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▼ トカラでアジング!
- ジャンル:釣行記
- (トカラ遠征)
※このログでは魚の写真は一切登場しません!
そのくせにいっちょ前に長々と今回の体験談を書き綴りますので釣ってから語れと思う方はそのままブラウザバック推奨です!
ぼくは昔からなんでもかんでもベイトタックルで釣ってました
誰に教えられたからでも無かったし確かベイトで釣りたいと思ったのは漫画で見たワンシーンからでした
当然最初はバックラッシュの連続で毎日の様に家の前の川でキャスト練習してました
当時はサーフや河川、ましてや磯などでベイトアングラーは居らずそのような場所で釣っていると
「スピニングでやれよな」「ベイトは飛ばないから使えない」「バックラしてるしww」「投げ方面白すぎだろwww」と隣のアングラーグループの会話が聞こえてくることが幾度となく有りました
今のようにソルトキャスティングロッドはほとんどなく
試行錯誤を重ねて少しづつ独特の釣りになって来ました
そんな高校時代のある日ネットサーフィンをしていると一枚の画像が目に留まりました
磯で巨大なベイトリールに写真でもわかる太いライン、ルアー、そして膝に抱える巨大魚
理解が追いつかずに暫く画像を拡大しては凝視し数分間眺めていました
それから南の巨大魚GTに心奪われるまではそう長く掛かりませんでした
あれから数年ようやく自分にもその挑戦権が巡ってきました
上手く文章に出来ませんがこれから挑戦される方の足掛かりに加担できればと思います。
6月の新月の大潮、自分が調べられた中でこれ以上無い状況の日を選び向かいました
フェリーや仕事の都合上自分が挑戦できるのは1日だけ現地で言うとこの”ワンナイト組”と言う奴です
基本的にトカラ列島に渡るには鹿児島本港を出るフェリーとしまに乗船するしかありません
乗船前に谷山にある釣具屋さんに寄りお世話になっている店員さんに出発の挨拶を告げました
自分が到着するとすでにアングラーが2名程待合室に腰かけていていきなりその風格、厳選されたタックル、覇気と言うかなんというか雰囲気に緊張してしまいました(笑)
行先記入や支払いを窓口で済ませ乗船時間の21:00分を待ちます
待合室でスマホを弄っていると続々とアングラーの方がやって来ました
そのほとんどが単独の方でもっと大人数でわいわい釣られる方が多いものと思っていた自分には新鮮でした
時間になり乗船を開始します
いつかは行きたいと思っていたトカラにようやく挑戦できる
それだけで何とも言えない気持ちになります
ロッドと大きい手荷物を入口付近の通路に置き割り振られた場所へと向かいます
けして広いとは言えないスペースの中ほとんどの場所が埋まります
荷物を置き船内を散策しているとレストランやシャワー室等がありました
取りあえずシャワーを浴び食事は買って来ていたのでレストランの空いたスペースで食事を摂っていました
23:00出航です
暫くはスマホで友人らと連絡を取っていましたが0:00の消灯で寝る事にしました
朝5時頃船の汽笛で目が覚めました
トカラ列島最初の島、口之島に到着し人の乗り降りや物資の積み下ろしをぼんやりとデッキで眺めていました
早朝にも関わらず風は生暖かく南に来たと実感がわきます
出航後自分の場所に戻って朝食を摂り自分が目指す諏訪瀬島を待ちます
7時頃に船内アナウンスが流れてきました、待ちきれずデッキに出て島を眺めます
写真で伝えられない深く澄んだ青い潮
ようやく挑戦が始まると思うと気持ちが高まって来てたまりません
梅雨前線も過ぎて綺麗な青空が広がっています
入港
有名な”お立ち台”と言う堤防です、自分の他にもここで降りると思われるアングラーの方が6人ほどデッキでこの景色を眺めていました
写真でもうっすら見えるえげつないリーフエッジに今の自分ではここで掛けても取れない事を確信します
いよいよ到着のアナウンスが聞こえてきました
荷物を持ち出口側のデッキを目指します
画像でしかなかった光景が目の前に実体として広がります
通路に置いていたロッド、大きい手荷物を持ち港に降ります
有名な落としダモが置いてあります
取りあえず予約していた民宿ヤマキさんを目指すべくコンテナ荷物として預けていた折り畳み自転車を受け取りに向かっていると声を掛けられました
島には3つの民宿の他に2棟のゲストハウスがあるのですが全てから漁港までの送迎が行われていたようで車までの案内でした
自転車を持って来ちゃってた旨を伝え荷物のみ運搬して頂き
自分は自転車で付近散策をしつつ宿を目指したのですが
坂がきつい事きつい事(笑)
ロードバイクも少々嗜むので自信はあったんですけどね
単身なら特に問題ないのですがロッドと荷物を持ったら無理と判断しました
宿に着くと玄関に自分の荷物が置いてあったので部屋まで運び荷解きをしました
準備を終えさて漁港まで歩くかと思っていたところ
僕の他に宿泊していた方が2名程居られたのですが
その方からレンタカーを借りたので一緒に行動しようと声を掛けて頂けました
これはありがたいと1日間の釣行を3人で行動することに決まりました
声を掛けて頂いたのは千葉から来たYさんトカラ初挑戦で5タックルの内1つにアベットがありハイテンションで色々聞いちゃいましたw
もうお一人が山口から新幹線で鹿児島までやって来たトカラ3回目のKさんです
タックルを眺めていると独特のマーブル模様のブランクでした
「もしかして自作ロッド...ブランクってマグナムクラフトです?」と話しかけると色々お話を聞かせて頂きました!
現場視察兼肩慣らしのためタックルを詰め込み一つ目の港
切石港に向かいました
夜の舞台になる港です
足場の状況、水深、リーフの確認を存分に行います
港に到着すると既に5人ほどのアングラーと思わしき方が視察中でした
暫くみんなで談笑をしつつ生々しい体験談を聞き気を引き締めました
その後もう一つの漁港元浦港にやって来ました
今回はこちらが風表側で激しいうねりと風にここでの釣りは無茶だと判断しました
座礁したタンカーがそのまま置いてありました
視察を終え民宿さんの昼食時間となったのですが
自分は事前に昼食と朝食をキャンセルしていたのでこのまま切石港側に降ろして頂きリーフ周りの釣りを開始しました
潮が引くと300m程沖までリーフが露になります
安全対策を十分に行いリーフエッジを目指します
リーフ上は深くても水深が膝までなのですが
点在するリーフホールやクレバスは水深が数m、リーフエッジに至っては数十mあるので見落とせません
間違ってもウエーダーでは歩かないでくださいゲームベストは必須です
今回持ち込んんだタックルはワンタックルです
ロッド リップルフィッシャー ランナーエクシードFSU105BXH
リール USダイワ ソルティガLD50HS(もろもろ改造品)
ライン ナイロン220lb+SSアシスト40号20m+PE10号275m
もし釣りにならない状況になった場合は自分の力不足として諦めるつもりでした
そう思いつつストライクプロ185Fをキャストしていると唐突にひったくるようなバイト
瞬時にフッキング、3回ほど追い合わせを入れたのちにリーフエッジ対策の為LDを落としリーフエッジに走りました
リーフに張り付いているであろう魚を剥がすためにレバーを上げると魚はそこには折らず遥か遠くに居ました
アジ系じゃない!何だ!!と凄まじく強引な引きに対処出来ずに目の前の背にメインPEが振れた途端にブレイクとなりました
こんな場所です
左に見えている瀬より沖、左方向に走られて居ました
自分の経験不足、魚種を間違った判断ミスが招いたブレイクですこんなに走らせてはSSアシストを設けても無意味です
苦い経験となりました
恐らくはイソマグロだと思われます
幸いメインPEは少々しか切れておらずSSアシストを組み直して釣りを再開しますがこの後は胸程まであるウツボのみでリーフ釣行は終了となりました
ランガンを繰り返したためスマホの万歩計は25000歩を記録していました
あっ、ついでですが島内ではドコモ以外の4G回線は有りませんのでスマホの他に電話用携帯の所持をお勧めします
昼食を終え堤防で釣りをしていたお二人と合流し夜の部に向けて宿で準備+仮眠をすることにしました
夜の部タックルですと言いましても昼とほとんど一緒ですね
変わった事と言えばリュックからロープが無くなった事と
リールのSSアシストが40号→30号にワンランク落ちた事ですね
昼間程リーフエッジ上のやり取りは無いので飛距離重視で挑みます
自分にとっては唯一の宿の食事です
夜に備えいつもより多めに食べて気持ち体重を増やします(笑)
真ん中のお刺身多分トビウオだと思うんですけどめっちゃおいしいかったです
最初の内は3人で談笑していたのですが終盤は緊張や様々な思いが混ざり口数が減ります
19時頃に堤防入りしました
既に4人の方が堤防入りしていて釣りを開始していました
自分も梅雨ブギィD7をセットしキャストを開始します
暫く投げていると少し遠くから別のベイトタックルのキャスト音が聞えてきました
音からするとミッドリーダーも入っていてその後のふくらみの音もなく相当な熟練者であることは明らかでした
あまり釣り場で自分から見知らぬ方に話しかける事はないのですが話しかけずには居られませんでした
近づいて姿が視認できると大きな方でした
あいさつをするととても気さくに話して頂けました
手が大きくLD30と思いましたがリールは自分と同じソルティガLD50でその上キャスト音で改造していることは明らかでした
話を聞くと熊本の方でUZUのニイナさんやホソマッチョスプールの開発者さんとも交流のある言わば初期からのLDキャスト探究者の方でした
すでに数回目の諏訪瀬遠征とのことですが依然としてGTをキャッチ出来ていない事を教えて頂き事の大変さを再認識しました
ぼくにとってはこの方とお話しできて自分のこれまでの考察とその方の実体験で答え合わせが出来ただけでもこの島に来た価値以上のものです
その後互いの健闘を祈りまた新月で真っ暗な堤防の空いている場所に戻りました
スマホのISO感度を最大にして写真を撮ってもライトを消せばそこは真っ暗です
堤防のちょっとした段差ですらヘッドライト無しでは分かりません
そんな中で突然遠くから水面を割る音が聞えました
「食ったぁあっ!!」
その声が聞こえると同時にほぼ全員がヘッドライトを付けました
その瞬間に堤防上に20人ほどのアングラーが居たことに驚きファイト中のトカラ初挑戦Yさんの姿が目に飛び込んできました
ランディングはアングラーほぼ全員で行います
落としダモを取りに走る方、ヘッドライトで足場を照らしサポートする方、隣に立ちサイズ次第によっては引きずられるファイトになる方の腰を掴み止める方、だれが割り振った訳でも無いですが20秒掛からないですべてが行われました
上がってきたのは1m程のカスミアジでした
膝に抱え記念撮影をした後にリリースを行いおめでとうございます!と声を掛けた時のYさんの安堵の表情は今でも思い出します
その後漁港にトビが入り始め今か今かとキャストを続けていると
漁港から一隻の漁船が出てきましたそこからトビウオ漁が始まったので往復する船の間を縫ってキャストを続けます
1時頃まで漁を行い沖の方に出ていきました
我々はどれだけいっても所詮は娯楽です、島の方々には生活が掛かっていますそれに難癖をつけるのは筋違いと言う物でしょう
トビウオも人も減って漁港を静けさが包みます
20人ほどいたアングラーも減り2時時点で10人ほどになりました
自分も堤防上で仮眠を取りつつキャストを続けましたが
気付けば周りが明るくなっていました
5時に周りを見渡すとYさんとKさんはストップフィッシングしていて堤防に立つアングラーは自分と熊本のベイトアングラーの方だけになっていました
最後にお疲れ様でしたと声をお掛けし自分も民宿メンバーと堤防を後にしました
この堤防で真っ暗闇の横風が強く吹く時間もあった中
一晩中LDベイトタックルで釣り続けられた事が今の自分には大切な経験になりました
民宿までの車内はとても静かでした悔しさや疲れで疲労困憊している中、民宿でシャワーを浴び帰りの準備をします
ここで寝るとフェリーの時間に起きれる気がしないので睡眠はフェリーまで我慢です
一通り終わってぼーっとしていると座ったまま寝ていました
夢を見ました、まだ暗い堤防に立っていて釣りをしていました
リーリングしていると手元に違和感を感じフッキングしました直後に顎に鈍痛を感じて目が覚めました
現実の体も動いていて左手で自分にアッパー決めていて(笑)
ぼんやりした頭の中自然と笑いと涙が出ました
ああ...悔しいなー
9:30 諏訪瀬島出航です
港まで送って頂きワンナイト組の自分とKさんは島を離れます
カスミをキャッチしたYさんは水曜までの滞在です
Yさん「お二人の分もリベンジしますね」
自分「お願いしますね!なんで昨日来んかったって言っちょって下さい笑」
Kさん「もーほんとに、ビンタしといて下さいね笑」
島から離れる船を雨の降る中島の方はずっと手を振って送ってくれました
自分とKさんも最後まで手を振り自分のわがままで先にレストランで昼食を取りました
談話をしつつやはり疲れ切っていて目が虚ろです
布団に入ると落ちるように眠りに着きました
結局残りの島でなる汽笛の音にも起きる事は無く
気付けは空席の有った就寝スペースも埋まっていました
18:30に鹿児島港に着きいよいよ2日間一緒だったKさんともお別れです
Kさん「来年は来ないんですか?」
自分「ははは、絶対来ますよリベンジです」
Kさん「ではまた来年ですね」
自分「またここでお会いしましょうね!では!」
こうしてぼくの諏訪瀬島釣行は終了しました
色々ありすぎちゃってログが長くなりましたが最後まで読んでいただけたのなら
これ以上の事は有りません
何年も通いGTを追いかけ続けた方がGTを上げるとその方よりこれまた何年もその姿を見て来た周りの方が泣いてしまうそうです
全く持ってその通りだなと今なら分かります
ぼくも来年はファイトくらいには持ち込めるよう準備をして行きます
そしてどうせ掛けたのなら上げられる体も作っていきます
ちょっと前後しちゃいますがいずれ準備編も書けたらと思います
それでは!
そのくせにいっちょ前に長々と今回の体験談を書き綴りますので釣ってから語れと思う方はそのままブラウザバック推奨です!
ぼくは昔からなんでもかんでもベイトタックルで釣ってました
誰に教えられたからでも無かったし確かベイトで釣りたいと思ったのは漫画で見たワンシーンからでした
当然最初はバックラッシュの連続で毎日の様に家の前の川でキャスト練習してました
当時はサーフや河川、ましてや磯などでベイトアングラーは居らずそのような場所で釣っていると
「スピニングでやれよな」「ベイトは飛ばないから使えない」「バックラしてるしww」「投げ方面白すぎだろwww」と隣のアングラーグループの会話が聞こえてくることが幾度となく有りました
今のようにソルトキャスティングロッドはほとんどなく
試行錯誤を重ねて少しづつ独特の釣りになって来ました
そんな高校時代のある日ネットサーフィンをしていると一枚の画像が目に留まりました
磯で巨大なベイトリールに写真でもわかる太いライン、ルアー、そして膝に抱える巨大魚
理解が追いつかずに暫く画像を拡大しては凝視し数分間眺めていました
それから南の巨大魚GTに心奪われるまではそう長く掛かりませんでした
あれから数年ようやく自分にもその挑戦権が巡ってきました
上手く文章に出来ませんがこれから挑戦される方の足掛かりに加担できればと思います。
6月の新月の大潮、自分が調べられた中でこれ以上無い状況の日を選び向かいました
フェリーや仕事の都合上自分が挑戦できるのは1日だけ現地で言うとこの”ワンナイト組”と言う奴です
基本的にトカラ列島に渡るには鹿児島本港を出るフェリーとしまに乗船するしかありません
乗船前に谷山にある釣具屋さんに寄りお世話になっている店員さんに出発の挨拶を告げました
自分が到着するとすでにアングラーが2名程待合室に腰かけていていきなりその風格、厳選されたタックル、覇気と言うかなんというか雰囲気に緊張してしまいました(笑)
行先記入や支払いを窓口で済ませ乗船時間の21:00分を待ちます
待合室でスマホを弄っていると続々とアングラーの方がやって来ました
そのほとんどが単独の方でもっと大人数でわいわい釣られる方が多いものと思っていた自分には新鮮でした
時間になり乗船を開始します
いつかは行きたいと思っていたトカラにようやく挑戦できる
それだけで何とも言えない気持ちになります
ロッドと大きい手荷物を入口付近の通路に置き割り振られた場所へと向かいます
けして広いとは言えないスペースの中ほとんどの場所が埋まります
荷物を置き船内を散策しているとレストランやシャワー室等がありました
取りあえずシャワーを浴び食事は買って来ていたのでレストランの空いたスペースで食事を摂っていました
23:00出航です
暫くはスマホで友人らと連絡を取っていましたが0:00の消灯で寝る事にしました
朝5時頃船の汽笛で目が覚めました
トカラ列島最初の島、口之島に到着し人の乗り降りや物資の積み下ろしをぼんやりとデッキで眺めていました
早朝にも関わらず風は生暖かく南に来たと実感がわきます
出航後自分の場所に戻って朝食を摂り自分が目指す諏訪瀬島を待ちます
7時頃に船内アナウンスが流れてきました、待ちきれずデッキに出て島を眺めます
写真で伝えられない深く澄んだ青い潮
ようやく挑戦が始まると思うと気持ちが高まって来てたまりません
梅雨前線も過ぎて綺麗な青空が広がっています
入港
有名な”お立ち台”と言う堤防です、自分の他にもここで降りると思われるアングラーの方が6人ほどデッキでこの景色を眺めていました
写真でもうっすら見えるえげつないリーフエッジに今の自分ではここで掛けても取れない事を確信します
いよいよ到着のアナウンスが聞こえてきました
荷物を持ち出口側のデッキを目指します
画像でしかなかった光景が目の前に実体として広がります
通路に置いていたロッド、大きい手荷物を持ち港に降ります
有名な落としダモが置いてあります
取りあえず予約していた民宿ヤマキさんを目指すべくコンテナ荷物として預けていた折り畳み自転車を受け取りに向かっていると声を掛けられました
島には3つの民宿の他に2棟のゲストハウスがあるのですが全てから漁港までの送迎が行われていたようで車までの案内でした
自転車を持って来ちゃってた旨を伝え荷物のみ運搬して頂き
自分は自転車で付近散策をしつつ宿を目指したのですが
坂がきつい事きつい事(笑)
ロードバイクも少々嗜むので自信はあったんですけどね
単身なら特に問題ないのですがロッドと荷物を持ったら無理と判断しました
宿に着くと玄関に自分の荷物が置いてあったので部屋まで運び荷解きをしました
準備を終えさて漁港まで歩くかと思っていたところ
僕の他に宿泊していた方が2名程居られたのですが
その方からレンタカーを借りたので一緒に行動しようと声を掛けて頂けました
これはありがたいと1日間の釣行を3人で行動することに決まりました
声を掛けて頂いたのは千葉から来たYさんトカラ初挑戦で5タックルの内1つにアベットがありハイテンションで色々聞いちゃいましたw
もうお一人が山口から新幹線で鹿児島までやって来たトカラ3回目のKさんです
タックルを眺めていると独特のマーブル模様のブランクでした
「もしかして自作ロッド...ブランクってマグナムクラフトです?」と話しかけると色々お話を聞かせて頂きました!
現場視察兼肩慣らしのためタックルを詰め込み一つ目の港
切石港に向かいました
夜の舞台になる港です
足場の状況、水深、リーフの確認を存分に行います
港に到着すると既に5人ほどのアングラーと思わしき方が視察中でした
暫くみんなで談笑をしつつ生々しい体験談を聞き気を引き締めました
その後もう一つの漁港元浦港にやって来ました
今回はこちらが風表側で激しいうねりと風にここでの釣りは無茶だと判断しました
座礁したタンカーがそのまま置いてありました
視察を終え民宿さんの昼食時間となったのですが
自分は事前に昼食と朝食をキャンセルしていたのでこのまま切石港側に降ろして頂きリーフ周りの釣りを開始しました
潮が引くと300m程沖までリーフが露になります
安全対策を十分に行いリーフエッジを目指します
リーフ上は深くても水深が膝までなのですが
点在するリーフホールやクレバスは水深が数m、リーフエッジに至っては数十mあるので見落とせません
間違ってもウエーダーでは歩かないでくださいゲームベストは必須です
今回持ち込んんだタックルはワンタックルです
ロッド リップルフィッシャー ランナーエクシードFSU105BXH
リール USダイワ ソルティガLD50HS(もろもろ改造品)
ライン ナイロン220lb+SSアシスト40号20m+PE10号275m
もし釣りにならない状況になった場合は自分の力不足として諦めるつもりでした
そう思いつつストライクプロ185Fをキャストしていると唐突にひったくるようなバイト
瞬時にフッキング、3回ほど追い合わせを入れたのちにリーフエッジ対策の為LDを落としリーフエッジに走りました
リーフに張り付いているであろう魚を剥がすためにレバーを上げると魚はそこには折らず遥か遠くに居ました
アジ系じゃない!何だ!!と凄まじく強引な引きに対処出来ずに目の前の背にメインPEが振れた途端にブレイクとなりました
こんな場所です
左に見えている瀬より沖、左方向に走られて居ました
自分の経験不足、魚種を間違った判断ミスが招いたブレイクですこんなに走らせてはSSアシストを設けても無意味です
苦い経験となりました
恐らくはイソマグロだと思われます
幸いメインPEは少々しか切れておらずSSアシストを組み直して釣りを再開しますがこの後は胸程まであるウツボのみでリーフ釣行は終了となりました
ランガンを繰り返したためスマホの万歩計は25000歩を記録していました
あっ、ついでですが島内ではドコモ以外の4G回線は有りませんのでスマホの他に電話用携帯の所持をお勧めします
昼食を終え堤防で釣りをしていたお二人と合流し夜の部に向けて宿で準備+仮眠をすることにしました
夜の部タックルですと言いましても昼とほとんど一緒ですね
変わった事と言えばリュックからロープが無くなった事と
リールのSSアシストが40号→30号にワンランク落ちた事ですね
昼間程リーフエッジ上のやり取りは無いので飛距離重視で挑みます
自分にとっては唯一の宿の食事です
夜に備えいつもより多めに食べて気持ち体重を増やします(笑)
真ん中のお刺身多分トビウオだと思うんですけどめっちゃおいしいかったです
最初の内は3人で談笑していたのですが終盤は緊張や様々な思いが混ざり口数が減ります
19時頃に堤防入りしました
既に4人の方が堤防入りしていて釣りを開始していました
自分も梅雨ブギィD7をセットしキャストを開始します
暫く投げていると少し遠くから別のベイトタックルのキャスト音が聞えてきました
音からするとミッドリーダーも入っていてその後のふくらみの音もなく相当な熟練者であることは明らかでした
あまり釣り場で自分から見知らぬ方に話しかける事はないのですが話しかけずには居られませんでした
近づいて姿が視認できると大きな方でした
あいさつをするととても気さくに話して頂けました
手が大きくLD30と思いましたがリールは自分と同じソルティガLD50でその上キャスト音で改造していることは明らかでした
話を聞くと熊本の方でUZUのニイナさんやホソマッチョスプールの開発者さんとも交流のある言わば初期からのLDキャスト探究者の方でした
すでに数回目の諏訪瀬遠征とのことですが依然としてGTをキャッチ出来ていない事を教えて頂き事の大変さを再認識しました
ぼくにとってはこの方とお話しできて自分のこれまでの考察とその方の実体験で答え合わせが出来ただけでもこの島に来た価値以上のものです
その後互いの健闘を祈りまた新月で真っ暗な堤防の空いている場所に戻りました
スマホのISO感度を最大にして写真を撮ってもライトを消せばそこは真っ暗です
堤防のちょっとした段差ですらヘッドライト無しでは分かりません
そんな中で突然遠くから水面を割る音が聞えました
「食ったぁあっ!!」
その声が聞こえると同時にほぼ全員がヘッドライトを付けました
その瞬間に堤防上に20人ほどのアングラーが居たことに驚きファイト中のトカラ初挑戦Yさんの姿が目に飛び込んできました
ランディングはアングラーほぼ全員で行います
落としダモを取りに走る方、ヘッドライトで足場を照らしサポートする方、隣に立ちサイズ次第によっては引きずられるファイトになる方の腰を掴み止める方、だれが割り振った訳でも無いですが20秒掛からないですべてが行われました
上がってきたのは1m程のカスミアジでした
膝に抱え記念撮影をした後にリリースを行いおめでとうございます!と声を掛けた時のYさんの安堵の表情は今でも思い出します
その後漁港にトビが入り始め今か今かとキャストを続けていると
漁港から一隻の漁船が出てきましたそこからトビウオ漁が始まったので往復する船の間を縫ってキャストを続けます
1時頃まで漁を行い沖の方に出ていきました
我々はどれだけいっても所詮は娯楽です、島の方々には生活が掛かっていますそれに難癖をつけるのは筋違いと言う物でしょう
トビウオも人も減って漁港を静けさが包みます
20人ほどいたアングラーも減り2時時点で10人ほどになりました
自分も堤防上で仮眠を取りつつキャストを続けましたが
気付けば周りが明るくなっていました
5時に周りを見渡すとYさんとKさんはストップフィッシングしていて堤防に立つアングラーは自分と熊本のベイトアングラーの方だけになっていました
最後にお疲れ様でしたと声をお掛けし自分も民宿メンバーと堤防を後にしました
この堤防で真っ暗闇の横風が強く吹く時間もあった中
一晩中LDベイトタックルで釣り続けられた事が今の自分には大切な経験になりました
民宿までの車内はとても静かでした悔しさや疲れで疲労困憊している中、民宿でシャワーを浴び帰りの準備をします
ここで寝るとフェリーの時間に起きれる気がしないので睡眠はフェリーまで我慢です
一通り終わってぼーっとしていると座ったまま寝ていました
夢を見ました、まだ暗い堤防に立っていて釣りをしていました
リーリングしていると手元に違和感を感じフッキングしました直後に顎に鈍痛を感じて目が覚めました
現実の体も動いていて左手で自分にアッパー決めていて(笑)
ぼんやりした頭の中自然と笑いと涙が出ました
ああ...悔しいなー
9:30 諏訪瀬島出航です
港まで送って頂きワンナイト組の自分とKさんは島を離れます
カスミをキャッチしたYさんは水曜までの滞在です
Yさん「お二人の分もリベンジしますね」
自分「お願いしますね!なんで昨日来んかったって言っちょって下さい笑」
Kさん「もーほんとに、ビンタしといて下さいね笑」
島から離れる船を雨の降る中島の方はずっと手を振って送ってくれました
自分とKさんも最後まで手を振り自分のわがままで先にレストランで昼食を取りました
談話をしつつやはり疲れ切っていて目が虚ろです
布団に入ると落ちるように眠りに着きました
結局残りの島でなる汽笛の音にも起きる事は無く
気付けは空席の有った就寝スペースも埋まっていました
18:30に鹿児島港に着きいよいよ2日間一緒だったKさんともお別れです
Kさん「来年は来ないんですか?」
自分「ははは、絶対来ますよリベンジです」
Kさん「ではまた来年ですね」
自分「またここでお会いしましょうね!では!」
こうしてぼくの諏訪瀬島釣行は終了しました
色々ありすぎちゃってログが長くなりましたが最後まで読んでいただけたのなら
これ以上の事は有りません
何年も通いGTを追いかけ続けた方がGTを上げるとその方よりこれまた何年もその姿を見て来た周りの方が泣いてしまうそうです
全く持ってその通りだなと今なら分かります
ぼくも来年はファイトくらいには持ち込めるよう準備をして行きます
そしてどうせ掛けたのなら上げられる体も作っていきます
ちょっと前後しちゃいますがいずれ準備編も書けたらと思います
それでは!
- 2017年6月26日
- コメント(8)
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