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古賀 亮介‐snif

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回遊アジ、ピンの見方、ジグの使い分け。

はるさんからの9gって結構重めを使うのね。

っていうコメントをいただいたお返事で、

アレもコレも書き始めたら、
非常に長くなってしまう事案発生なので、
いっそログにしてしまう事にします。

http://www.fimosw.com/u/flippersnif/ewnp5p4x8wpr2t


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メタルジグでのアジの回遊打ち。

場所もルアーも、
その日の状況次第で選び分けていますが、
マヅメのこの釣りで、特に大事なキー2点。

場所、そして、ジグの適性。


まず場所。

マヅメの回遊ピンでも、大きく分けて2タイプの回遊ピンがあります。

【大規模な摂餌等のために、ある程度の時間、群が留まる場所】なのか、
【滞在時間が短く、群が通過していく単なる移動、回遊ルート。
その途中の潮目などに多発するちょっとした捕食場所】なのか、
という2つ。

その場所が、どんな性質の釣り場なのかを見極めておく事。
回遊打ちは、コレが何より釣果に繋がります。


前者
【摂餌等のために、ある程度の時間、群が留まる場所】
時合いと共に港内や、ちょっとした地形の出っ張りや、
ワンドなんかに群が突っ込んできて、その一帯が捕食エリアになる場がコレです。

立ち位置にもよるけど、ある程度の範囲が、【面で釣れる場所】になります。
動画の場所は、まさにこんな感じの場所ですね。(`・ω・´)

ある程度、時間の余裕もありますから、フォールを丁寧に、
群を散らさずにやれるシーライドミニやジグヘッド2~3g向けの場所です。

そのまま群が居着く場所なら、軽めのジグ単で通す釣りもアリですが、
大型だけは、その場から残らず姿を消したり、残ってくれても
軽量ジグヘッドでの射程外に出てしまう事がほとんどなので、
ワームだけでなくメタルも、僕にとっては不可欠になっています。

こちらは例えばこんな場所



後者
【滞在時間が短く、群が通過していく単なる移動、回遊ルート。
その途中の潮目などに多発するちょっとした捕食場所】

こちらも時合いと共に群が回遊してきますが、
明確な捕食ポイントが前者に比べて、やや定めにくい場所になります。

沖堤や、外洋に面した大堤防の外側角、地磯の瀬周りなど様々ですが、
いずれも大場所で、注意深く観察していると、【釣れる地点が同時多発的にいくつも】出ます。

こんな場所は、ワームやゆっくりなフォールのジグでは、手返しが足りず
勝負にならない事も多く、リアバランスのジグの独壇場になります。


例えばこんな場所。
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ココはホームエリアの、とある離島の外堤防。

この立ち位置から、ちょっと投げただけで水深30m。
フルキャストなんてすれば水深50m程度までもが射程距離。
そんな激流ディープ隣接、外洋向き外堤防の潮のヨレを視覚的に観て打つ。

この写真の場所でも、
時合いのアジの回遊ルートは堤防の際10m程度の距離の、
表~中層のトップから水深7m程度までがメイン。

それが時合いの経過と共に堤防に沿って動いていくんですけど、
ベイトの少ない日などは、足元のボトム(水深20~30mライン)で食うなんてケースもあります。

そして、群がその潮ヨレなど【一つの捕食地点】に滞在するのは、
長くても5分未満。通常2分以内です。

この釣り、1~2本釣ると大体ちょっと移動になります。
忙しい釣りです(笑)

次々に捕食ポイントが移動しながら発生し、
ナブラが出たり、青物の襲来なんかもありえるので、
前者とは質の違う面白さがあります。

こんな場面では、流石にスローフォールでは勝負になりません。


という辺りが場所の選択のコツの一例になります。



お次、
使うメタルジグの適性。
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フォール姿勢と同等以上に大事なのが、
場所と状況に合わせたフォールのスピード調整です。

アジングでのメタルゲームでは、
シーライドミニのようなセンターバランス、
スローからミディアムスピードでフォールさせられるもの
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だけでなく、
ストンとスピーディーに落とせるリアバランスのメタルジグも必携です。
主に前述後者のようなポイントでは、


例えばBlueBlueならフォルテンの20g。
沈めてタダ巻き、時々ジャーク、直後フリーフォール。
という使い方がメイン。
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他に、ブリーデンのバイスライダー、
スナップ付けてる方に結んで、
バックスライドを大きく出せるセットにします。
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あと、ガマカツの陸ジグ10gなんかも僕は投げますし、
(これは廃盤なので写真スルーですが^^;)


ポイントの性質がいまいち熟知できていない場合などは、
シーライドミニのスローフォールと、フォルテンのファストフォール。
その中間速度で落とせる上にフォール時のテンションコントロールでスピードの可変領域が広い事、ブレードバイトも期待できる点で、

メタルマルもかなり多用します。
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アピール力の強いファスト(素早い)フォールで、
魚のスイッチを入れやすいリアバランスのメタルジグは、
その集魚効果故に、最初の1尾までは展開が速い。

ただ、その代償に、
その群の滞留を散らしてしまいやすいという
ネガティブな特徴も併せ持ちます。

例えば、100匹の群の中に、ストンとジグを落とし込んだ場合、
最初に反応した1匹を追って、残りの99匹もそれを追従し、
群が大きく移動してしまう原因となりえるのです。
(魚群の行動学ですね。)

速いフォールに勢いをつけて飛び込んでくる魚が、
そのスピードに比例して、はからずも群全体の
捕食ピンからの移動スピードを加速させてしまうのです。

足の早い回遊、追うのって結構大変(^^;




ついでなので
少し脱線しますが。
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時合いの外のじっくり系メタルアジングでは、
このフォールスピードに加えて、自在な操作性が特に重要になります。

魚の反応速度がスローダウンした時間帯に、
せっかく定位してくれた群を散らさずに、
なんならより足元まで、より近くに呼び込む意識であればあるほど。

メタルのフォールは、繊細に自在な操作が出来るものが欲しくなる。
againさん風に言うと、リニアな操作感ってやつです。
そこでここ最近の僕、時合いでも、時合いの外でも、
シーライドミニや、スプーンの出番が多くなってきているのであります。
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今日のまとめ

回遊してくるルートの上にあっても、
捕食ピンは何か所か移動して行くものであって、
その『何か所』の中にも、時合いの長い場所と短い場所、
規模の大小があること。

群の止まるピンは潮の流れ、風、ベイト量、季節の進行と共に、
少しずつ変化していくものであるということ。

フォールスピードは魚の回遊速度に合わせること。


実は今シーズン、特にそのピンのズレに悩まされた秋冬でした。


昨年まで毎年爆発していた場所で、

その数、数万匹。

2時間程、行列作って、ひたすら目の前を泳いでいくのに、
何をしても口を使わすことが出来ず、行列が消えるまでに、
30gふぉるてんから、ジグ単0.3g、カブラまで。
本当にいろんなモノを投入しても2匹しか取れない朝マヅメ
なんていう朝がありました。

そんな日があるからどんどんハマるのです。

まだまだ、やればやるほど面白い、アジングです(笑)

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