【白衣のＫＡＪＩさんソルト日誌】複合する要素を狙え!～大分Seabass～

４月という会社の新年度を迎え、僕は非常に多忙になった。
休みはあるものの、勤務日は立ち位置が変わっただけで、こうも変わるのかと思える程に忙しい。

10日の段階で残業は既に40時間に達した。休みを考慮すればいったい毎日何時間働いているんだろうかと思える。

社歴はもう８年目となったが、昇格してからは新人同然。
悪戦苦闘の日々が続いている。
特に書類が一気に増え、デスクワークに苦戦。
仕事も効率化を求め、奮闘中。

そんな多忙を極めている状況だが、空いた時間を見つけては雑誌の執筆やこうしてログを書いている。

そして、自宅に深夜帰宅し、フィールドに出る。

忙しいから釣りに行かないなんてことは僕は有り得ない。
本当に最近は時間に追われているが、それでもフィールドに出る。

僕は釣りが好きだ。
そして、本気でやって、本気で楽しんでいる。

そんな多忙な生活の中での釣行。
先日のライトゲームの翌日にあたる。

この日はいつも通りにシーバスを追い求め日没後から河野さんと共に河川へと向かった。

前回もそうだったが、雨の影響で、ややシーバスの居所が読みにくい感じ。

河口部が無難な選択とは思ったが、もう４月も第３週。

この時期になると、やはり中上流域もチェックしておきたいところ。

次に繋げる釣行且つこの日魚を出せる可能性があるポイントへ。

悩んだものの河野さんと話し合いの末、中流エリアで勝負することにした。

下流～河口部を除いて考えれば、大きくは外さないポイント選択をしたつもり。

ポイントを簡単に言えばディープに隣接するシャロー。

こういった場所は日中深く薄暗い場所に身を潜め、夜間シーバスがシャローに差してくる。

その差してくる筈のシーバスを狙った。

ポイント自体はオープンで広く、言ってしまえば、ポイント内のどこだって釣れる可能性は秘めている。

しかしながら、経験と研究からおおよその釣れる立ち位置、狙う範囲は僕も河野さんも把握している。

広いポイントだが、やはり確率が上げるべく複合する要素があるスペースをしっかりと狙っていく。

シーバスを釣るには僕個人的に考えるのが先述した複合する要素を狙うことだ。

例えば明暗部で狙う場合、一般的には明暗の境を狙うだろう。

何故なら、暗部にはシーバスが流れてくるエサを求め待機しているからだ。

明暗という釣れる１つの要素に加え、例えば他に流れ。

シーバスは流速や水温等々に左右されるが、基本的には流れが重要な要素となる。
仮に流れ緩い状況において、流芯のみ流れているとする。

水温がある程度ある季節であれば、この流れの中、或いは流れが非常に強ければ、流れの脇にシーバスがいる可能性が高いかと思う。

ここを狙う。そうすると明暗プラス流れという２つの釣れる要素となる。

こういった要素が多く重なれば重なる程に釣れる確率が上昇すると僕は思う。

これは明暗に限らず、オープンエリア等々でも同じことが言える。

複合する要素のあるスポットを狙うことが大切なんだ。

ベイト、流れ、水温、地形変化他…これを組み合わせて考える。

この日は長潮だったのだが、前日の雨の影響があり、流れが効いている。

流れが出やすいスポットでないことから考えても、恐らく山間部でもまとまった雨が降ったと思われる。

雰囲気もあり、粘れば魚は魚は出せそうな印象。

ボトムに地形変化がある場所と流れの中やヨレを絡めて狙っていった。

基本的には表層を中心に攻めた。流れに逆らわず、アップの釣りでナチュラルにアプローチをかける。

しばし、ルアーローテをしつつ粘ったものの、二人共に無反応。

ある程度粘りが必要とは分かっているが、この日はそれにしても反応が薄い。

中流はまだ魚が少ないか?と一瞬思ったが、もう４月半ばそんな筈はない。

そう思い直し、少し歩いて狙いをずらす。

流れの中を狙っていく。
ここは結構浅いが、流れがこの日は強い。

Blooowin!140Sを流れに置くメソッドが効きそうだ。

アップにBlooowin!140Sをいれて、ウエイトを戻し、ドリフトさせる。

ラインのメンディングをする程度でほぼ巻かない。

一投ごとに投点を変え、コースを変えていく。

意外とここでもアタリが遠い…。
しかし、経験上からか?何となく粘りが吉と出る気がした。

辛抱強く投げ続けて、意外と手前のちょっとしたブレイクに差し掛かろうかという部分でゴンっ!

気持ち良いバイトが出た。
ガッチリ掛かった気がしたが…流れもあり、寄せる最中でフックが１本外れた。

マズイ…魚に合わせ走って応戦し、岸際に誘導し、フィッシュグリップでキャッチ。

正直、もう少しサイズがあるかと思ったが、フッコサイズ。
もう少しサイズが欲しかったが、中流域では久々のシーバス。

釣ったことだし、文句はない。
Blooowin!140Sを流れに置くというメソッド。
これが効いた。

しかし、単発。その後、二人で明暗へ。
ここではヨレとディープゾーン、ブレイクラインを狙い、１発だけTracy25にヒットしたが、フックアウト。

翌朝私は早かった為、先に帰宅となった。

先日までの勢いは無いものの、春は確実に本格化している。

ベイトも増え、河川には生命感がある。

忙しいが、僕は目一杯春を満喫している。

Tackle Date

Rod TIEMCO Jumping Jack　Zele93S
Reel SHIMANO 14STELLA C3000
Line 山豊テグス　SWスーパーPE1.5号

Leader 山豊テグス
　　　フロロショックリーダー25lb.

Hit Lure
BlueBlue Blooowin!140S