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存在が消える!? 認識灯未点灯~闇に潜む危険~

秋といえば色々な魚種で釣果のピークを迎える季節。

普段よりも釣行回数が増えるかもしれませんが、そんな時だからこそ安全には気をつけたい所。

近年普及しているライフジャケット類と比べると、意外と装着率が低めなウェーディングでは必須のアイテムを紹介します。



【普及率は意外と低い?現場で見た現実】


認識灯(以下フラッシャー)の重要性を私が再認識した体験談です。

先日、台風で場荒れする前にと久しぶりにナイトウェーディングに出掛けてきました。

少し出遅れて現着した時にはほぼ満車状態の駐車スペース。

雨天にも関わらず、さすがは秋のハイシーズンといった感じですが、フィールドを見渡せる高台に立つと思ったよりアングラーは少ない印象を受けます。

それもそのはず。

 

ZEXUS HPより

 
エントリーしてブレイクが狙える場所に近づくと何割かのアングラーはフラッシャーを点灯させていないものと判りました。

点灯し忘れたのか、はたまた装備していないのか判断付きませんが、時折靄(もや)が差すような視界の悪い雨天のナイトゲームでは非常に危険な状態であるといえます。



【見えないアングラー】


ナイトゲームではアングラー自身が暗闇に佇む事はある意味必然といえますが、その行為自体がとてつもない危険を孕んでいます。

例えるなら、夜間に車や自転車を運転しているとなかなか歩行者に気付きづらい事を思い出してもらえると良いかもしれません。

いきなり暗がりから人が出て来てビックリしたことありませんか?

誰もいないと思ってキャストしたら先行者にルアーが直撃したとか、いきなりキャストコースに入って来たと思ったら自分の存在にぜんぜん気付いていなかったとか実際よく聞く話です。

ウェーディングに限らず、明るいはずのオカッパリでもそういったシチュエーションは存在します。
酷い話ですがテトラ際に降りて釣りをしていたら、それと気付かない一般人に花火を打ち込まれたなんて話もあります。

人という生き物は先入観で判断し行動しやすいものです。

暗闇に溶け込んだ人影は、想像以上に周囲から認識される可能性が低く、『自分からは見えない≒誰もいない』と判断し行動されるため予想外の事故が発生することになります。



【沖合での恐怖】


また、最も恐れるべき事故として、航行する船との衝突が予想されます。

船上からはフラッシャーを点灯させないアングラーは暗い水面に溶け込んで全く見えないそうです。

先程、例えとして車の運転を出しましたが、多くの場合人身事故につながらないのは『人がいるかも。飛び出してくるかも。』といった『かもしれない運転』を教習所で叩き込まれているからですが、
実はプレジャーボートや漁船の船長さんも河口や干潟において、『かもしれない運転』で神経をすり減らしていると聞きます。


広大な暗い干潟の真ん中で真直ぐ高速で自分に向かって来る船…。

エンジンの音にかき消され大声で叫んでも船上の相手には届かず…。考えただけでも恐ろしいですよね…((((;゚Д゚))))



【実はいろいろあるフラッシャー】


そんなに暗くないから自分の存在に気付くだろう…。
キャスト音で人がいることに気付くだろう…。

だろう、だろうは事故のもと。

暗い夜間に事故防止のためフラッシャーを点けてジョギングや犬の散歩をしている人も多く目につくようになりました。

自転車用

ジョギング・ウォーキング用

ペット用
画像はすべてAmazonより

どれも雨程度の水濡れならば浸水することもなく十分使えます。


さらにこんなログも発見♪
安全に固定概念はいらない/SエスティマSさん
http://www.fimosw.com/u/vrjvsj3at8/jmn2dv42corckf



日常よりも危険な夜釣り。

自分の存在をしっかりアピールすることが、自身の安全を守り、さらには後行者や周囲のアングラーへの思いやりとなるんだと思います。


安全第一(^^♪



文 ナカヤマ
編集 コウノス



 

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