プロフィール

A企画タックル部

鳥取県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

タグ

タグは未登録です。

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:6
  • 昨日のアクセス:8
  • 総アクセス数:112153

QRコード

対象魚

シーバス ベイトタックルってどうよ⁈

  • ジャンル:style-攻略法
シーバスでも増えつつあるベイトタックル。

ホントにメリットあるんかいな⁇
疑問が尽きません。

スピニングタックルとの比較で進めていきます。
最初に断っておきますが、私自身キャスティング用ベイトタックルの使用歴はございません。周りの友人達の経験談などをもとに勝手に書きます。
カッコいい、楽しいなどの性能に関係のない事項にはふれません。
ベイトタックル否定的なログになると思いますので、興味のない方はここで読み終えていただきたいと思います。


・飛距離
これは両論ありますが、個人的にはスピニングの圧勝に思います。
ジグや鉄板などの重量物での比較ばかり散見されますが、シーバスで最も多用されるであろう10〜20g程度のプラグではどうでしょう⁈
仮に同飛距離だとしても、ベイトにはバックラッシュやキャスト切れといったトラブルリスクが付きまといます。
スピニングと同等の飛距離を求めるわけですから、ブレーキ設定も弱くせざるを得ずトラブルリスクはさらに上がります。

経験や腕も大きく影響するでしょうが、エキスパートレベルに至るまでのルアーロストやライン消費コストもバカになりません。多くの釣り人はある程度のお財布事情があるものです。

私はスピニングタックルで年間ライントラブル、キャスト切れとほぼゼロです。
もし私がベイトタックル使えば軽く二桁はいくでしょう。もちろん加減してのキャストではなく遠投目的の話です。


・キャスト精度
精度と言っても左右の精度ではなく、前後の距離感の調整がやりやすいのでしょう。調整というかサミングでブレーキかけ、障害物手前に落とすなどといった用途です。

これを行うためには飛行中のルアーを肉眼で確認できる必要があります。
常夜灯のないナイトゲームなどでは一切のメリットにならないと認識しております。

某プロアングラーは私のホームエリアにある低い橋脚下に10.4ftスピニングタックルで何度もキャストを決めていました。

最終的には腕の要素が非常に影響するものと思います。
私がエキスパートの域に達するにはルアー破損を幾度となく繰り返す事となるでしょう。


・手返し
これもボートシーバスなどを除けばメリットにはならないと考えます。

私の場合、シーバスといえばナイトゲーム主体。一箇所である程度の時間を費やしてじっくり攻めるのが普通です。
それで出なければ移動というスタイルです。

仮に何投か多くキャストできるとしても、スピニング以上のライントラブルリスクと隣り合わせです。
1度トラブル発生すれば数投の恩恵など一瞬でなくなるどころか、時合いを逃す確率も高まってしまいます。

タックル全体での一体感はありますのでバックバンドなどの変則キャストを行う場合のメリットはあるように思います。


・巻き上げトルク
これはベイトは間違いなくあります。
しかし、大型をゴリ巻きで寄せられるメリットとは思っていません。
それを行うとフック伸びの可能性が上がりますので、力で巻けば良いというものではありません。

ここでのメリットは引き抵抗の大きなルアーのリトリーブ負荷が少なく、楽であるということです。

代表的なのは重めのバイブレーションやビッグベイトでしょう。
これらの出番の多いボートシーバスなどではメリットあると思います。

引き抵抗の大きなルアーを使わないのであれば、有利性は薄れます。
スピニングでもツインパワー4000PGのようなリールを使用すればかなり楽にリーリングできると思います。


・太いラインが使用できる
スピニングよりもライン径が飛距離に及ぼす影響が少ないのは間違いないでしょう。

根が荒いボトムを攻めて根掛かりが多発してしまうようなポイントでは、太いラインにものを言わせてフック伸ばしての回収が可能になる場面もあるでしょう。
これは間違いなくメリットです。

極端に飛距離の必要なポイントでない限り、スピニングにPE2.5号程度で使用すれば同じ用途で使用は可能です。

PE2.5号にバイブレーション15g
スピニングとベイトの飛距離をテストしたことがないので判断できませんが、スピニングの方が飛ぶようですとこのメリットもなくなります。

ラインが太いと当然ブレイク確率も減ります。
しかしシーバス相手にPE2号以上のラインが必要でしょうか?PE2号と言えばジギングでヒラマサ5kgクラスが問題なく取り込めるほどの強度です。

障害物が多くラインが擦れてしまうようなポイントでメインラインをフロロで使用する場合はメリットあると思います。
巻きグセの強いフロロ16ポンド程度をスピニングで使うのは快適とは言えません。


・感度
感度にも反響感度と巻き感度に分けて考える必要があるでしょう。

反響感度は測定器などを使ってテストしない限り真実は見えないと思います。
タックルトータルの軽さやバランス、ブランクスの素材が同じでなければ比較できません。

このでの巻き感度は流れなどの流速を回転の重みで判断することを指します。
これはギア比が高く巻き取り量が多い、つまり巻き上げトルクが低いリールのほうが感知しやすいと認識しています。

一般的にトルクがあると言われるベイトリールに有利に働くとは一概に言えないと思います。
慣れればどんなタックルでもそれなりには感知できるので取り上げて語る必要もないかもしれません。


・手が冷たい
ベイトリールは使用しているとどうしてもラインが拾ってきた水がリール周辺に飛散し、ロッドを持つ手が濡れてしまいます。

リールをパーミングしますので、ボディが金属製だと手が冷たくなります。
スピニングでも金属製のリールフットから冷たさを感じますが、設置面積がベイトのほうが明らかに広いです。

上記2つの理由で、晩秋〜初春の使用だと手が非常に冷たいと思われます。
個人的にはバックラッシュリスクに次ぐデメリットです。



・ロッド選択肢の狭さ
増えてきたとはいえ、スピニングロッドの種類からすると非常に少ないです。

とても好ましいとは言えません。


・まとめ
思いついた項目を書いてみました。

まだまだこんなメリットがあるよ!などなどは当然あると思います。
誤認も含まれていると思いますので、あてにしないで下さい。

本ログが一つの気づき点になれば幸いに思います。

現状ではバックラッシュという最大のデメリットがあります。
現在のリールはほとんどしなくなったとは言え、ゼロではありません。明らかにスピニングより発生するはずです。
このリスクが飛距離を求める者を阻み、シーバスの主要時間であるナイトゲームの敵となります。

手の冷たさも相当デメリットでしょう。
例えば気温3℃程度で手が濡れてしまうとかなりの冷えを感じます。手が冷えれば感度や操作性なども失われます。

仮に私がベイトタックルを完璧に使いこなせたとしても、釣果アップには繋がらないと考えており、手を出していません。

以上。

コメントを見る