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古賀 亮介‐snif

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先日の島籠り


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呼子近辺の玄界灘エリア広範に渡って、
ショアラインのベイトフィッシュが軒並み急激に減少していた2月下旬。

そこに相反して長崎側から聞こえてくる好調のお知らせ。

ソル友さん達のログだけ辿っても、
やれヒラスズキ10本にマダイが何枚?、
ゴーマルアジがイワシボコボコやってる?、
そんな夢のようなお知らせがたくさん並んでいた。



好調エリアの知らせを聞いた僕の取る行動は、概ね2パターンと決まっている。



ひとつは、情報に踊らされつつ、場所だけは的確にいくつか押さえ、
『じゃあ、次に魚が出るとこは何処かいな』と、
GPVとグーグルマップを手に、
真っ当な釣り師の外さないための方程式を駆使して走り回る。
作戦A:『据え膳喰わねばなんとやら』

もうひとつは、そんなにもあっちは好調なのに、こっちはダメ。
『じゃあ、こっちを挟んで逆のエリアはどうかいな』と、
色々行くのはヤだから1エリア決めて景色から得る情報と嗅覚を頼りに、
変態釣り師のサバイバル方程式を駆使して自ら路頭に迷う。
作戦B:『明後日の方向に走って引きこもる』

という2つのパターンである。

今回ももちろん、何の保証もない生を体感したくて、後者を選んできた。


付け加えておくと、作戦AもBも『釣れる保証』なんてものは無い。
Aに多少の条件的安定があったとて、相手が自然である以上、
それが『釣れて当たり前』なんて事になることはない。

どちらを選ぶにせよ、『より面白そうな場所は何処だろう』って
クンカクンカしながら西へ東へ走り回るのには変わりないのだし、
今回はより火だるまになりやすい、逆走をしてみたくなっただけですね。

沖目のイワシの動向、壱岐の一部でのギガアジ祭り最終楽章のスタート。
気になる情報が周辺60キロ圏内にいくつかあったので選んだのは小呂島。
3度目の釣行。

イメージを膨らませながら自宅を出て、歩いて渡船所に行く途中、
渡船所に着くなり膨らませ過ぎたイメージがいきなり音を立てて弾けた。

バツンッ
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3日分の家財道具(釣り具含む)一式を、小さなキャリーに固定したゴムロープが、
何か鋭い刃物でも当てたかのような切り口で突然このように。


ここで悟ったですよ。


『この釣行、普通にやったら負ける』って。(´;ω;`)ブワッ




案の定、現地について一通り釣って探ると、港内にほっそいサバゴが大量に
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ただ、何かに追われて入って来ているのか、
漁港の奥に湧いてる割に全然動きもしない、ルアーへの反応も良くない。
尺D1gにミノー1インチ、スローなマイクロワインドで無理やり釣ったのがこの子。

ちなみに、デイアジもポツポツ釣れるのだけど、歩いて探しても中アジまで。
早速、微妙な空気が僕を包んでいく。
このまま流されては、多分ひどい事になる。

楽しむ分には十分なのだけど、デカイのに拘りたいムシが騒ぐので追い掛けず、
気分転換を兼ねて、ちょっと引き出し開けてみた。


前のパターンは活きてるかなって、
シャローの底生パターンをちょっと試してみると・・・

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まんま前回来た時と同じボトムのピンに、
尺D3gとスパテラ3inを置いとくと、これがビンゴ。
食わせたい位置が最初は絞れずに、ちょっと沖目も視野に入れての3gだったけど、
ほんとは1gくらいのが掛けやすいアタリでした。

バイトゾーンにリグが入ってから、何度もアタックしてきて乗らない。

確実に単発の(偏光で追うと、その時だけ見える)魚で、
回収してリグ替えて撃ち直すと、魚の位置が変わって拾えない。
なので、掛かるまで待ちました。

何回かアタックしてきてしばらく放置して、ワンアクション加えて再着底の瞬間にフッ
教科書通りです(*´ω`*)


見たところ釣れたアジはセグロなんだけど、
あとで釣ったマズメ回遊パターンの魚とはちょっと違う体高と厚み。
結構長い時間港内をウロウロして居着いたような。そんな個体でした。

この島特有の魚とも呼べるもので、多分、年中居るんだろうなぁ。
凄いよ。


外側に出てみると大きな大きなササイカの群。
ちょっと外して打ってみるとサバゴ。
サバはこれに追われてたのか?

デカいのなら何かあるかな?ってブローウィン140S。
延々と沖に流して巻いて~なんてやってみたけど、ヒラセイゴ1本、
あとマイクロワインドとメタルマルで無限に釣れ続くカサゴ。
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そしてこの日デイの最後に
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おっきなサザエwww
しかも、しっかりと蓋の中の身にフッキングしてて、
傷を広げ無いように外すのちょっと大変でした。

食ったのかって?
あまり好みではないのでお帰りいただきました(´・ω・`)デッカクソダッテネ


で、一晩なにか新しい発見は無いかと魚を探して、島中ウロウロしてたのだけど、
ココでは特に見つからず、中アジポツポツ豆アジ無限。


そして、3月頭の玄界灘は、何処行ってもこの子たちがおまつりですな。
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ボトムを丁寧にアジとマダイメインに探してると、
24㎝アベレージで尺くらいまでのカサゴ君達が、どこからでも。
狙ってないのに一晩ゆっくりで40尾くらい。

ボトムワインドに、小型バイブのボトム使用etc...

この時期、カサゴは特にイージーに釣れるんだけど、ほとんどが抱卵個体であるし、
ほんとにカサゴ類を根絶やしにしてしまいかねないメソッドですから、使用とキープ数には注意が必要。
掛り所が良すぎてリリースできなかった3尾以外は、今回もすべてリリースしときました。

食べるにしても、2,3尾あれば、僕の家では十分ですしね。

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だいたいこんな感じで上から見ても判るくらいデップリ抱卵中。
優しくリリースさせていただきました。



明けて朝。



ずーっとナレージ50のプロトを投げて、合間にボトムワインドでカサゴ釣って、
またナレージ投げて、メタルマルでベラ釣って・・・
またナレージ投げて、シーライドでちびハタ・・・って繰り返してたら、
その場で居合わせた方がドーンッと(笑)

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おぉっ!?

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よくみるとメタルマル(笑)

僕はナレージもメタルマルもジャーク&フォールで、細かく刻んで釣ってたんだけど、
こちらはボトムからスローに巻いて来てたそうな。

その後、更に真横で80近いでっかいヒラまで。(´・ω・`)スゲー。
落としダモの練習、2回もさせていただきました。アザースorz

ブレードバイトにはちびすけだらけ、
然るタイミングにイワシパターンをしっかり踏めると、こういう差が出る。
そんな事を教えられた釣りでした。
お見事。


その後は雨も風も強くなり、撤収か残業か・・・
迷った末、残業でマダイ追跡1バラシからの、暴風が徐々に激しさを増し・・・

翌朝の帰る予定の便は・・・
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延長24時間決定の瞬間www

この離島、一日1~2便で、船も小さいので、欠航になる事もしばしば。
しっかり準備してから行きましょう。

今回も2泊予定でも、僕は4泊分の準備で行ってます。
島の購買は、月~金9:30~18:00。
ある程度備えて、多少の現金も持って行けば、何とかなりますが、
くれぐれも安全優先で島の方にも迷惑などお掛けしないように。



残業を余儀なく・・・とはいえ、船が欠航になるほどの荒天、
一時は港内でもまっすぐ歩けない程の爆風。

午前中は何もできず、午後に落ち着いてきて、夕方近くにほぼ無風。

これは海況軽くリセットされたなーって、港内を観察してると、
案の定、昨日まで全くいなかったイワシが少ないながら表層をフラフラ。

天候がしっかり落ち着くのを待って、夕方回遊パターンでお土産確保。

数取ってやろうって、しっかり準備して、
メインパターンはシーライドミニとメタルマルでの表層ベイトパターン。
ただ、これに反応する魚の多くはサバとヒラスズキ。
アジは中アジまでしか出ない。
何か違うなーって事で、ワーミング。
表層ベイトパターンと同じ動きを意識して、
軽くダートさせてレンジをキープさせて水平にまっすぐスイム。
ロッドをワンストローク分水平に操作して、
止めて一瞬食わせの間を作った瞬間にドンッ。

レンジを下げて尺D3g+ストレート系の色んなワームで試すと、
やっとドカドカ始まる。

時合いがどのように変化して、どう終わるのか漏らさないために、
撮った写真は1枚きりですが。
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釣れた分の1/3くらいキープして、最後にまとめたお写真。

ここで使ったルアー
メタル系
シーライドミニ9g
メタルマル19g
フォルテン20g

ソフトベイト
尺D3~4g
+
ガルプマイクロクローラー4in
スパテラ2.5~4in
T'sワーム4in

メタル系に食ってきたのが中アジまでのサイズ。
単純にベイト量の問題と、他の魚が多かったのも原因の一つだろう。
普段、ここまでピンに何魚種もバッティングする事って珍しいと思うのだけど、たまたまだろうか。
呼子や馬渡なんかでは、マヅメでここまで複数の魚種が同じ時合い、同じピンで差して爆るって体感したことがない。
地形的に他がに場所がないのか、単純に魚の数の比率か・・・

釣り分け検証、ポテンシャル検証として、
何種類かのワームを試したけど、やっぱりマイクロクローラーがダントツだった。
ベイトのサイズによるものだと思うけど、この時のスパテラは3inがベスト。

テールが縦になるようにセットしてスイミング。
手元に伝わるくらいのバイブレーションが発生するスピードで引いてみるとよく釣れた。
マイクロクローラーなくなってから、苦し紛れに使った化石みたいなT'sは、
マイクロクローラーの代用としては使えなかった。
コレは底生パターン向きですね。


40分ほどのマヅメパターンで遊び倒したら、すっかり落ち着いて、
この頃には体力も結構キてたので2時間ほど休憩。
新しい釣りを模索するでもなく、
たまにはシーバスを真面目に狙ってみようって方向転換。

その日の昼、風が止むのを待ってる時間に手繰ってたフェイスブックで、
加来さんが『スズキの類を45cmくらいのが刺身で食うには一番美味い』
そんな事を書いてあったのを見たので、そのサイズを追う。

純粋に食べたくなったのです(笑)

この透明度だし、サイトで見つかるんじゃないかな~って、
漁港の中をブラブラしてると、マヅメ回遊ポイント付近のサンドバーにて、
目測80くらいのと、50くらいのの2本を発見。
別々にフラフラしてるのを発見。しばらく観察してると、
どうやらシャローのミオ筋で、群で動いてるイワシを待っているらしい。

前日昼のヒラも、港の内と外とでシチュエーションは違うけど、
多分こういう事だったんだろうなぁ。

パズルが繋がっていく。


今回はもう、食べるつもりでお土産確保~ってことで・・・

魚体を見つけて観察後、20mほど自分が移動。

敢えてブラインド。

見えない角度から遠めに投げて、魚の居たポジションをタダ巻きで通すと一発でした。
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60に足りないくらいのヒラ♪

たまに投げてみるブローウィン140S。
僕みたいなシーバスやらないライトリガーにもイージーに釣らせてくれます。

『投げて巻く』の単調な釣りは苦手で、
普段まったくといっていいほどやらないのだけど、
こやつはテンション張って止めると、
サスペンド状態のまま流れてくれたりして、
『好きに泳がせて釣る』を地で行けるところが、非常に面白い。

オートマチック感と自在感の共存。
メタルマル然り、リッジ然り、尺D然り、マイクロクローラー然り。
まさに誰にでも使って楽しいルアーってこういうものですよね。

安心感と安定感がしっかりあるのに、好奇心と冒険心まで刺激してくる。

このルアーに、メバルにも使える80サイズが、最終段階です。
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テスターだからとか、そんなの別にナシで、
頼まれても作り上げるCMが出来ない不器用な自分です。

そんな僕が、製品版はまだかまだかと本当に楽しみなのです。
自分が早く使いたいので、ここで待ち遠しいアピールしときます(*´ω`*)



使用タックル
6本持ち込んで現場で色々交換しすぎて、
何パターンもやったので、組み合わせは省略ww

rod
コータック86SW改
ウエダpro4ex TFL64EX-R,68FS-R,4S610SL
ダイワバトラーキングボルト68MLFS
MMCチタンティップver.1

reel
ダイワ2004~2506

line
エステル:バリバス0.2~0.4号
フロロ:ブリーデン0.4、0.6号、東レ1号
PE:よつあみ0.3~1号
リーダー:東レフロロ4~20lb、ナイロン16lb

ジグヘッド
軽いの→レンジクロス(土肥冨)、尺D1g、尺R0.3g,0.5g(JAZZ)
重いの→尺D2~10g(JAZZ)

ワームとプラグ類は多々あるので省略。




小呂島に行ったらこんなこと書いてしまうの、
恒例にしたくないんだけど、やっぱり見過ごせないから追記。


波止の外に行く長い道のりの途中。
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またありましたよ。こんなのが。

毎回行くたびにお会いする、夕方お散歩されてるおばちゃんに、
『また遊びに来ました、今回も数日お世話になります』って御挨拶させていただいて、
着いていきなり釣り人のゴミを見つけて、誠に申し訳なく思う事、
同じ釣り人のやった事、大変申し訳ないです。きちんと掃除させてもらいます。
ってお話をさせていただきました。

ごみを捨てるなとか、積極的に拾いましょうなんて事は、敢えて言わないし、捨てられてるのを見つけたら黙って拾って捨てればいいってスタンスの僕ですが、コレはあまりに酷かった。
食べ物の空容器?焼酎の空き瓶?マット?使い捨てカイロの使用品未使用品?電池にライト?こんな酷いの久しぶりに見たし。
ゴミの半分くらいが入ってた袋、ダイソーなんて便利なお店、この島にはない。
安くて普通に食えるお弁当、ルミエールもこの島にはない。

この写真で既に半分片付けた後なので、この倍くらいのものが散らかってました。

たまに遊びに行く我々が見ても、気分を害すんです。
この光景を毎日見てた島民の方が居るんです。
そこに住んでる方は?

出たごみを全部まるっと放置したら、猫が荒らしてこうなります。

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片付けてる中からフカセな仕掛けが出てきました。

でも、そんな事は関係ないです。
もっというと、捨てたのが釣り人かどうかもどうでもいい。

捨てた方、もしくはこのゴミ置き忘れた方、
このログを読むような人は多分いないのでしょうけど、
こんな光景見つけたら、自分のゴミをまとめる時にでも、
ついでに一緒に処分していただけたら・・・と、思う次第です。

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