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マレーシアジギング物語

一年前のマレーシアジギング。
そういえば詳しく書いてなかったので今さらの更新。


マレーシアの首都クアラルンプールで地元釣りチームの一員となった僕。

朝から高速道路をかっ飛ばし、マラッカ海峡に面したとある港町に向かった。

・・・のだが


高速道路の途中でサイレンを鳴らしながらパトカーが併走してきた。
当然標的は僕。警察官に車をとめるように指示されてしまった。

車から降りると「お前インドネシアから来た不法労働者だろ!?」
と超意味のわからない因縁を警察官に突きつけられた。

パスポートを見せるも「こんなんで信用できない」という理不尽な対応。
こういう対応をしてくる警察官というのは大概賄賂が目的である。

案の上30リンギット(900円)を要求してきた。

日本大使館に電話してもよかったけど、出船時間に余裕がなかったので賄賂を渡して乗り切ろうとした瞬間、
思わずボソッと「Fuc●...asshol● police」口走ってしまった。

やべ!これ英語じゃん...と気づいたのと同時に(普段は日本語で罵声浴びせるけど朝早かったのもあってボケてた。だってコッチでの会話基本英語だし...)警察官が怒り出した。


まぁ当然よね。賄賂は50リンギット(1500円)に上がってしまった...
最終的には喧嘩しながらも50リンギットをくれてやり、釣りに向かった。






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ボートをジープで運ぶ。


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とても美しい砂浜から出船。


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同船者。愉快な奴ら(愉快すぎて疲れる)...





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狙いは10キロまでのGTとグルーパー。
この旅ではジギングは想定していなかったので、急遽アベントゥーラを使用することに。


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開始と同時にハイピッチでシャクリ続けるが全然釣れない。
同船者はみんなスロージギングである。


そして船頭からは「ボーイ。お前のジャークは速すぎるなw」
と小バカにされる。


「ボーイじゃねぇよ!」と子ども扱いされてることに腹を立てつつ、一層ジャークのピッチを上げる。こうなったら意地でもハイピッチで釣ってやると思った。


午前中はクアラルンプールの釣具屋の息子(超やり手)がイトヒキアジを1匹釣ったが、本命は全然姿を見せない。



あまりにも釣れないので昼休憩ついでにクイーンフィッシュ釣り。

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これが異常に楽しい。
ハイピッチのジャークに反応がすごくいいし、
フックアップすると凄まじいスピード&異常なジャンプを魅せる。


ゲームフィッシュとしてはこの魚が一番好きかもしれない...
数も釣れるし。


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魚が釣れて気分を入れ替えたところで休憩終了。

再びジギングに戻る。


このあたりでほとんどの同船者はダレて昼寝をしていた。
僕はひたすらシャクリつづける。もちろんハイピッチで。




気がつけば日が沈みかけていた。
10時間近くしゃくり続けてたことになる。

いまだに本命からの反応はなし。

途中で何度も心が折れそうになったが、奇跡の1匹を信じてシャクリ続けた。


夕方になると昼寝をしていたマレーシア人同船者たちも釣りを再開した。

彼らはスロージギングで根魚やイトヒキアジをポロポロ釣り始めた。
そして1人が2キロのGT...というかメッキを釣った。

なぜ俺だけ釣れない!休まずに頑張ってるのに!




そして終了時間の5分前、やっとガツンという手ごたえがあった。
結構引いたこの魚

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ミニ(笑)GT
いわゆるガーラサイズかな?
6kgあり、近海ではかなりGOODサイズだそうだ。


みんな騒いでた。

マレーシア人の適当ジギングタックル(PE1号)でやったのでなかなかにドキドキのファイト。


この魚をランディングした瞬間、
船頭は「お前のジギングはサムライスタイルだな」と言った。

ハイピッチで通してよかった。ざまぁ見ろと(笑)


そんなこんなでマレーシアでのジギングを楽しく締めくくることができた。

船頭もバカにしてくるけど陽気でいい奴だったしね。


次やるときは是非グルーパーを釣りたい、後は秋のセイルフィッシュ。

意外にもマレーシアでのジギングは難しいので、
気楽に遊ぶなら以前このブログで紹介したマイクロジギングのほうがいいかな。

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チームのみんなで記念撮影。

今度は日本から友達連れて遊びにいこーっと。

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