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ショアGTロッド、ミュートス100HHHのインプレ

 実は1年前にもミュートス100HHHのインプレは書いたのだが、ようやく母島でまともな魚を掛けられたので、今回はちゃんとインプレ書きます。といっても釣ったのは81cmのカスミと、90cmのアオチビキなので、このロッドの限界スペックは未だわかりません。
 
dcwfe93tojkg5c9253oi_480_361-d0a80e6b.jpg

まずはメーカー表記のスペック
10ft(仕舞寸法157cm)
426g
ルアーウェイト90~210g
PE4~8号


〈適合ラインシステム〉
今回合わせたリールはキャタリナ6500H、ラインシステムはPE8号250m、スペーサーはイソハンター20号2ヒロ、リーダーはナイロン200lb5ヒロ。

沖磯釣行前に母島の港でキャス練してみた。そのときのラインシステムは、イソハンター20号1ヒロ半にナイロン200lb6ヒロ。

キャストするたびにガイドにノットがぶつかりデカい音がする。不安だなーと思っていたら案の定エアノットができてしまった。こりゃいかんということで、上記のラインシステムに変更。2日間トラブルレスだった。

ナイロンリーダーを1ヒロ減らしたことよりも、スペーサーを長め(2ヒロ)に取ったことと、スペーサーとナイロンとのFGを小さめ(編み込み上下7回ずつ、ハーフヒッチ7回)にしたことがトラブルレスの要因っぽい。

ナイロン200lbを7ヒロまでは大丈夫そう。スペーサーを長めに入れて、ノットも小さくすれば十分キャストできるはず。スピニングタックルで7ヒロ取れたら上出来でしょう。慣れたらロングリーダーでもそれなりの飛距離はでます。

(追記 2018/12/3)
試しに
PE8号
イソハンター20号2ヒロ
ナイロン200lb8ヒロ
のラインシステムを組んでみた。全く問題ない。トラブルゼロ。まあ流石に飛距離が落ちるけど。
コツはどうやらスペーサーを長めに入れることみたい。
 
10ヒロくらいいけるのではないか。


〈ドラグ値〉
ミュートスシリーズはmaxドラグ値が明記されてない。カスミとアオチビキはドラグ10kgで釣った(竿を曲げながらの計測)。デカいバラクーダは11.5kg。

横からファイトを見ていた後輩によると、ベリーまでしかロッドが曲がってなかったらしい笑

バラクーダに11.5kgドラグを出されたときも、竿全然曲がってないなーという感覚。

15kg以上余裕でかけられると思います。まあ自分の筋力からいうと、12kgが限度だとは思いますが笑

〈操作性〉
ティップが結構柔らかい。γやΔみたいなダイブさせづらいダイペンを丁寧にダイブさせるのに向いている。一方で、フィッシャーマンのビッグマウスみたいな大口径ポッパーでデカい飛沫をあげながらポッピングするのはそれなりに疲れる。あとはマグナムミノーのジャーキングもまあまあしんどいと思う。どんなロッドでやっても疲れるとは思うけど笑

ブルースナイパーみたいなバリカタロッドとは一線を画します。ショアGTロッドながらも、しっかりベリーまで曲げてルアーを投げられる。なので当然飛距離もでます。


〈まとめ〉
今回たくさん魚をかけてみて、こんなに信頼できるロッドはなかなかないなという確信を得られました。使い手に優しい設計ながらも、ドラグ15kg以上かけられる。

このインプレが誰かの役に立てば幸いです。


(追記)
これは全てのショアGTロッドに言えることですが、とにかく重いです。ロッドとリールを合わせて1241g。沖磯釣行2日目はしんどすぎてムロフカセに浮気してました笑
 
一方、コクハンアラ17kg・80cmオーバーのカッポレを釣った友人が使用していたロッドは、カーペンターのLR86。短さによる持ち重りの少なさにより2日間マシンガンキャストし続けていた。
 
また、オフショアロッドのバットジョイントシステムはショア用2ピースロッドに比べて破断強度が段違いに高い。足元で17kgのコクハンアラをかけたときも、思いっきりロッドを立てて、ドラグを出さず、足元で処理を完了していた。彼はかつてオキナワマンビカの一番硬いモデルを使用していたが、それに比べるとファイトもだいぶ楽とのこと。
 
案外86くらいの長めのオフショアGTロッドはショアからも有用かもしれない。ハエ根がキツい場所や、磯際に立てない夜磯で釣りをする場合は10ftの長さが大いに役立つと思う。
 
(追記2 2018/12/2)
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見切れていて見づらいか、ロッドのベントカーブの写真。これ、なんとドラグ18kgかけています笑
 
ドラグ18kgかけて竿を思いっきり立ててもバッドが残り、折れる気配は微塵もない。
 
まだGTを釣ってないから断言はできないが、ロッドパワーとしては必要十分だと思う。

(追記3 2019/3/27)
このロッド、実は相当ゴリゴリ系のロッドだと判明したw

色んなショアビッグゲーム用タックルを試投する機会があった。比較対象はレイジングブル 95sd、インフィニティーショア102、裂波94hd、クアトロブラック105xh等。

自分はミュートスに慣れてるから楽にキャストできるが、これらのロッドと比較すると結構カチコチの高弾性ロッドなのだと実感。

その分140g以上のルアーのキャスタビリティーが素晴らしい。ロッドがブレずにパンっ!とベビールアーを振り抜ける。他のロッドだと曲がりこみすぎてキャストがしんどい。

自分の使用ルアーはフック抜きアベレージ140gで、200g弱のルアーもガンガン使うので、そういう人はこのロッドかなり使いやすいと思う。

(追記4 2019/6/20)
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その後このロッドで釣った魚。
ヒレナガカンパチ87cm 7kg
バラフエダイ85cm 12kg

バラフエダイはかなり引く部類に入ると思うが、12kgのバラフエはロッド的にはかなり余裕を持って仕留められた。

20kgオーバーの魚に対するスペックは未だ不明だが、15kgくらいまでの魚なら余裕を持って対峙できると思う。

あと、このロッドの特性として、異常にバラしにくいってのがあると思う。

このロッドで魚をかけて、バラしたことマジで一回もないと思う。

3月に釣ったコクハンアラも、針一本でランディングまで耐えてくれた。

おそらくティップが入る仕様になっていることが関係していると思う。

それとトレードオフの関係で、大口径ポッパーとミノーのジャークはしんどいってことだろう。

(追記5 2020/10/22)
久々の追記です。
使い続けてきて、いくつかわかった点について。

1. ガイド
実はこのロッド、ガイド構成が2種類ある。
現行はGTガイドモデル。トップ16番に、ガイド個数は確か10個。全部MNガイド。

一方で、自分が使っているのは旧ガイドモデル。トップ12番に、ガイドは7個。
購入して2年くらい経ってようやく気がついたw

中古で購入する際は注意されたし。
当然ガイドがデカい方がラインシステムへの制約が減ります。

2. ロッドパワー
かつて、このロッドはドラグ18kgかけても折れる気配がない、だから信頼できる、といった趣旨の記述をした。これはある意味では正しく、ある意味では間違っているかもしれない。

ロッドのパワー≠破断強度 ということに注意が必要。
つまり、ドラグ18kgかけて折れないロッドだとしても、復元力(=ロッドパワー)が伴っているとは限らない。

破断強度に関しては間違いなくハイレベルにあるが、ロッドパワーの観点では若干クエスチョンが残るという印象。

先日GTに切られたとき、マジで寄せられなかったので…。

ミュートスのロッドパワーが低いのか、自分の技術が低いのか、現段階では判断がつかない。

先日ついにリップルフィッシャーのファイナルスタンドアップ100sxhを買ったので、ロッドパワーについても比較ができると思う。

またこの点は検証した上で書きます。

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