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山田 大輔

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呼び寄せたランカー。〜独戦第1回戦 第1試合 後記Vol.2〜


呼び寄せたランカー
【独戦】第1回戦 第1試合 後記Vol.1からの続き。





後半スタート。






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前半と同じく、釣りたい本命は沖の根に居るハズ。




しかし、ココでも明確な「何か」はなかなか見つからない。



前半とは比べようか無い程のプレッシャーが掛かる。


何も無いのか?


どうする?


照明の明かりが目に入り、
ほとんど何も見えない水面を見つめて、
何かを探す。と、言うよりは感じ取る。



手前は?
目視出来ないが、何かベイトらしき波紋を見つけると、Bloowin80Sや、Shalldus20を入れる。


セイゴでも良い。

バイトを得て、少し心を落ち着かせたい。




しかし、それは心の入っていないキャストだ。



当然、バイトなんて無い。






焦る。焦る。焦る。






ここで今一度心を落ち着けて、
自分のやりたい釣りを心にシッカリとイメージする。





「もう一度、1からやり直すんだ」





そう。
狙いたい魚は沖の何かに着いている魚。


流れはひとまず沖に効いている。
そこは、予想通り。


後はピンとなるモノを捜せば良い。




再びTRACY15をセットする。



その数投目、TRACYが根掛かる。

幸いに直ぐに外れたが、

この、ようやく探し出した根掛かり。


変な言い方だが、
この、ボトムの「何か」が私の釣りにとってはとても重要となる。

ピンの位置の特定だ。





しかし、まだ流れが緩い。

やりたい釣りの流れでは無い。





ここは、ポイントを温存して、
他の場所をリサーチする。





しかし、これと言ったボトム変化は無い。
しいて言うならば、上流は下流よりも水深が浅いかもしれないと言う事くらい。





それでも水面を睨み続け、
水面の少しの変化も見逃さぬ様に目を凝らし続ける。


手前の水面がザワついている様に感じたら、
積極的にBloowin80SやShalldus20を入れていく。



それ以外は
基本的にボトムを狙い続ける。


それも、ボトムに当たるまで沈ませる。
攻める。攻める。攻める。







コレが自分の攻略スタイルの基本なのだが、
初場所でコレはとても危険な事。



しかし、時間も無い。

バイブレーションは勿論、
Shalldus20ですらボトムギリギリを流して行く。




この時にイメージしているのは

ボトムに張り付いている大型

それだけだった。


はっきり言って、それすら居るのか居ないのか解らない。




当然ロストがかさむ。

現在2ロスト。




一本大型が出せれば、ロスト数は帳消しになる。
ポイントには申し訳ないが、
本気で攻めさせてもらう。



この状態(撮影、工藤さんが打ちまくったポイント、魚が少ない)で、今自分が出せる魚は、

瀬ギリギリに着く大型



それしか無いし、それを釣るのは得意だ。



攻める。

とにかく、ボトムを攻める。






特に何も得られないので、

最初根掛かりして、温存しておいたポイントに戻る。




ところが。。。


あれ?

解らなくなっちゃった

(−_−;)





なんという事だ。



大体の山立てはしておいたが、

先程のボトムの何かが解らなくなってしまった。




流れは良い感じに動き始めている。


残り時間も少ない。





ヤバい。
急いで探しなおさなきゃ。






恐らく、その根は想像よりも小さいのだろう。



TRACY15


narage65



必死の捜索が続く。


アップクロスで、リフト&フォールをして
ボトムを探っていると。。。


ガキッ!


根掛かり。

見つけた!




残念ながらロストしてしまったが、
何とか根を見つけた。


ラインの切れ方からして、
牡蠣瀬の様だ。





勝負の時が来た。






ルアーはアップクロスでのアプローチと
水深と、流速を考えるとBloowin!140S。



スネコンでは、そのピンのボトムまでルアーを持っていけない。


80Sで仮に小型を掛けてしまったら、
ここまでの苦労が台無しになる。



強気に、大型だけを狙う。

ボトムだ。




この時、カメラが回っていた様だが、
もう、番組なんてどうでも良い。
(すみません)






そこに居る(で、あろう)シーバスと
俺の勝負だ。




このプランが外れたら
もう代案は無い。




その時は素直に負けよう。




だけど今やっと、
魚が見えた。





リーダーを組み直し、
Bloowin140Sをセットする。












しかし、ココで問題。

持って来たBloowin140Sはシャローチューンした
一本だけ。


リップは角を出したウォブリングチューンだから
この流れにアップで入れるには良いだろう。


問題はシャローチューン。




今のところ水深は1.5〜2m程だろう。


アップで入れるには少しレンジが高い。



でも、カウントダウンで何とかなる。


その為には、狙いのピンに対して
潜航時間を計算したキャストポイントを狙わなくてはならない。



しかし、向かい風も結構吹いている。
40m以上離れたピンの更に上流は
結構遠い。




頼むぞ。Bloowin140S




そのピンに向けて釣りを始める。











すると開始して直ぐに。。。


ガン!ガン!



ミスバイトらしき手応えと共に
Bloowin140Sが「エビって」戻って来た。





やはり居る!



しかし、中途半端なサイズだったのか?

フッキングまで至らなかった。





今、思い返すと、
むしろ、ココで中途半端な魚が掛からなくて良かったのだ。




ポイントと自分を
落ち着かせる為にも、

エビを治し、

ラインチェックしながら

少しキャストをしない。







ラスト10分。





それだけあれば十分だ。






勝負は2〜3投で決まる。







そして、キャスト。

プレッシャーを考えて、
先ずは上から通す。



ノーバイト。




次のキャスト。




少しレンジを入れる。



ノーバイト。










次は根掛かり覚悟で入れる。

多分このピンポイントでは、この3投目が最後になるだろう。


これで喰わなければ、
居なくなってしまったか、
見切られてしまったのだろう。




ピンのかなり先までキャストする。


ルアーが流れて行くまでに、
狙いのピンの狙いのレンジまで届く位置に入れたつもりだ。

何度も言うが、カメラのライトが当たると
水面は、ほとんど見えない。


全ては「感」なのだ。






ウエイトを戻さずにカウントダウンで
レンジを入れて行く。

確か、5〜7カウント入れたと思う。



そして、ウエイトを戻し、
ボトムのピンギリギリを通す。





「頼む。1mでも良いから牡蠣瀬の横を通ってくれ」








ングッ!




押さえ込まれる様な手応えが伝わる!




少し強引に瀬から剥がす!




流れに乗って行く重量感から良型は解った。

流れが強い!

走られるとマズイ!


ラインは0.6号


ロッドのバットを柔軟に使い、
流心に入ろうとするソイツの顔を上流に向ける。






すると途端に素直になったソイツ。





???
止まった?




<エイの様ですね〜(笑)
(≧∇≦)








おい大西。うるさい。
(ー ー;)




一瞬自分でもそう思ったが、
コレは間違いなく魚だ。




だけど、初めての場所。


シーバスの他にどんな魚が居るのか解らない。



少し不安になる。




まあ、何にせよ釣り上げるのが最優先。





ジィィィィ〜!


突然ソイツは強いランを見せた。

プレッシャーをかけて、
ランを押さえる。





コレが止まらなければコイだな。


張り付いたらエイだ。




スー。。





中層で止まった!


コレは
シーバスだろう。





再び下流に頭を向けたが、そのまま弧を描かせて目の前へ誘導すると、、、


見えた。。。
シーバスだ。。。。



しかし。。。。。










デカイ!








<ランカーだ!ランカーだ!
(*'▽'*)



解説していた村岡さんも興奮しているのが解る。





急に大人しくなったソイツは、
ロッドのテンションで、すぐ手前に寄って来て
石の上で横を向いた。




近いし、デカイ!



ネットランディングは不可能と判断して、
ネットを投げ捨て
魚に近寄る。





バレるなよ、、、


バレるなよ。





普段ウエストバックはしないので、
フィッシュグリップがなかなか取れない。




バレるな〜
(ーー;)




グリップが外れた!





ユックリソイツの下顎にグリップを掛ける!







とった。。。




獲ったぁ!








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やり切った。


初場所でファーストキャストから170分でたどり着いたランカー!




手が震える。

いや。魂が震える。


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実測
83cm、4キロ弱のモンスターシーバス。




初めての川で
凄い魚と出逢えた。




独戦
生放送



もう、そんな事はどうでも良い。






今、確かに俺とこの魚はこの場所で出逢えたのだ。

これ以上の達成感が他に有るだろうか?





そして、
生放送で、ランカーが出たのは
初めての事らしい。

凄い事をしてしまった。
とても、名誉な事でもある。








しかし、後日放送を見て思った。


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こんなにも沢山の人達が



応援してくれて、


喜んでくれて、


釣りに行きたくなってくれて。






きっと、この魚は、
俺だけの力だけで釣れた魚では無いんだと思う。



皆んなの思いが、
魚を見たいって言う熱い思いが
「呼び寄せてくれた魚」なんだと感じた。







思いは届く




それが、
その感動がリアルに味わえるのが
釣りの素晴らしいところだと思う。





皆さんも是非
思いを叶えに、釣りに行ってください。


皆さんに応援してもらった様に、
私も皆さんが良い魚と出逢える事を
陰ながら祈っています。







今後も独戦は続きます。

トップアングラーはどんなテクニックで、
どんなドラマを見せてくれるのか?
こらからも目が離せませんね。





そして、最後に
今回御一緒させて頂いた工藤さんに
心から感謝をしたいと思います。

ありがとうございました!

今度はプライベートで、
浸かりに行きましょうね!
٩(^‿^)۶


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