プロフィール

遠征人語

千葉県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

ジャンル

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:29
  • 昨日のアクセス:20
  • 総アクセス数:211255

QRコード

小笠原母島遠征2017/05(その3)

その2からの続きです)

<5月4日>ーーーーーーーーーーーー

3日連続の沖磯で、私の会社のメンバーが体力の限界でダウン。
ということで、この日は私ともう一人の遠征組Pさんとで、Pさんがすっかり仲良くなった現地の青年アングラーOMさんにご案内いただき、朝だけ地磯に行くことになった。

朝3時半に集合し、車を降りてから約1時間の山歩き。
最後に崖を降り到着。
薄暗い時間から投げ始めるが、まったく音沙汰がない。
去年は毎日何かしら誰かしら大物ヒットがあったのに、今年は本当に渋いようだ。
2時間ほど投げるもノーバイトで、穴ダコをとって終了。

o9d5dohipmvr2d8nn652_920_518-107711fb.jpg

宿に帰り午前中は休憩し、お昼は大漁寿司というお店で、名物の島寿司と、OMさんおススメのカツ丼で一杯。
ここのところ魚介類と菓子パンばかりだったので、豚カツが妙に嬉しかった。

z5aekjth33hux62ha84m_920_518-c7f0286e.jpg

夕方はフェリー港でのんびりとライトな釣りをして骨休め。

pobuzihdajuu6zoiawu3_754_920-97f50b58.jpg
(写真は会社の方)

vrpueryuvj5z9635uyv8_920_518-538d88fc.jpg

これ系の小さいハタが連発してこれはこれで楽しかった。


<5月5日>ーーーーーーーーーーーー


この日はまるまる一日釣りができる最終日。
すっかり知り合いになった船長に直接交渉して、この日も渡船に乗る。
この日のメンバーは遠征組のPさん、会社の同行者2名、そして現地アングラーのOMさん。

ダイビングでマグロが見れるとして有名な四本岩近くの、バイキンマンに似た沖磯を勧められたがスルーし、北上して島の北端を回り込み東側へ向かってみる。
ところがとんでもないうねりでNG。
母島北端の鬼岩離れも乗れず、結局最初スルーしたバイキンマン似の沖磯へ。

crs2iaipimgovs8ogtnz_920_690-d7a81da0.jpg

私の開始1投目で早速反応あり。
続いてOMさんのナパーム220に反応あり、目の前まで追ってきてバイト。
一瞬乗ったが残念ながらフックアウト。
正体は1mオーバーのカンパチ。

その後、皆のペンシルに推定カマスサワラがドカンと何度も出るも、全くフッキングしてくれない。
喰い気はあるんだろうけど喰いきれないというか。。。
Pさんがジグでチビキや、OMさんがマグナムミノーでバラハタをかけたが、トップでの大型青物は時々出るものの乗らない時間が過ぎてゆく。
この磯、イマイチと聞いていたが、ホカケに比べればだいぶ魚の反応は良い。

日中のまったり時間にボウズ逃れでジグを引いたら、足元でアカハタがヒットした。

7ivunfvx4pmjnwjz5udp_920_518-a08e73bf.jpg

私の会社組はしばしアカハタで遊んでみる。
アカハタは連発し、何匹も簡単に釣れたが、大物釣りにもどる。

この日はしっかり釣りのできる最終日。
あっという間に過ぎてしまったが、結局皆、マグロやGTがキャッチできていないのだ。

今年のルアーへの乗らなさはいったいどうしたことか。
今までトップに出た回数で、去年のようにヒットしていたら大変な大漁となっていたであろう今回の遠征。
魚影の濃さは感じられるものの、思うようにヒットに結び付けられない。

丸5日もあれば何度もチャンスがあるかと思っていた遠征も終了間近。
さすがに皆もあせりだす。
それとは裏腹に何も起きない時間が続き、日が傾いてきた。
足場が良く追い風となる磯の北向きを皆攻めていたのだが、OMさんが南向きで何かをヒットさせた。
残念ながら口切れでフックオフしてしまったが、OMさんはやはり流石で、圧倒的に皆より魚の反応を引き出している。

これをヒントに向かい風でやりにくいが、私も磯の南向きに移動し攻めてみることにした。
するとトップに何かが出た。
乗らなかったが、これをPさんに伝えると南側に移動してきた。
そしてPさん、来てものの数分後にヒット!

Pさんは大物釣りの経験豊富で、しかも良い師匠がいるらしい。
体や腕の構え、立ち位置など、ファイトの仕方は完璧であった。
非常に参考になる。
ファーストランは走られたが、その後はあっさり寄せて80センチ程度のキメジGET。
ハイタッチで喜びを分かち合う。
実はPさんは今回の遠征ではなかなかリズムが合わなかったらしく、バイトの数はかなり得ていたようだが、ことごとくフッキングしていなかった。
最後の最後にようやくトップでメインターゲットをキャッチ。
魚の大きさにはご不満のようであったが、丸々と肥えた良いキハダマグロであった。

さあ、もう回収時間までわずか。
なんとしてもマグロをキャッチしたい。
バキバキの体に鞭を打ち、懸命に投げ続ける。
だが無常にも時間が迫り、もう1回だけトップに出たがそれもフッキングすることはなく、タイムアップで終了となった。


<5月6日>ーーーーーーーーーーーー

この日は母島を発つ日。
あっという間の遠征であったが、まだメインターゲットがキャッチできていない。
日の出から宿の朝食までの時間を利用し、去年と同じくマグロの釣れる堤防に最終アタックする。

メンバーは同会社のMさん、Pさん、そして案内をかって出てくれた現地アングラーのOMさん。
OMさんは網走さんのログで、サンダルで32キロのイソンボを釣り、登場している方。
そしてなんとその日もサンダルで向かうよう。
防波堤といっても、途中まで磯伝いに歩き、最後は大型テトラをよじ登ったり飛んだりするのだが、やはりサンダルでひょいひょいと行ってしまい驚きだ。

そして4人で並んで打つ。
前日から調子の良いPさんは、ストライクプロで皆で唯一のワンバイトあったもよう。
だがその後は無常にも何も起こらず時が過ぎてゆく。
祈るように渾身のキャストとジャークを続けたが、誰のロッドも曲がることはなく万事休すでタイムアップ。

これで母島釣行は完全終了となった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

思えば去年の母島は毎日のように大物がヒットした。
最終日の堤防でのイソマグロラインブレイクは惜しかった。
その悔しさのリベンジで臨んだ今回の母島。
母島での滞在日数を増やし、道具の予備も揃え万全の体制をとったはずだが、海の状況悪く、魚の喰いが悪かった。
結局推定マグロのヒットはたったの1回。
そのたったの1回は引きが去年より格段に強く、全く相手にしてもらえなかった。
まあ、技術も体力もない私がショア(沖磯含む)からマグロやGTを釣りたいだなんて、元々無謀な挑戦なのだから、遠征1回や2回そこらでは釣れないということだ。

しかし進歩もあった。
とりあえず1.5mのカマスサワラが釣れ、自己記録は更新できた。
細長いとはいえ推定で15キロくらいはあり、それなりの大物だ。
また、170LBを7ヒロのロングリーダーシステムで、まあまあ遠投も出来るようになった。
そして最大の収穫は、前述したがたった1回であるものの超大物との貴重なやり取りを体験できたこと。
いったいあれを獲るためにはどうすべきだったのかを、その後いろいろアドバイスしていただいた皆の意見をもとに、じっくり思い返して、1年かけて対策を考えていきたいと思う。

私が繰り返し遠征を続けるのは、目標があるからで、目標達成に必要な沢山ある課題をどう解決するか、これを考えるのが楽しくてしょうがない。
来年の母島遠征に向け、また長いようで短い1年がはじまる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


網走さんをはじめ、母島の方々、遠征組のPさん、たいらさん、母島の魅力に賛同いただき同行いただいた会社の方々。
深く感謝すると共に、私の目標達成まで、何年もの長いお付き合いになりそうな予感ですが、今後もどうぞよろしくお願い致します。


jf8f6cozzwg3uf673oux_920_518-5382ca4c.jpg






Android携帯からの投稿

コメントを見る