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▼ 『ASTELION AST-83L+』 というロッド!
みなさんこんにちは!
東京湾奥エリアの加藤です。
今回はMegabassのショアキャスティングロッドのお話しです。
Megabassには現在2つのシリーズのロッド達ががラインナップされています。
1つは『Shadow XX (シャドウダブルエックス)』シリーズ。
そして、もう1つが『ASTELION (アステリオン)』シリーズです。
どちらのシリーズも、港湾や小場所向けのライトなモノから、サーフや大型河川で活躍する長く強いモノがあり、シーバスに照準を合わせたロッド達です。
Shadow XXシリーズと比べると、ASTELIONシリーズはコストパフォーマンスに優れるエントリーモデルといった位置づけでしょうか。
シーバスロッドとしてはライトな部類のパワー設定ですが、柔らかさが主体のロッドではなくハリがあるけれど柔軟性がある、そしてバットに強靭なパワーを併せ持ったロッドです。
当初、僕はこの83L+ をバチ抜けパターンや港湾、運河でのシーバス狙いに使用するつもりでいました。
しかし、部屋でこのロッドを振ってみた瞬間に、これはチニングにも向いているのではないかと感じ、シーバスよりも先にチニングに行ってしまったのです。
実釣は、ティップの適度なハリと感度によりボトムズル引きのフィーリングが予想以上に良かったというのが第一印象です。
ティップが軟らか過ぎるとリグが障害物に引っ掛かかる度に"つんのめる"様な感触がリールのハンドルに伝わりスムーズなスローリトリーブが行い難いのですが、適度なハリのおかげでティップが入り過ぎる前に障害物を回避してくれるというイメージです。
とはいえ、ティップがほとんど入らない程ハリが強いのではなく適度なハリとしなやかさを上手くバランスさせたセッティングなのです。
チヌの繊細なバイトにも違和感を与えず、そのまま深いバイトに持ち込む事が出来ているような印象を受けました。
40cm前後のチヌなら主にロッドの1/3辺りが曲がり込むレギュラーファーストアクションで、しっかりと魚をいなしてコントロールすることができます。
45cmほどのサイズなら引きを楽しみつつも安心してファイトできるパワーを備えています。
シーバスロッドとしてのパワー標記はL+ですが、一般的なチニングロッドと比べるとMクラスと同等かそれ以上のバットパワーを備えているので50cm近いキビレが相手でも不安は皆無です。
また、チヌジグがボトムに接地する感覚をしっかり伝えてくれるティップのハリと感度、バイトしてくるチヌに違和感を与えにくいしなやかさの恩恵なのか、ボトルシュリンプをチヌジグごと飲み込むバイトをみせてくれた個体も居ました。
大型のクロダイならルアー丸飲みも何度か経験がありますが、このサイズの丸飲みには驚きです。
デイゲームでジグヘッドを用いたダートの釣りにも使用してみました。
こちらもティップセクションの絶妙なセッティングの恩恵でジグヘッドを容易にコントロールすることができ良型のキビレとクロダイをキャッチ。
暖かくなればミノーのトゥイッチングやトップウォーター系の操作性も良さそうです。
ただ、ここまで書いて皆さんはある疑問を抱かれたかもしれません。
弱く小さなバイトの多いバチ抜けパターンも想定して用意したロッドなのにティップにハリがあるの?と。
それはチニングに使用している僕自身も勿論感じました。
83L+は、バチ抜けパターン用に特化したソリッドティップの等の柔らかさに比べると確かに明確なハリ感があり、それがこの時季に多い弱いバイトにどう影響するのか?。
そこで、自分自身で感じたその疑問を検証したくて、小潮の潮止まりという非常に中途半端なタイミングではありますが、仕事帰りに寄り道して短時間の釣行に向かいました。
流れも風もなく、狙い所が特定しにくい非常にタフなコンディションでしたが、遠投した先の小さく弱いアタリもしっかりと捕らえる事ができ3バイトの2キャッチ。
厳寒季に表層で出るバイトは弱く小さく乗せにくいアタリが多いのですが、良好な感度としなやかに入るティップ、アワセを入れた際に瞬時にフックに負荷を掛ける事ができるレギュラーファーストアクションのお陰で、少ないバイトをモノにすることができました。
(ルアーは『X-92エドニスSW』。残念ながら現在は廃盤になっていますが、固定重心のリップ付きFミノーとは思えない飛距離とローリングアクションによる釣力には今でもついつい頼ってしまいます。15年以上前に開発されたルアーですが、個人的に再販を熱望するMegabassルアーの1つです)
また別の日は、大潮の潮止まり直前という微妙なタイミング。
モゾモゾ…といった弱いアタリもしっかりとモノにすることができました。
数少ない繊細なバイトを高確率でヒットに持ち込むことができたので、バチ抜けパターンでも自信を持って使用できそうです。
ちなみに、ASTELION AST-83L+ のルアーウエイト上限は24g。
気持ち良くキャストできたのは7g~20gあたりです。
また、参考数値ではありますが35gまではフルキャストを試してみました。
勿論、スペック上限を大幅に超えるウエイトのルアーをキャストするにはテクニックが必要なのでお勧めできませんが、スペックを大幅に超えるルアーを投げれるということはバットが腰砕けせず、しっかりと反発力を発揮できるパワーを持っているという事なので、大物と対峙した時にも不安なくやり取りを楽しむ事ができるはずです。
数日前に今年の初年無しとなる53cmのクロダイをキャッチしたのも ASTELION AST-83L+ です。
ドラグの設定にもよりますが、このサイズの強烈な引きには、それまでのレギュラーファーストアクションの曲がりから、ロッド全体が綺麗に弧を描くレギュラーアクションの曲がり方に移行し主導権を奪われる事なくいなす事ができます。
軽いルアーで繊細なルアーコントロールの出来るASTELION AST-83L+は、大型のクロダイと対峙することで『柔と剛』というコンセプト通りの性能を体感することが出来ました。
『ASTELION(アステリオン)AST-83L+』はシーバスだけでなく、チニングにも良好なフィーリングを持つロッドである事が数回の釣行で確信に変わりました。
港湾や運河、小規模河川やバチ抜けパターン狙いのシーバスだけでなく、チニングも対応できる『ASTELION AST-83L+』の高いコストパフォーマンスを是非体験してみてください。
東京湾奥エリアの加藤です。
今回はMegabassのショアキャスティングロッドのお話しです。
Megabassには現在2つのシリーズのロッド達ががラインナップされています。
1つは『Shadow XX (シャドウダブルエックス)』シリーズ。
そして、もう1つが『ASTELION (アステリオン)』シリーズです。
どちらのシリーズも、港湾や小場所向けのライトなモノから、サーフや大型河川で活躍する長く強いモノがあり、シーバスに照準を合わせたロッド達です。
Shadow XXシリーズと比べると、ASTELIONシリーズはコストパフォーマンスに優れるエントリーモデルといった位置づけでしょうか。
今回紹介するのは『ASTELION AST-83L+』です。
シーバスロッドとしてはライトな部類のパワー設定ですが、柔らかさが主体のロッドではなくハリがあるけれど柔軟性がある、そしてバットに強靭なパワーを併せ持ったロッドです。
当初、僕はこの83L+ をバチ抜けパターンや港湾、運河でのシーバス狙いに使用するつもりでいました。
しかし、部屋でこのロッドを振ってみた瞬間に、これはチニングにも向いているのではないかと感じ、シーバスよりも先にチニングに行ってしまったのです。
実釣は、ティップの適度なハリと感度によりボトムズル引きのフィーリングが予想以上に良かったというのが第一印象です。
ティップが軟らか過ぎるとリグが障害物に引っ掛かかる度に"つんのめる"様な感触がリールのハンドルに伝わりスムーズなスローリトリーブが行い難いのですが、適度なハリのおかげでティップが入り過ぎる前に障害物を回避してくれるというイメージです。
とはいえ、ティップがほとんど入らない程ハリが強いのではなく適度なハリとしなやかさを上手くバランスさせたセッティングなのです。
チヌの繊細なバイトにも違和感を与えず、そのまま深いバイトに持ち込む事が出来ているような印象を受けました。
40cm前後のチヌなら主にロッドの1/3辺りが曲がり込むレギュラーファーストアクションで、しっかりと魚をいなしてコントロールすることができます。
45cmほどのサイズなら引きを楽しみつつも安心してファイトできるパワーを備えています。
シーバスロッドとしてのパワー標記はL+ですが、一般的なチニングロッドと比べるとMクラスと同等かそれ以上のバットパワーを備えているので50cm近いキビレが相手でも不安は皆無です。
また、チヌジグがボトムに接地する感覚をしっかり伝えてくれるティップのハリと感度、バイトしてくるチヌに違和感を与えにくいしなやかさの恩恵なのか、ボトルシュリンプをチヌジグごと飲み込むバイトをみせてくれた個体も居ました。
大型のクロダイならルアー丸飲みも何度か経験がありますが、このサイズの丸飲みには驚きです。
デイゲームでジグヘッドを用いたダートの釣りにも使用してみました。
こちらもティップセクションの絶妙なセッティングの恩恵でジグヘッドを容易にコントロールすることができ良型のキビレとクロダイをキャッチ。
暖かくなればミノーのトゥイッチングやトップウォーター系の操作性も良さそうです。
ただ、ここまで書いて皆さんはある疑問を抱かれたかもしれません。
弱く小さなバイトの多いバチ抜けパターンも想定して用意したロッドなのにティップにハリがあるの?と。
それはチニングに使用している僕自身も勿論感じました。
83L+は、バチ抜けパターン用に特化したソリッドティップの等の柔らかさに比べると確かに明確なハリ感があり、それがこの時季に多い弱いバイトにどう影響するのか?。
そこで、自分自身で感じたその疑問を検証したくて、小潮の潮止まりという非常に中途半端なタイミングではありますが、仕事帰りに寄り道して短時間の釣行に向かいました。
流れも風もなく、狙い所が特定しにくい非常にタフなコンディションでしたが、遠投した先の小さく弱いアタリもしっかりと捕らえる事ができ3バイトの2キャッチ。
厳寒季に表層で出るバイトは弱く小さく乗せにくいアタリが多いのですが、良好な感度としなやかに入るティップ、アワセを入れた際に瞬時にフックに負荷を掛ける事ができるレギュラーファーストアクションのお陰で、少ないバイトをモノにすることができました。
(ルアーは『X-92エドニスSW』。残念ながら現在は廃盤になっていますが、固定重心のリップ付きFミノーとは思えない飛距離とローリングアクションによる釣力には今でもついつい頼ってしまいます。15年以上前に開発されたルアーですが、個人的に再販を熱望するMegabassルアーの1つです)
また別の日は、大潮の潮止まり直前という微妙なタイミング。
モゾモゾ…といった弱いアタリもしっかりとモノにすることができました。
数少ない繊細なバイトを高確率でヒットに持ち込むことができたので、バチ抜けパターンでも自信を持って使用できそうです。
ちなみに、ASTELION AST-83L+ のルアーウエイト上限は24g。
気持ち良くキャストできたのは7g~20gあたりです。
また、参考数値ではありますが35gまではフルキャストを試してみました。
勿論、スペック上限を大幅に超えるウエイトのルアーをキャストするにはテクニックが必要なのでお勧めできませんが、スペックを大幅に超えるルアーを投げれるということはバットが腰砕けせず、しっかりと反発力を発揮できるパワーを持っているという事なので、大物と対峙した時にも不安なくやり取りを楽しむ事ができるはずです。
数日前に今年の初年無しとなる53cmのクロダイをキャッチしたのも ASTELION AST-83L+ です。
ドラグの設定にもよりますが、このサイズの強烈な引きには、それまでのレギュラーファーストアクションの曲がりから、ロッド全体が綺麗に弧を描くレギュラーアクションの曲がり方に移行し主導権を奪われる事なくいなす事ができます。
軽いルアーで繊細なルアーコントロールの出来るASTELION AST-83L+は、大型のクロダイと対峙することで『柔と剛』というコンセプト通りの性能を体感することが出来ました。
『ASTELION(アステリオン)AST-83L+』はシーバスだけでなく、チニングにも良好なフィーリングを持つロッドである事が数回の釣行で確信に変わりました。
港湾や運河、小規模河川やバチ抜けパターン狙いのシーバスだけでなく、チニングも対応できる『ASTELION AST-83L+』の高いコストパフォーマンスを是非体験してみてください。
- 2019年2月25日
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