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古賀 亮介‐snif
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▼ シーズン開幕確認釣行2
前ログのつづき。
http://www.fimosw.com/u/flippersnif/ewnp5p4a7n72ws
名護屋の修行場周辺ですっかり朝まで釣り込んでしまい、
一旦、魚を置きに実家に帰るも、こまごまとした準備をしていたら、
休憩する間などなく、11時の渡船に乗っていた。
この2日目の離島は、ほぼガイド釣行。
『ゲストである“もっつぁん”と“シオミズさん”に尺アジを』というのがテーマである。
ゲストの二人が15時の便で渡ってくるまでに、
ゴリ兄やんとふたりで夜間のプランを決めるべく、
以前のデータと今回の海況との摺合せを行う。
前回訪れた時に好調だった、シャローのデイアジをつつきに行くが、
夏から継続していたイージーさはなく、渋いアタリを的確に捕えて行っても、
釣れるサイズは全てこのサイズ。
ジカタの豆からすると、幾分マシではあるものの、
わざわざ離島に来てそろえるサイズではなく、
高水温期シャローパターンの終焉を感じ取り、
また、港内かしこに300~500g程度の秋イカ(禁漁期間)が、相当数確認でき、
アジの群の動きも、かなり変わってくるだろうとの予測が立った。
潮もこの日は、潮位差も極めて少ない、流れの出にくい潮。
狙い目である夕まづめ~夜間の魚の動きに一抹の不安を覚える。
ともあれ、分かってしまった釣り場を普通に攻めて行っても、
すぐに飽きてしまう僕なので、真昼間であるが、
やや絶望的な止水域に向けて違うメソッドを試してみる。
1g前後のJHのスローなフィネスリグから、
3gのライトワインドにチェンジ。
夏のシャローでアジを狙う時と同様に、潮ヨレを探してその奥にリグを打ち込む。
水深2~3m。
ボトム着底後、跳ねすぎないように気を付けながら、
ショートトゥイッチで小刻みなダートを加えてカーブフォール。
尺Dにこれらのワームのセッティングは、ダートさせると左右に大きく跳ばすことが出来る。
だからといって、大きく跳ばせすぎると、昼のアジは憶病なのでバイトが減る事が多い
先程と同じサイズのアジがポツポツ釣れる度に移動を繰り返す。
良いサイズを探して港内を歩き回っているうちに、とうとう魚っ気までなくなってくる。
その後、何故かボトムステイでメッキが1匹釣れるが、
こちらは写真を撮る前に残念ながら脱走。
転がり落ちて逃げて行った(^^;
メッキが入っているのなら、と、リグをシーライドミニに換える。
が、そう上手くいくはずもなくスルーされ、代わりに出てきたのは、
ベラ
コアラカブ
まずまずなアラカブ(カサゴ)
写真3枚目のこの子は、相当元気だった模様で、
ボトムから跳ね上げて、水面まで飛び出たシーライドミニを、
下から追い上げて勢い余って水面を割り、空中でジグをキャッチして魅せてくれた。
真っ昼間のトップ根魚。こんな事もあるものかとちょっと感動。
チェックをあらかた済ませ、ベースに戻るとゲストの二人が到着していた。
4人分のベースキャンプ。
状況を二人に伝えながら、リグの確認やルアー談義の時間。
各ルアーのフックセッティングをいじったり、リグを直したり、
外でショアジグなど投げながら、夕まづめをのんびりと待つ。
ゴリさんはといえば・・・
寝。
迎えた夕まづめは、1投1尾ペースで釣れるのだが、
新しい群もなかなか入ってこず、
船溜まりで昼間に釣れていたのと同じようなレギュラーサイズのみ。
(もっつぁんの水汲み)
リグは1.3gのJH単体にワームはクリアラメ系の2~3inまでなら、ほぼ外すことはないイメージ。
カウント15までフリーで落として、そこからふわりふわりとバイトを待つ。
20尾ほど釣って、とりあえずのお土産を確保したところで、
サイズアップを狙って、シーライドミニ。
純粋に小イワシに付いてる群を探して釣っていく。
最初安易に大きめ深めを意識して、9gからスタートしてみるが、
小イワシの群れの動きにリンクできていないのか、イマイチ反応が良くない。
投げ過ぎるとムツ。
呼子周辺~離島の闇場はこれから先、この子たちのパラダイスになる。
一気に3gまで落として、確実に魚の通るピンをスローに釣る。
通常のフォールでカツカツ当たるのだけど、フッキングに至らないバイトが多発。
待っても一向に乗らないので、バイトゾーンで思い切ってダートを掛けると・・・
やっとの事でサイズアップ。24から
ポツポツと釣って。6gに換える。
26くらい。
良いサイズ~♪
見ていただきたいのは4枚の写真、
どのアジも、すべてテールフックをガッツリとくわえている事。
しかも4尾中3尾は絶対バレない3点掛け(^^;
ルアーの着水からフォール、しゃくって落とすの繰り返しであるけれど、
本来食わせたいはずのヤマを張ったピンでは敢えてダートを入れて、
魚のテンションを上げて、追わせてガツッとしっかり食わせる。
そんなイメージでやってると、すべて同じタイミングでひったくっていった。
ワンピッチの跳ね上げからフォールだけで食わせる時は、アシストに掛かったり、
色んな喰い方で掛かり方もバラバラになるし、そもそも乗らない前アタリが増える。
その乗らない前アタリを何度か待って、ロッドにしっかり魚の重みが加わるまで待つのが、
本式のメタルアジングではあるのだが。
今回はイマイチ針に掛かるアタリが出せなかったので、
前アタリの出るゾーンを掴んだら、敢えてそのピンでルアーを少し暴れさせて、
そのピン通過中は魚のスイッチを入れるだけ入れて、魚側を加速させ、
意図的に追わせて思いっきり吸い込ませてみた。
その結果がこれである。
『乗らない魚は焦らせ。』
非常にイージーフッキングになる。
通常、アジはフォールへの反応が良い魚とされているが、
この日は上方向へのライジングアクションが効いたという、
少し珍しいパターンを体感。
休憩にもっつぁんの持ってきたドリップバッグの珈琲セットで、
久々に人前での本気ドリップ。
なんとまぁ、味気ないw
でも、しっかり抽出できました。
外気が寒いので蒸らしに工夫が必要ですね~。
まづめの回遊も落ち着いたところで、今度は尺を追う。
心なしかやはり普段よりイカの数が多く、アジの寄りが非常に悪い。
既に尺を出せると確信しているピン自体は把握しているものの、
やはり状況は毎日違うわけで、毎回修正が必要になる。
そのピンで食わせるメソッドを詰めていく作業は、
今回に関しては、幅広い食わせ技術を持つゴリ兄やんにお任せ。
僕はその周辺に転がる可能性を、しらみつぶしに一つずつチェックしていく作戦。
この時期、離島のナイトアジングは、色んなサイズの群が入り乱れ、
他にも大型のシーバス、ヒラスズキ、更にこのエリアでは禁漁のイカ。
ベイトもマイクロなカタクチから10㎝ほどのマイワシ、
エビカニ多毛類まで、本当に賑やかである。
これがベストだろうと踏んだピンの釣り以外の検証で、
沖目の表層からボトムまで、潮目、地形変化、様々な可能性を何パターンも試し尽くすも、
予想どうり、僕に釣れてくるのは、圧倒的多数の細身のセグロ。
24cmまでの細いアジ。
普段沖を回遊しているだけあって、サイズに似合わず良く引いてくれて
楽しませてはくれるのだけど、イージー過ぎる上に、ガイドとして釣らせたい魚ではない。
釣ってもらいたいサイズは、あくまで尺越え。
出来るだけプリップリの美味いやつ。
色んな角度からの釣り方で、僕が細いアジと戯れている間に、
一点に集中して釣り込んでいたゴリ兄やんが答えに少しずつ近づいていく。
尺が出ると読んでいるラインを予想したうえで、
様々なリグの微妙な操作ひとつで、ここから尺を追うという作業。
実際やってみると、なかなかの難しさに誰しも最初はちょっと退く。
兄やんタコゲット。
ボトムまさぐりすぎですねw
神経締めはせめて抜いてください(-_-;
明らかに体高の違うアジをポツポツ拾えるようになってきたらしい。
『底生っぽいけど、リグサイズに非常にシビアだね』と。
誘惑に負けじと、僕も更に思いついたことをどんどん試していくも、
細い。細い。細い。豆。(・・・豆?)
散々に迷走し、耐えきれなくなって、ついにシーバスをつつきだす。(これは逃げw)
*************************
ちょっとここでアジの群がいくつも居る事を見ていただきたいので、
帰宅後に撮影した写真を。
この写真の魚が釣れ続けていた細いアジ。
写真でイマイチ上手く写せなかったのだけど、頭から背中にかけて、
背っぱりなボディーライン。
そして下半身が長い。生で見ると、シーバスみたいな形に見える。
数も多くベイトパターンで非常にイージーに釣れる。
夕まづめ、何処に投げてもこのサイズまでが連発していた。
餌師がボッコボコやってたのも、ほとんどこのサイズだった模様。
写真の上の魚が、今回狙っている尺サイズ。
(この写真の魚だけは前夜に名護屋で釣ったものだけど)
レギュラーサイズと違う動きをしている群で、この日はまだ数も少なかった。
真ん中のは、また別の群。
細いアジより体型は良いが、釣り続けても金太郎飴。
外回遊の育ちの良いモノである。
下の魚は、真中の細めとは体高が違っていて、
コレが尺予備軍になる。
************************
ゴリさんの検証で得られるヒントを基に、
アレコレ試していたもっつぁんが、何かを掴み始める。
コイツじゃないって言いながら手を変え品を変え・・・
そう、それ。
そしてほぼ尺。あと一歩。この群の中から良いものを探す。
それから・・・
地域性の釣り方の違いにより、かなり苦戦されていたシオミズさんも、
ナイスな太めのアジをゲット。
そしてついに、何とか食わせた快心の尺越え。
もっつぁん、ついに卒業!!おめでとうっ(*´ω`*)
もっつぁんの紆余曲折は、ご本人がログに書かれるでしょうから、
そちらをどうぞお楽しみに。
それを見て、もうOKよね。って、ゴリさんが本気を出す。
兄やん、手がデカいのでわかりにくいですが、魚もデカいです。
え?僕ですか?今回は検証役ですから。なんて言いながら、
3人が並んで釣っている場所で良いサイズが出始めたのを横目に、
周辺で条件が少しズレた場所を色々と試していたけれど、
結局は、残念ながら良い結果を得られないまま。
もっつぁんが尺を出した時点で、その役目もほぼ完了。
そこからはみんなに並んで、それまで自分が得ていたヒントを足して、釣ってみる事に。
並んで見てみれば、みんな潮の流れやリグサイズ、ウエイト。
手を変え品を変え、ジワジワと食わないヤツらに口を使わせようと、
かなりシリアスにスローなフィネススタイルで頑張っている。
そこで僕が持ち込んだ独自のヒント
・イカが多く、アジが沈んでいる。
・メインにしているベイトはマイクロサイズ。(10cm程のイワシもたまに食っている)
・マズメ終盤、普段あまり効果のない上昇系のアクションでスイッチが入った。
これらと掛け合わせてそのタイミングでの最良の答えを考える。
・・・ボトムから急浮上気味の早巻きか、ダメならダートで良いんじゃね?(・∀・)
と、非常に安易ではあるが。
1gJH単体にオクトパス、カラーは必殺のきらめき。
いたって普通のリグを、出そうなラインの奥に撃ち込んで、まずはボトムまでフリー。
その間にレギュラーサイズが何度かバイトしてくるが、それは全てフッキングせずにスルー。
着底後、軽くボトムを切って、小さくワインドを掛けるように、シェイキングリトリーブ。
(パッと見凄く雑な釣りに見える)
3m程跳ね上げたところで、食わせの間として一瞬のフリーフォールを入れると。
ぽん。泣き尺
ぽぽん。ジャスト尺
ぶーんwww
一投一尾ペースで怒涛の連発。
もうね、微妙にズレた事をやり通して、4時間。
ひとりで修行みたいになってたのが、嘘みたいなイージーさ。
ガッツリ上顎を捕えるパーフェクトフッキングは、全ての条件が合致した事の証明。
それまでが苦しかっただけに、この連発劇はちょっとシビレました。
パラダイスなんてよく言われる離島と言えど、シーズンのハシリや、
シーズン中でも潮が微妙な日はそんなピンの釣りになるんです。
毎回替わる最高のポジションを、しっかり探して、
その時のベストな釣りで攻めないと、クオリティーフィッシュは出せない。
全てがイージーになるなんて事は、そうそうお目に掛かれるものでもなく、
毎回、検証と修正を重ねなければ、確たる釣果は望めない。
基本はやはり足と手数で、一つずつ構築していくしかないんです。
どんな魚でもそうだけど、フィネスゲームは特にその差が顕著であって、
その奥行きは非常に深い。
そんな事を改めて思い知らされる夜でありました。
朝マヅメのアレとかソレの回遊は、あるにはあるんだけど、
これまたひどい時間差の罠で振り回され、ほとんどノーリアクション。
なんか、1発、ありえないドラグ音がしたような気がするけど、
今回に関しては悲しい出来事なので忘れる事にする。。
それと、写真を撮り忘れてしまったのですが、
馬渡島の東波止、外側に出るために設置してあった木製の階段。
先日の台風で、階段、ゴミ箱その他諸々、
すべてきれいさっぱり流されてしまっていました。
あまりに東波止が綺麗になっていたので、
禁止エリアにでもなってしまったのではないかと不安になり、
漁協のおばちゃんに確認したところ、台風による被害であると確認できました。
現在、何かしらのツールを再設置の準備中だそうです。
それまで、外側は波止の付け根からのエントリーとなりますので、
近くこの場所に行かれます方は、足元お気をつけて、
くれぐれもご安全に、よろしくお願い致します。
さてさて、次の釣行は、
ひとり武者修行モードでちょっと冒険してきます。
つづく
http://www.fimosw.com/u/flippersnif/ewnp5p4a7n72ws
名護屋の修行場周辺ですっかり朝まで釣り込んでしまい、
一旦、魚を置きに実家に帰るも、こまごまとした準備をしていたら、
休憩する間などなく、11時の渡船に乗っていた。
この2日目の離島は、ほぼガイド釣行。
『ゲストである“もっつぁん”と“シオミズさん”に尺アジを』というのがテーマである。
ゲストの二人が15時の便で渡ってくるまでに、
ゴリ兄やんとふたりで夜間のプランを決めるべく、
以前のデータと今回の海況との摺合せを行う。
前回訪れた時に好調だった、シャローのデイアジをつつきに行くが、
夏から継続していたイージーさはなく、渋いアタリを的確に捕えて行っても、
釣れるサイズは全てこのサイズ。
ジカタの豆からすると、幾分マシではあるものの、
わざわざ離島に来てそろえるサイズではなく、
高水温期シャローパターンの終焉を感じ取り、
また、港内かしこに300~500g程度の秋イカ(禁漁期間)が、相当数確認でき、
アジの群の動きも、かなり変わってくるだろうとの予測が立った。
潮もこの日は、潮位差も極めて少ない、流れの出にくい潮。
狙い目である夕まづめ~夜間の魚の動きに一抹の不安を覚える。
ともあれ、分かってしまった釣り場を普通に攻めて行っても、
すぐに飽きてしまう僕なので、真昼間であるが、
やや絶望的な止水域に向けて違うメソッドを試してみる。
1g前後のJHのスローなフィネスリグから、
3gのライトワインドにチェンジ。
夏のシャローでアジを狙う時と同様に、潮ヨレを探してその奥にリグを打ち込む。
水深2~3m。
ボトム着底後、跳ねすぎないように気を付けながら、
ショートトゥイッチで小刻みなダートを加えてカーブフォール。
尺Dにこれらのワームのセッティングは、ダートさせると左右に大きく跳ばすことが出来る。
だからといって、大きく跳ばせすぎると、昼のアジは憶病なのでバイトが減る事が多い
先程と同じサイズのアジがポツポツ釣れる度に移動を繰り返す。
良いサイズを探して港内を歩き回っているうちに、とうとう魚っ気までなくなってくる。
その後、何故かボトムステイでメッキが1匹釣れるが、
こちらは写真を撮る前に残念ながら脱走。
転がり落ちて逃げて行った(^^;
メッキが入っているのなら、と、リグをシーライドミニに換える。
が、そう上手くいくはずもなくスルーされ、代わりに出てきたのは、
ベラ
コアラカブ
まずまずなアラカブ(カサゴ)
写真3枚目のこの子は、相当元気だった模様で、
ボトムから跳ね上げて、水面まで飛び出たシーライドミニを、
下から追い上げて勢い余って水面を割り、空中でジグをキャッチして魅せてくれた。
真っ昼間のトップ根魚。こんな事もあるものかとちょっと感動。
チェックをあらかた済ませ、ベースに戻るとゲストの二人が到着していた。
4人分のベースキャンプ。
状況を二人に伝えながら、リグの確認やルアー談義の時間。
各ルアーのフックセッティングをいじったり、リグを直したり、
外でショアジグなど投げながら、夕まづめをのんびりと待つ。
ゴリさんはといえば・・・
寝。
迎えた夕まづめは、1投1尾ペースで釣れるのだが、
新しい群もなかなか入ってこず、
船溜まりで昼間に釣れていたのと同じようなレギュラーサイズのみ。
(もっつぁんの水汲み)
リグは1.3gのJH単体にワームはクリアラメ系の2~3inまでなら、ほぼ外すことはないイメージ。
カウント15までフリーで落として、そこからふわりふわりとバイトを待つ。
20尾ほど釣って、とりあえずのお土産を確保したところで、
サイズアップを狙って、シーライドミニ。
純粋に小イワシに付いてる群を探して釣っていく。
最初安易に大きめ深めを意識して、9gからスタートしてみるが、
小イワシの群れの動きにリンクできていないのか、イマイチ反応が良くない。
投げ過ぎるとムツ。
呼子周辺~離島の闇場はこれから先、この子たちのパラダイスになる。
一気に3gまで落として、確実に魚の通るピンをスローに釣る。
通常のフォールでカツカツ当たるのだけど、フッキングに至らないバイトが多発。
待っても一向に乗らないので、バイトゾーンで思い切ってダートを掛けると・・・
やっとの事でサイズアップ。24から
ポツポツと釣って。6gに換える。
26くらい。
良いサイズ~♪
見ていただきたいのは4枚の写真、
どのアジも、すべてテールフックをガッツリとくわえている事。
しかも4尾中3尾は絶対バレない3点掛け(^^;
ルアーの着水からフォール、しゃくって落とすの繰り返しであるけれど、
本来食わせたいはずのヤマを張ったピンでは敢えてダートを入れて、
魚のテンションを上げて、追わせてガツッとしっかり食わせる。
そんなイメージでやってると、すべて同じタイミングでひったくっていった。
ワンピッチの跳ね上げからフォールだけで食わせる時は、アシストに掛かったり、
色んな喰い方で掛かり方もバラバラになるし、そもそも乗らない前アタリが増える。
その乗らない前アタリを何度か待って、ロッドにしっかり魚の重みが加わるまで待つのが、
本式のメタルアジングではあるのだが。
今回はイマイチ針に掛かるアタリが出せなかったので、
前アタリの出るゾーンを掴んだら、敢えてそのピンでルアーを少し暴れさせて、
そのピン通過中は魚のスイッチを入れるだけ入れて、魚側を加速させ、
意図的に追わせて思いっきり吸い込ませてみた。
その結果がこれである。
『乗らない魚は焦らせ。』
非常にイージーフッキングになる。
通常、アジはフォールへの反応が良い魚とされているが、
この日は上方向へのライジングアクションが効いたという、
少し珍しいパターンを体感。
休憩にもっつぁんの持ってきたドリップバッグの珈琲セットで、
久々に人前での本気ドリップ。
なんとまぁ、味気ないw
でも、しっかり抽出できました。
外気が寒いので蒸らしに工夫が必要ですね~。
まづめの回遊も落ち着いたところで、今度は尺を追う。
心なしかやはり普段よりイカの数が多く、アジの寄りが非常に悪い。
既に尺を出せると確信しているピン自体は把握しているものの、
やはり状況は毎日違うわけで、毎回修正が必要になる。
そのピンで食わせるメソッドを詰めていく作業は、
今回に関しては、幅広い食わせ技術を持つゴリ兄やんにお任せ。
僕はその周辺に転がる可能性を、しらみつぶしに一つずつチェックしていく作戦。
この時期、離島のナイトアジングは、色んなサイズの群が入り乱れ、
他にも大型のシーバス、ヒラスズキ、更にこのエリアでは禁漁のイカ。
ベイトもマイクロなカタクチから10㎝ほどのマイワシ、
エビカニ多毛類まで、本当に賑やかである。
これがベストだろうと踏んだピンの釣り以外の検証で、
沖目の表層からボトムまで、潮目、地形変化、様々な可能性を何パターンも試し尽くすも、
予想どうり、僕に釣れてくるのは、圧倒的多数の細身のセグロ。
24cmまでの細いアジ。
普段沖を回遊しているだけあって、サイズに似合わず良く引いてくれて
楽しませてはくれるのだけど、イージー過ぎる上に、ガイドとして釣らせたい魚ではない。
釣ってもらいたいサイズは、あくまで尺越え。
出来るだけプリップリの美味いやつ。
色んな角度からの釣り方で、僕が細いアジと戯れている間に、
一点に集中して釣り込んでいたゴリ兄やんが答えに少しずつ近づいていく。
尺が出ると読んでいるラインを予想したうえで、
様々なリグの微妙な操作ひとつで、ここから尺を追うという作業。
実際やってみると、なかなかの難しさに誰しも最初はちょっと退く。
兄やんタコゲット。
ボトムまさぐりすぎですねw
神経締めはせめて抜いてください(-_-;
明らかに体高の違うアジをポツポツ拾えるようになってきたらしい。
『底生っぽいけど、リグサイズに非常にシビアだね』と。
誘惑に負けじと、僕も更に思いついたことをどんどん試していくも、
細い。細い。細い。豆。(・・・豆?)
散々に迷走し、耐えきれなくなって、ついにシーバスをつつきだす。(これは逃げw)
*************************
ちょっとここでアジの群がいくつも居る事を見ていただきたいので、
帰宅後に撮影した写真を。
この写真の魚が釣れ続けていた細いアジ。
写真でイマイチ上手く写せなかったのだけど、頭から背中にかけて、
背っぱりなボディーライン。
そして下半身が長い。生で見ると、シーバスみたいな形に見える。
数も多くベイトパターンで非常にイージーに釣れる。
夕まづめ、何処に投げてもこのサイズまでが連発していた。
餌師がボッコボコやってたのも、ほとんどこのサイズだった模様。
写真の上の魚が、今回狙っている尺サイズ。
(この写真の魚だけは前夜に名護屋で釣ったものだけど)
レギュラーサイズと違う動きをしている群で、この日はまだ数も少なかった。
真ん中のは、また別の群。
細いアジより体型は良いが、釣り続けても金太郎飴。
外回遊の育ちの良いモノである。
下の魚は、真中の細めとは体高が違っていて、
コレが尺予備軍になる。
************************
ゴリさんの検証で得られるヒントを基に、
アレコレ試していたもっつぁんが、何かを掴み始める。
コイツじゃないって言いながら手を変え品を変え・・・
そう、それ。
そしてほぼ尺。あと一歩。この群の中から良いものを探す。
それから・・・
地域性の釣り方の違いにより、かなり苦戦されていたシオミズさんも、
ナイスな太めのアジをゲット。
そしてついに、何とか食わせた快心の尺越え。
もっつぁん、ついに卒業!!おめでとうっ(*´ω`*)
もっつぁんの紆余曲折は、ご本人がログに書かれるでしょうから、
そちらをどうぞお楽しみに。
それを見て、もうOKよね。って、ゴリさんが本気を出す。
兄やん、手がデカいのでわかりにくいですが、魚もデカいです。
え?僕ですか?今回は検証役ですから。なんて言いながら、
3人が並んで釣っている場所で良いサイズが出始めたのを横目に、
周辺で条件が少しズレた場所を色々と試していたけれど、
結局は、残念ながら良い結果を得られないまま。
もっつぁんが尺を出した時点で、その役目もほぼ完了。
そこからはみんなに並んで、それまで自分が得ていたヒントを足して、釣ってみる事に。
並んで見てみれば、みんな潮の流れやリグサイズ、ウエイト。
手を変え品を変え、ジワジワと食わないヤツらに口を使わせようと、
かなりシリアスにスローなフィネススタイルで頑張っている。
そこで僕が持ち込んだ独自のヒント
・イカが多く、アジが沈んでいる。
・メインにしているベイトはマイクロサイズ。(10cm程のイワシもたまに食っている)
・マズメ終盤、普段あまり効果のない上昇系のアクションでスイッチが入った。
これらと掛け合わせてそのタイミングでの最良の答えを考える。
・・・ボトムから急浮上気味の早巻きか、ダメならダートで良いんじゃね?(・∀・)
と、非常に安易ではあるが。
1gJH単体にオクトパス、カラーは必殺のきらめき。
いたって普通のリグを、出そうなラインの奥に撃ち込んで、まずはボトムまでフリー。
その間にレギュラーサイズが何度かバイトしてくるが、それは全てフッキングせずにスルー。
着底後、軽くボトムを切って、小さくワインドを掛けるように、シェイキングリトリーブ。
(パッと見凄く雑な釣りに見える)
3m程跳ね上げたところで、食わせの間として一瞬のフリーフォールを入れると。
ぽん。泣き尺
ぽぽん。ジャスト尺
ぶーんwww
一投一尾ペースで怒涛の連発。
もうね、微妙にズレた事をやり通して、4時間。
ひとりで修行みたいになってたのが、嘘みたいなイージーさ。
ガッツリ上顎を捕えるパーフェクトフッキングは、全ての条件が合致した事の証明。
それまでが苦しかっただけに、この連発劇はちょっとシビレました。
パラダイスなんてよく言われる離島と言えど、シーズンのハシリや、
シーズン中でも潮が微妙な日はそんなピンの釣りになるんです。
毎回替わる最高のポジションを、しっかり探して、
その時のベストな釣りで攻めないと、クオリティーフィッシュは出せない。
全てがイージーになるなんて事は、そうそうお目に掛かれるものでもなく、
毎回、検証と修正を重ねなければ、確たる釣果は望めない。
基本はやはり足と手数で、一つずつ構築していくしかないんです。
どんな魚でもそうだけど、フィネスゲームは特にその差が顕著であって、
その奥行きは非常に深い。
そんな事を改めて思い知らされる夜でありました。
朝マヅメのアレとかソレの回遊は、あるにはあるんだけど、
これまたひどい時間差の罠で振り回され、ほとんどノーリアクション。
なんか、1発、ありえないドラグ音がしたような気がするけど、
今回に関しては悲しい出来事なので忘れる事にする。。
それと、写真を撮り忘れてしまったのですが、
馬渡島の東波止、外側に出るために設置してあった木製の階段。
先日の台風で、階段、ゴミ箱その他諸々、
すべてきれいさっぱり流されてしまっていました。
あまりに東波止が綺麗になっていたので、
禁止エリアにでもなってしまったのではないかと不安になり、
漁協のおばちゃんに確認したところ、台風による被害であると確認できました。
現在、何かしらのツールを再設置の準備中だそうです。
それまで、外側は波止の付け根からのエントリーとなりますので、
近くこの場所に行かれます方は、足元お気をつけて、
くれぐれもご安全に、よろしくお願い致します。
さてさて、次の釣行は、
ひとり武者修行モードでちょっと冒険してきます。
つづく
- 2014年10月23日
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