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リールをなるべく長く使いたいならやるべき4つの事 ~お手軽メンテナンス基礎講座~

悩みに悩んで手に入れた愛用のリール。


『なるべく長く使いたいし、出来るだけ傷を付けたくない。』
そう思うのは当然の事ですよね。


今回の編集部ログでは大事なリールを長持ちさせる為に気を付けておきたい事をまとめてみました。



【1. 使ったあとは必ず水洗い】

釣り場の水には不純物は多く含まれています。

増水後の河川など淡水域でも、流れ落ちて来た砂の微粒子やプランクトン死骸など、汚れの原因が数多く存在し、キャストしたラインがそれらを巻き込みラインローラーを経てスプール内に溜まり込んでいきます。

汽水域や海水域では言わずもがな。

塵の微粒子のみならず、塩分を巻き込んで一晩のうちにゴリゴリになってしまう可能性もあります。


釣行後の水洗いだけでリールの初期性能が長く持続する事は良く知られていますが、ただ水で流すだけでなくベールアームやハンドルなど稼働部分を動かしながら、正しい手順で洗浄を行うとより効果的です。


水洗いの解説はこちら。


SHIMANO TV / スピニングリールメンテナンス




ただその水洗いが難しい…


バタン(帰宅)…ガタガタ(荷降ろし)…
ジャー(水道から出る水)…
ジャバジャバ…ガシャガシャ…

ヨナカニカエッテキテウルセーゾヽ(`Д´)ノ コラ!


帰宅が深夜になってしまっての後片付けが家族や近所の迷惑になってしまうようなシチュエーションも多々あると思います。

そんな時は車の中に水道水を入れたペットボトルを用意しておきましょう。



出展:Amazon


多少嵩張りますが1.5ℓのペットボトルを1~2本用意しておくとリールはだけでなく、ロッドグリップやルアー1式を釣り場で洗って帰る事が可能です。


帰宅後は陽の差さない場所で乾燥させる事を忘れずに。



【2. 適度なグリスアップ】

日常的なメンテナンスなら、ラインローラーとハンドルノブの回転部に専用オイルを"一滴"差すだけで充分な効果が得られます。


出展:Amazon


メインシャフトやドライブベアリングのオイルアップは釣行数回に一回程度で問題ないと言われてます。

事実、この部分に対して余り高い頻度でオイルを差すと内部のグリスを流してしまう事もあって逆効果となる可能性があります。

普段上記の手入れを入れているのに不具合や違和感を感じる場合は故障の可能瀬もあります。

分解オーバーホールまでセルフで行っている強者ベテランアングラーもいますが、少しでも分解に不安がある時はメーカーや専門業者さんに依頼をしましょう。



【3. 1日1回?釣行のない日もなるべく動かす】

動かさない時間が長ければ長いほど、内部のグリスが固まってしまうもの。


ハンドルをクルクル…
ベールをカチャカチャ…
レバーをカチカチ…


出勤前のトイレの中で、食後の一服中に、就寝前のひととき…

家族から顰蹙を買わない程度に ありとあらゆる合間を使って1日1回リールを動かしましょう。

複数リールを持っているアングラーはそれが宿命と諦め日々ハンドルを回し続けましょう。



【4.持ち運びは袋に入れて】

搬送中にタックルが受ける衝撃もそれなりに大きいものです。

不用意に置いたままにして、走行中に車内をゴロゴロと転がってしまっては故障のもと。

専用のロッドホルダーを車内に設置し、ロッドごと吊っておく事が可能ならば危害も軽減出来ますが、なかなかそうはいかないもの。


そこで、車のラゲッジスペースに収納する時はなるべくリール袋で包んでから、専用のバッカンや専用の小箱に入れて、不要な衝撃から大事なリールを守りましょう。

車から降ろす際にうっかり落下させても致命的な損傷を避けることが出来ます。



出展:Amazon


モバイル機器を持ち運ぶ時に使うクッションポーチでも充分に目的を果たせます。

同様の商品が100円ショップでも購入できますね。




時と場所によっては効果的なリールスタンド


スピニングリールで1番傷付きやすい部分はやはりベールとスプール。ライントラブルを誘発しかねない場所だけに取り扱いは慎重に行いたいものです。


そんな時、『装着していて良かった』と後から実感出来るのがリールスタンド。

メンテナンスというよりカスタマイズに近いですが、『予防』という一点において充分に検討に値する事柄です。

特に過去にリールを傷付けてしまったアングラー程必要性を実感しているのではないでしょうか?


ランディングネットに絡んだサカナやルアーを外す時や段差を乗り越える時など、タックルを直に地面やコンクリートに置かねばならなくなるシチュエーションは意外と多く、そして不意にやってきます。



リールスタンド装着時のタックル直置き


リールスタンドを装着するだけで直置きしてもリール内部に異物の侵入を極限させるだけでなく、安定しておくことが出来て、かつベールとスプールが地面に接触して傷付く事を防いでくれるのです。
※ただしサイズによっては保護できない場合もあります。







いかがでしたでしょうか?

このようにリールというのは、ちょっとしたひと手間で初期性能を持続させる事が出来ます。


長く使えてこその愛機。

気持ちよく使い続けられるようもう一度気を配って見てはいかがでしょうか?



文 ナカヤマ
編 コウノス


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