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ウルトラライトショアジギング@街のど真ん中その6 【サイズと強度の狭間】

【ウルトラライトショアジギング@街のど真ん中 その5からの続き】

生まれて初めて知ってしまったソルトルアーの世界を謳歌していた僕。
しかし、人間の欲望とは尽きないもの。
前回のオーストラリアン・サーモン(大)* 辺りから


「もしこれ以上大きな獲物が掛かったら、このタックルじゃ(例え獲れたとしても)破壊されるんじゃないか?」
と感じ始める。

*オーストラリアン・サーモンとは、所謂サケ科とは全く異なる魚種
身はサーモンの様な赤身を帯びてはいるものの、どちらかというとボラに近い。ニュージーランドでは「カウアイ」と呼ばれる。




丁度その時期に一時日本出張の話が有り、滞在中にほんの少し強め・しかし今まで通りコンパクトなタックルにUpgradeする事にした。

予め書いておきますが、僕は貧乏サラリーマンです。

釣具屋さんで1万円以上の道具を手に取る際は、床に正座します。
単品5,000円以上の買い物は、

「おにぃさん!…もうよしなっ アンタ飲み過ぎだよっ! もう帰った方がいぃーんぢゃないのかい?家族が待ってるんだろ?」

お店のママに声を掛けられるまでカウンターに突っ伏して悩み抜いた挙句、やはり買わずに帰宅する性格です。


そんな僕が悩み抜いた挙句厳選したのはコレ


【ロッド】
ベイシックジャパン・レボリューションEgi
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8.2ft(246cm)のレングスながら、何と6本継という変態エギングロッド
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そして僕はこのロッドを繋げて一通り振り回した後、2500番のリール(JWの例の激安:約300g)を取り付け、脇に挟んでみた。

そして、まだ実釣で一度も使ってないその竿のエンドグリップを、おもむろにリューターで切り落とす僕。


これも予め書いておきますが、僕には父から引き継いだ、技術屋の血が流れています。

6歳の頃からボールベアリングを分解してましたし、小学生の頃はラジコン飛行機を機体部品から作り、エンジンの慣らし運転やボアアップをしてました。
自転車をTIG溶接(趣味)で組み立ててた時期もあり、シマノが釣り具も製造しているメーカーというのは後から知りました。

オーストに来てからは、FIATとかモーリス・Alfa Romeoの旧車をレストアしつつ大学院に通う留学生。

同級生から「何で留学生のお前の家には、溶接セットとかエンジンハンガーなんてモノがあるんだ?お前自動車修理工になるコースだったっけ?(当時自分は経営学を学んでいた)」と言われ、友人の乗る旧車の修理に費やす時間の方が、論文を書いてる時間より長かった。(笑)


機械モノの中で今でも大好きなのは、スベア123Rというガソリンストーブと、FIAT500の空冷直立2気筒エンジンで、共にねじ一本までバラシて清掃・組み立てが三度のメシより好きでした。


「無いモノは作れ」
「既存のモノを改良して、自分の手足にする事に躊躇するな」
「しかし、設計者の魂を冒涜する所業だけはすべからず」


がモットーです。

元来エギングロッドは、餌木を水中で激しく躍らせる設計だと僕は理解しています。
その為、取り回しを優先し、エンドグリップが肘より先、脇腹に干渉しない設計になっている。
コレは、エンドグリップを脇に挟んでシャクるライトショアジギングには都合が悪い訳で、つまりシャクり続けると手首が逝ってしまう
左手の弱い僕には、コレは非常に都合が悪い。

で、何をしたかと言うと…
i9bzktsib27thnr8t7v4_480_480-e6ae8e0e.jpgエンドグリップを12センチ延長。
日本にはこうしたロッドビルドのパーツが多く市販されているので、加工作業自体は30分も掛かりませんでした。


エポキシが完全乾燥するまで24時間放置して改良完了。
これで脇挟みがしっくり決まります。

ロッドアクションはまるで『剛棒』の如し張り。
さすがエギングロッド。
またこのロッドはエギ4寸まで対応しているので、恐らくメタルジグだと28g辺りまでフルキャスト出来る筈。
トラギアチビの一気に4倍のキャストウエイト!



次に購入したのは

【リール】
Daiwa レブロス2506H-DH
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生まれて初めてのダブルハンドル
ゴールドのスプールがエロさ倍増

これにラバラ・ラピノヴァXの0.8号を150m巻きました。
Max17lbなので、リーダーはフロロ4号までいけそう。



これらを持って意気揚々とシドニーに戻った自分は、例の桟橋からそれこそ憶えたてのサルの如く、釣って釣って釣りまくり、中型青物を連戦連勝!
天狗になりつつある自分がそこには居た。
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あの日までは


因みに、この頃の釣行動画はコレです。
興味のある方はどうぞ。

【青物】


【シマアジ】










 

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