プロフィール

古賀 亮介‐snif

福岡県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/3 >>

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

検索

:

リンク先


blueblue


INX.label


purefishing japan


Jazz


清眼堂


ひねりだす。

今シーズンはもう無理かな。

そんな考えが徐々に脳内を支配していた。


本格的にギガサイズを獲りに行こう。

秋から常に狙いを定めて、その存在を確認してはいたものの、
極端に短い時合いに毎度タイミングが合わず、
シーバスに邪魔されたり、無茶な場所で掛けたり。

尺~40ジャストのサイズまでは釣り込んで、
おおよそ獲り方も板に付いてきてはいた。

こうなると釣り人の性で。
普段釣っているエリアでもう一才お歳を召したサイズの顔を見たくて、
気合の入った釣行を繰り返すも、12月以降、
寸でのところで毎度獲れずにいた40オーバーのアジ。。

壱岐やギガアジピーク期の釣れるとされるエリアなど、
もっとそのサイズの多い場所やタイミングで、
可能性を上げてやれば良いのだけど、
最初の1本は、そういう獲り方をしたくなくて、
地元で、出来れば港内で、何でもない時間に、
ひねり出して獲れるまでは行かない。
そう決めていた。



h2b94pk96kgp52wufuv5_480_480-be788c36.jpg
いつもの船が桟橋の向こう側に止まる。
すっかり顔なじみになった渡船のおじさんが、
『今週はそっち行くのか、がんばれ』と僕を見て笑う。

今回は同エリアで少し場所を変えてチャレンジしてみた。

前回馬渡の初日に再会を果たした知人、ゴリ兄やんとのコラボ釣行。

馬渡の尺パラがほぼ終焉を迎え、
今、なお可能性の高い場所はもう、ここくらいだろう。
そう踏んで、あまり期待はせずも、とりあえず行ってみることにした。

ほとんど知らない場所なので、着いてすぐに全体を見て歩く。
『ここが噂の尺パラスポットか』
『ここはデイ限定でおもしろそうね』
『ここの地形は馬渡そっくりだけど、造りが大雑把であぶねーな』とか。

うっかりガイド役のゴリ兄やんより先乗りしてしまったので、
ゼロスタートで始めてしまうww

このエリアのアベレージサイズが溜りそうなスポットを、
いくつかピックアップして釣り込んでいく。
予定の範囲内で中アジがバンバン釣れる。

しかしどれも25cm前後、
餌師のおじさんや、昼前に合流したガイド役のゴリ兄やんに、
『よかサイズやね~』と、お褒めいただくが、
当人『またこのサイズか。。。』と小さく毒づく。

感謝を忘れてはイカーン。と、我に返り、
一匹ずつ丁寧に神経締めと血抜きをする。

現地入りして半日、今居るとしたらココ。
そう思える場所の、更に明確な一等地でリグを置いて待ち続けるも、
40尾ほど中アジをクーラーに移すまでの間に、
狙いの40越えサイズはおろか、1本の尺越えも手に出来ず、
すっかり途方に暮れはじめた初日デイゲーム終盤。

もう少し釣るエリアを広げて、歩き回って再構築。
日が暮れてからの時間までの準備と考え、
ガイド役のゴリ兄やんと二人で広い漁港内を更に散策。
半日でもう、結構な距離を歩いている。

すると、港内奥で1ヶ所、不自然な潮流が生まれている場所を発見。
思わず足を止めて、『ちょっとここ釣ってみます』
ゴリ兄やんにそう告げて、ひとりで釣ってみる。

港内の最奥だというのに、どういうわけか、
見た目にも判るほどに潮流がヨレている。
イカダがあって、魚が着くならそのシェードの角。
風と流れを考慮して角度にリグを打ち込めば、
ナチュラルドリフトでイカダの下を通せる。
そう分析して撃ちこむ位置を決める。

風のタイミングの読み違いで2発のミスキャスト。
豆アジが釣れる。
場を荒らさないように、無駄のない取り込みで即リリース。

3発目。
期待したとおりの風に乗せて計算通りの着水。

イカダのロープの下を斜め奥方向にシェードに向けて差し込む。
微細にテンションを掛けていき、
カウント15辺りでリグの頭を手前に向けるように方向転換。

そのままレンジを止めて待っていると、
すぐさま尺上のアジ特有のステルスな抑え込む魚信。

『あ、いた。これは・・・イイかも。』

そう思った刹那、反射的に刺しに掛かる。
アワセはまず、張るだけ。

スウィープに魚の重さが、ロッドのベリーで確認できたところで
1段強くテンションを掛け、深く刺し込む。

ドラグが凄い勢いで悲鳴を上げ、一気に20mくらい走られる。
魚の進行方向を手前上方向に向けることに神経を集中。
38~ジャスト40サイズの暴力的な引きより、更に数段上の引き。
ロープを交わしてオープンで走らせて約1分半。

足元に浮いてきたのは、これまで何度も煮え湯を飲まされた、あのサイズだった。

タモですくってヘタリこむ。

やっととれた。dyct8mtt7kks362jri7m_480_480-77ca8748.jpg
タックルデータ
rod UFMウエダpro4EX XT-68FS-R
reel ダイワイージス2004
line バリバスエステル0.3
read ボスメントジョイナー1号
baits 1.5gブルヘッド+メデューサ(きらめき)

手尺で45cm越え。
親父が捌くときにメジャー当てたら47cmだったそうな。

魚の出方も文句なし。

これでやっと。

どこでも行ける。

************

その後は、天候も荒れて、
夜の回遊もなく、さまざまに手を尽くすもダメ続き。

1本無茶な場所で掛けてラインブレイクで逃した以外は、
港内をひたすら釣り歩くも、尺上サイズの反応はなく、

微細なサザエのバイトをものにしたゴリ兄やんと、
翌昼まで、程々に中アジやメバルやらムツ釣って、
修行して過ごしましたとさ。まる。

しっかし・・・サザエってルアー食うんだなぁ( ゚д゚)
ゴリ兄やん、またヨロシクです。



限定解除。
次のステージへ。

つづく。

コメントを見る

古賀 亮介‐snifさんのあわせて読みたい関連釣りログ