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「釣れるルアー」と「売れるルアー」の違い その4

※毎度になりますが、このブログはあくまで個人の感想、経験であり、特定のメーカーや人物を誹謗中傷する意図はありません。




いきなり読み始めても分からないので、先ずはこちらから
その1

その2

その3




さて、ここまできてアプローチ方法ばかりで、一向に「特定の釣れるルアー」を上げないのは何故かと思っている方も居るだろう。


そろそろ本質を話すとして…。


貴方は普段、ルアーローテーションの中心にどんなルアーを使用しているだろうか。




デイが多い人はバイブレーションがメインとなり、ナイトが多い人はミノーが主体となるだろう。


一部、デイとナイトで同じルアーを共通して使用しているアングラーもいる。



デイとナイトを共用しているアングラーは2パターンあり、そのメインとなるルアーの使用方法を完全に熟知し、どのような状況でも1匹釣る猛者か、初心者に多いが、一度美味しい思いをしてから(もしくは釣れるという印象を受けてから)、そのルアーの信者になった人だろう。







「釣れるルアー」を探してここまで辿り着いた初心者〜中級者アングラーには酷な言い方になるが…。




極端かもしれないが、はっきり言うと、そんな物は存在しない。



「売れるルアー」は決して「釣れるルアー」ではないのだ。




当たり前の事になるが、日本全国で共通して「使えるルアー」は多々存在する。


しかし、この国は東西南北に約2000キロあり、太平洋側、日本海側、シャロー、ディープ、川、海等様々な環境があり、また、シーバス釣り1つであってもアングラーによって「普段使うタックルバランスは様々なため、「特定のルアー」を挙げる事ができないのは当然である。

ルアーメーカーもそうだ。
メーカーによっても、得意とする環境、シチュエーションは、本拠地を置く地域付近や、顧客となるアングラーが多く行く場所に特化したものが多くなる。

でなければ売れないからだ。



全国区でテスターやモニターを展開し、開発しているメーカーもあるが、あくまで汎用アプローチをベースにしているに過ぎない。
だからこそ、釣れるルアーではなく、使えるルアーが多い。
そのため、使い方も「一般的な使い方」になってしまう。



例えば、私が普段行く南紀と故郷南九州の磯は風景は似ている。


だが、使用するタックルやルアー、ラインの太さや号数、リーダーの長さを変えている。


理由は簡単である。

使用する場所が変われば、環境も変わるからだ。


事実、水の硬度や地質、塩分濃度や透明度、平均水温、ベイトが捕食するプランクトンの種類などなど、人間の目には分からないレベルで変化は存在する。


そのミクロな視点にまで焦点をあてなければ、その地域に特化したルアーは開発できない。



私が所属するチームは、メンバーが北は秋田から南は鹿児島までおり、その地域特性を理解した人達ばかりだ。


ナイトシーバスをやる際、カラーは何色がベースになるか。

そんな質問をメンバー全員に投げかけた事がある。


自然河川が多い地方はクリアや蛍光のグリーン系、関東はパール〜シルバーのホワイト系、そして関西はゴールド系だった。



あくまで私見だが、水の色の素となるプランクトンや、有機物に影響されているからこその答えだと思う。





リアクションバイトを得るための釣りならそこまで細かく考える必要はない。


しかし、皆がリアクションバイトの釣りばかりしている為か、どんどんスレが進んでいるように感じる。


私からすれば、リアクションの釣りは「やる気のあるシーバスが釣れた」に過ぎない。


よく、初心者〜中級者で「売れるルアー」ばかりを持ち込み、スレが進んだポイントで釣りをし、1匹もキャッチはおろか、ノーバイト、ノーチェイスというアングラーが居る。


何故釣れなかったかを聞くと、「シーバスが居なかった」と大多数が答える。


本当にそうなのだろうか?



先日、バイブレーションばかり投げて、釣れなかったというアングラーとすれ違い様にポイントに入り、私はランカーを釣る事が出来た。



そのアングラーはタックルは上級者向けのものばかりを使用していたが、アプローチが間違えていたのだろう。



ルアーやアプローチ方法が間違えている、つまり自身の釣り方が間違えている事に気づけなければ、どれ程いい道具を揃えようと上達するのは難しい。



道具による能力の底上げはなされても、使い手の現場を観るチカラと判断能力が足りていなければ、結果には繋がらないのだ。



重要なのは、どこに行っても同じタックル、同じルアーで釣りをするのではなく、その地域でのアプローチ方法を習得、検証、実践をする事が、1匹を釣る近道なのだ。



そして何より、使用するルアーの開発経緯、強み、弱みを理解し、「使えるルアー」から「釣れるルアー」に昇華させるのは、貴方自身の努力なのだ。





例外もあるが、それは次の機会に。

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ロッド : EU DAIWA ballistic-X
リール : US DAIWA TATULA LT4000
ライン : 東レ シーバスPEパワーゲーム
リーダー : 東レ パワーゲーム ルアーリーダーフロロ




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