10/22  ヒラスズキ

10/22土曜日2:00~、いつもの地磯へuさんと出かけて来た。




11:30くらい、少し早めだが釣具の用意をして出かける準備をする。

ママ 『なに、また釣り行くの?』

私 『はい、またuさんが誘うんです、しょうがないのでちょっとだけ行って来ようかと思います。』

ママ 『明日××君の就職祝いだよ、寝ないで大丈夫なの?』

私 『わかってます、大丈夫、帰ってから寝ないで用意いたします。』

ママ 『はいはい、じゃあ気をつけてね』

私 『はい、出来るだけ早めに帰ってまいります。』

ママ 『いいよいつもどおりで、uさんと一緒なんでしょ、ある程度やっとくから。』

私 『ママありがとう、いつも感謝しているよ、では行ってまいります。』           (チュゥ、モミモミ)





本日の予報は波っ気が微妙だったのでエギングタックルとヒラスズキタックルを用意して現場にむかった。





1:30くらいである、uさんから電話が来た。


uさん『おはようございます、HAMAKENさんもうつきました? ぼく今出たところなんですけど』

私 『おはようございます、もう少しで駐車場です』

uさん 『どうですかね、波あります?』

私 『風は少しあるのですけどどうかな~、先に入ってみて電話しますよ、状況よければヒラでだめなら場所移動してイカやりましょう。』

uさん 『はーい』





今回も面白おかしくお伝えしたいのだが、毎回毎回そう都合よく面白ハプニングは起きないので今回はすこしまじめに釣りの状況を書いてみようと思う。





2:00位、用意を済ませて磯へ入ると月明かりがありライトを使用しなくても結構状況が見える。


よく入るポイントに向かうとなんと理想的な荒れ具合でもりもりサラシがあり、少し離れた入り江の奥にはナミノハナがピチャピチャとはねている。

ム、これは本日はいただいたも同然だ、uさんに至急連絡だ。



私 『プルルルル、uさん、現場つきました。今日理想的な状況です、ヒラやりましょう。』

uさん『ベイトいるんですか?』

私 『ナミノハナだけどピチャピチャしてますよ』

uさん『了解~、すぐ行きます』




タックル準備して4~5投したころ後ろから声がした。




uさん『お疲れ様です、どうっすか?』

私『めちゃめちゃ雰囲気あるんですけどね、ちょうど潮どまりだしあげっぱなからですかね』

uさん『たしかに雰囲気ムンムンですね、これは釣れなきゃ腕のせいだな。』




お互い数回ためし投げして波の入り方と風を確認してからしばらくお話タイムである。




私は深夜の磯場からの景色が非常に好きだ。

今晩は程よい荒れ具合の磯の景色を月明かりが照らし、沖の根や磯際で砕けた波はきらきらとひかり舞い落ちて、タイドプールは月光を反射して金色に光っている、 とても綺麗だ。




3:30くらいから潮が動き出したので持ち場に着きキャストし始める。



まずは表層、小さめのシャローランナーからスタート → ルアーサイズを上げる → レンジを下げていくって感じでカラーも含めとっかえひっかえ投げるがなぜだかバコーンとかガショーンとかガガガン、ジリリリーとかがない。




4:00ぐらい、sさんにLINEしてみる。




私 『おはようございます、今日はどちらに入ってんですか? 此方は××××ですがめちゃめちゃ雰囲気いいですよ。』

sさん 『今日は、××でアオリ狙っています』




..... なかなか思うように魚がでないのでsさんに参上して頂いて、こっそり釣り方を教えてもらおうと思った私の思惑は見事に外れてしまった。




しばらくすると遠くから煌々とライトを照らしながらルアーマンが近づいてきた、少し遠くから人の配置を確認した彼はuさんのほうへ向かった。


かれは近づいてきてもライトを消す事もなく、なんなら海面をばっちりてらして波の状況を見てからuさんに声をかけていた。

少し離れた場所からそちらの様子を伺っていたのだが彼はuさんと少し会話したあと離れて行った。


しばらくして休憩中にuさんに聞いてみた


私『あの人知り合いですか?』

uさん『いやいや、ぜんぜん知り合いじゃないっすよ、あの状況で右はいっていいですかって聞いてきたんでお断りしました』

私 『あのスペースで入ろうってのはありえないですね』




しかし常識がないのにも困ったものである、uさんはすこし童顔でやさしそうな印象の方なのできっと大丈夫と思ったのだろうか。




前回も申し上げたが私は心が広いのでライトで海面をてらされてポイントを台無しにされたぐらいでは 『こいつ頭おかしいんじゃねえの、俺のとこ来たらギャフかけてやるのに』 なんてことはまったく思いはしないのであった。




5時半くらいである、ルアーのボリューム上げてレンジ下げてでやっとヒット、ロウディ130F(ハゲハゲメッキ、ほぼスケルトン、マッキーピンクベリー)で48cm位。

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1本目をあげて少しほっとしたのでuさんに声かけてポジションを交換する。


ポジション交換して3投目近くの根際で 『ガシガシ、グングングン』 2本目 50cm位、どうしたロウディ、いままでこんなにがんばった事はないではないか。




タイドプールのストリンガーに魚を繋ぎに行くとuさんが見ていた。


uさん 『なにー、やばいっす、ちょー悔しい。』

私 『いやいや、偶然ですよ、たまたま、ほらね...』




その後しばらくuさんの脇で話しながらuさんの釣りを見ていた。




uさん『もうぶっ飛びくんなげようかな、なんか投げるのなくなってきた』

私 『ぶっ飛びくんよりバイブのがいいんじゃないですか?』

uさん『そうだ、ナレージなげよ』




それからすぐである、『ガン、グイグイ』uさんの竿が曲がる。



uさん『よっしゃー、うりゃあー、ぐるぐる』



その瞬間、お魚さんがバーン、バシャバシャ、なんとuさんのナレージはぽーんと宙を舞ってノーテンションで帰ってきた。


uさんがっくりである、私は心の中で『uさん、今はバラすタイミングではない、まったく笑えないぞ』って思っていた。




まあでもまだ魚がいるのがわかったので気を取り直して投げる、するとまたすぐに『キタ-、うりゃー』uさんの声が聞こえて振り向くとuさんが竿をねかせて後ろへダッシュしてきた。


どうも相手のお魚のほうがまき速度よりはやくてラインテンションが保てなかったようで後ろに下がって対応したらしい。


そこからランディングまでのuさんの動きは半端じゃない素早さで、谷間を飛び超え、岩を飛び降り、ずり上げた獲物を捕獲する様はまるでましらの様であった。

本人曰く『あの時はゾーンに入ってましたからね、エラ洗いのときもスローモーションで見えてました。』っておっしゃってました、さすがはスポーツ万能 uさんである。



uさんも無事1本50cm捕獲でひと段落かなって思ってなんとなくバイブに変更しての2投目 『ガン、グイグイ』 3本目 50cm位 初登板のモアザンソルトバイブ(ブルピン?)※そのあと根がかってなくしたので何色か分からなくなった。


その後少し投げたが3本で満足だったので写真とろうとタイドプールへ向かうとuさんのストリンガーの紐が見えない。



私 『uさん、ちょっとこっち来て、ストリンガーないですよ』

uさん 『ありゃ~、流されたか... ちょっと怪しいと思ってたんですよね』

私 『あ、あれあれ、あそこに沈んでるのuさんのストリンガーじゃないですか?』

uさん 『あ、そうだ、よかった』




uさんがストリンガーを拾おうとしてタイドプールの淵に下りたときである、外側の壁面を乗り越えた大波がuさんを飲み込んだ。

ザバザバ-、結構な波をくらったuさんがタイドプールの淵に浮かんでいた、全身びしょぬれで散々である。


その後は何もなく7:00すぎに片付けをして磯場から撤収した、今回の釣行は2人ともお魚がつれたので上出来である。

よくできました、花マルだ。


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今晩は親しくお付き合いしている家族の長男がなかなか良い料理屋への就職が決まったから我が家でホームパーティの予定だったのでお魚を持ち帰る事ができて非常に幸運であった。

これでさぞかし私の株も上がる事であろう、○○パパすごーい、このお魚ちょうおいしいね。


HAMAKEN株 急上昇中、本日ストップ高か。


持ち帰ったヒラスズキはおいしくいただきました。

本日の平鱸は焼霜造りにした、お祝い事なのでいつものように切って盛るだけではなく、ちょびっとだけ頑張って荒波の中の平鱸をイメージして盛り付けてみた。


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おしまい。

 


ロッド : YAMAGA Blanks Ballistick HIRA 107MH TZ/NANO
リール : DAIWA 13 CERTATE 3012H
ライン : YGK G-soul X8 UPGRADE #1.5
リーダー : Joinar Bosment 5号






 

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