティングミノーの"10Parabellum-イチマルパラベラム-"


フックは今まで絶大な信頼を寄せてきたトレブルフック"がまかつ SPMH#4"から、自作したシングルフックに付け替えた。


夏の、中上流域で狙う川スズキの為でもあり、その向こう側の次なるターゲットを見据えての行動だ。


詳しいことは結果が出始めてから書こうと思う。




扇状にキャストし探っていくこと数投目。


目の前の馬の背状になった浅瀬で"ゴッ"と衝撃が伝わり、巻いている手が止まった。


開始早々根掛かりは少し面倒だなぁと、すぐにコンコンとティップを煽るが外れない。


すると間髪入れず、ゴンゴンという衝撃が伝わる…



……あれ?もしかして魚?



半信半疑でアワセを入れると、水中で首振る銀色の魚体が見えた!


慌てて追いアワセを一発入れて、だいぶ至近距離でファイト開始!


ってところで、早々にフックアウト。



…あぁぁぁ……



通い慣れた河川でそこが浅いとわかっていたから、完全に根掛かりと思っちゃった。笑


魚が食ったのに、"フックを自ら外しに掛かった"自分の負けである。



その後はバラシが悔やまれる程アタリも遠のき、数投してはルアーチェンジを行い岸際をウロウロする時間だけが過ぎていった。




途中面白いシーンに遭遇。


足元の岸際にハクの群れがまとまっているエリアがあったのだが、そこでスズキの捕食シーンを2回見る事が出来た。


ハクの群れは流れに逆らって泳いでいるのでそのエリアから移動しないのだが、スズキは横向きでホバリングをしながら上流からの流れに乗って下ってくる。


そして、ハクの群れが鼻面に来た時に一瞬で大きな口を開けて吸い込み捕食していた。


流れてくる魚を待つのではなく、自ら流れて魚を捕食しに行くパターンもあるのか!と。


これを見れただけでも成果はあったかな。



時が来れば対岸に入ろうと思っていたけれど、後から来たアングラーがそこへ入ったので上がることにした。




帰り掛けにもう一つ、3年前に稚鮎パターンで通っていた別の河川へいって少し様子を見てみる。


河口側から車で上がっていったが雨後の大潮で気温も暖かい影響からか、どの橋にもアングラーの姿が見えた。


幸い目星を付けていた橋脚の対岸には人が入っておらず、そこに入れてもらう。



ハッキリ出る明暗にスズキがしっかり着くようなポイント。


だがその分、スレていてルアーへの反応も良くはないポイント。



川幅があるので飛距離の稼げるCorkを明るい側へキャストし、明暗部分でS字を描かせ時折暗部へ流し込む。


一度だけ全然関係ないところでバシュッとライズが出たが、ルアーへの反応はなく30分程で上がることにした。




終わってみればハクが群れていることから川はすっかり春の始まりを告げているというのに、自分の釣果はまるで雪が溶け春が近付いているのに気付かず冬眠を続ける動物のように静かなままで、未だ2018年のスズキの顔は拝めていない。



"もう春だというのに"



日付が変わる時間帯の海岸沿いを、音楽を流しながらひた走る。


今日のバラシは勿体無かったなぁとか、久しぶりに行った河川はやっぱり明暗に何かいたなぁとか、振り返りながらひた走る。



しばらく釣りに行けてない期間を埋めるような、フィールドに通い続けていた頃に感じていた"自分の時間"が流れる。



なんだかそれに、少しホッとした。


しばらく釣りから離れていると気持ちはどこかへ浮いたまま時だけが過ぎて、まるで自分の存在が薄くなっていくような気分になっていたから。




またスズキと向き合ってフィールドに通い続ける日々が、もうすぐそこまでやってきてるのかもしれない。


自分の意思とはまた別のところで、思いもしない何かに導かれるように。



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【使用したルアーラインナップ】



【tackle data】

Rod:Fishman Beams RIPLOUT 7.8ML

Reel:DAIWA ZILLION SVTW 1016SV-SHL

Line:SUNLINE CAREER HIGH6 1.7号(30lb.)

Leader:YAMATOYO FAMELL FLUORO SHOCK LEADER 22lb.

Lure:10Parabellum,Cork,13Monster leg…all handmade lures

BlueBlue ナレージ50,シャルダス14


【wear & tool data】

Life jacket:Shimano XEFO ショートゲームベスト VF-274L

Wader:REALMETHOD チェストハイウェーダー ピンフェルト TG-2904

Fish grip:STUDIO OCEAN MARK OG2100Newbie M/Go

camera:Nikon COOLPIX A900




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