検索

:

プロフィール

イチコロ

大阪府

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

アーカイブ

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:135
  • 昨日のアクセス:137
  • 総アクセス数:170910

QRコード

よく飛ぶルアーって!!

よく飛ぶルアーって!!

最近のルアーは高性能で
ネットなんかに「80メートル100メートルよく飛びます」なんて
書かれています。
でも「ホンマかいな」と思うこともたまにあります。

それで、まけないように「フルボッコ」の高性能サイズアップを作りました。
以前から、「もう少し大きいのはないのか」と言われ続け
「つくらなあかんなー」と思いつつも、なかなかとりかかれませんでした。
ようやく、材料と製作手法の目途がたち、プロトが完成です。

サイズは、90mm22g

製作に当たり心がけたことは、とにかく飛距離がでること。

しかし、飛距離をだすにはどのようにしたらいいのか。
サイズが決まっているなら、重くすればいいだけとはならない。
サイズと重さが決まった中で飛距離をだすには、空気抵抗という
ややこしい問題が発生します。

それは、空気抵抗=Cd値×空気の密度×前面投影面積×速度の2乗
なんて、「車の設計でもするのか」ということになってくる。

Cd値→どのくらいスムーズに空気が流れるかという空気抵抗係数を表す
デザインが重要で流線形にすれば空気抵抗係数が小さくなる

前面投影面積→前(進行方向)から見た大きさ
面積が小さいほど抵抗が少なくなる

ここでの「速度の2乗」とは、ルアーの飛んでいく速度ではなくて
ルアーに対する気流の相対速度です。

逆風でも飛ばしたい!
この空気抵抗で、逆風時に効いてくるのが「速度の2乗」です。
風が強ければ強いほど空気抵抗が増えるわけです。
逆風で飛ばないのはあたりまえですが、Cd値×前面投影面積を
極限まで小さくすれば、そうでないルアーに比べて差はでます。



次に大切なのが、ルアーが空中で回転しないこと。
回転してしまうと、いくらCd値×前面投影面積を極限まで
小さくしていても意味がなくなってしまいますね。

では、どうすればいいのか
回転させないためには、マスを前に持ってくること(重心ではない)
「フルボッコ」では、軽いGFRPプレートを搭載してるので
ルアーのマスはほとんど前の重りに来る。

この効果として、テールの部分がスタビライザーとして作用し
回転をおさえて飛んで行く(矢の羽根効果)
これが重い鉄板のプレートだとルアーのマスが分散して、
矢の羽根効果がなく、回転が止まらない。

以上のことを考慮して
手間と時間を目いっぱい詰め込んで、高性能プレートバイブが完成しました!


「で、飛ぶのか」って
「80メートル100メートルよく飛びます」
577759rkajwth8bg62ar_480_480-effdb177.jpg

コメントを見る