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アーマード 笛木インプレ

  • ジャンル:日記/一般
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今回新製品としてリリースされたアーマードは、
通常PEライン・・・いわゆるブレイデットラインのような
編み込んだ構造ではなく、
ポリエチレン樹脂をフロロカーボン樹脂でコーティングした
デュエル独特構造の新世代のモノフィラメントラインである。

破断伸度がワイヤー並み(3~5%の低伸度)であり、
高い感度を誇るPEラインの利点と、
フロロカーボンラインのなめらかで張りがあり、
しかも、しなやかという利点を合わせ持つ。

ちなみに伸度に関しては、
破断時ではなく、より実釣に近い1㎏負荷時には、
通常PEラインの0.6~0.8に対して
アーマードは半分以下の0.3という
恐るべき低伸度を実現している。

続いて水へのなじみの話だが、
通常PEラインは、
ブレイデッドといわれる編み糸のため、表面に凹凸があり、
それによって表面積が大きく、
さらにPEラインのマテリアル自体の0.98 という
水より軽い比重という特性も相まって、
表面張力(水の分子の電子の共有結合と呼ばれる結合能)で
水面に浮いてしまう。
この点、デュエル独自製法のアーマードは、
ライン表面が樹脂でコーティングされており、
表面張力が抑えられているので、水なじみが非常に良い。

また、モノフィラメントラインと同様の
表面の滑らかさと張りをもたせてあるのも特徴。
張りがあり、表面が滑らかということは、
キャスティング時のラインとガイドリング、
ロッドブランクなどの緩衝に摩擦が低減され、
餌木やルアーの飛距離を最大限に発揮させることができる。

摩擦やこすれに強いフロロカーボンラインの特性も兼ね備えるため、
根づれや耐久性も飛躍的に向上している。

通常PEラインは、
マテリアルの特性として素材に顔料が染みこまない。
そのためラインに着色をする場合、
原糸自体に顔料をコーティングすることになり、
使用時のこすれによって
ラインの初期の発色が顔料がこすりとられるて薄くなっていた。
しかしフロロカーボンでコーティングしてあるアーマードは、
ラインの顔料がこすり取られて色が薄くなるということがない。
その面での耐久性も飛躍的に向上しているといえるだろう。

さらに、ブレイデッドの通常PEラインでは、
海水での使用後に編み込んだ糸の隙間に潮の結晶が残るが、
アーマードの場合はこの問題も皆無。
ライン単線の隙間に塩の結晶が付着してゴワつくなどの心配も少ない。

また、ベイトキャスティングリールではレベルワインドで、
スピニングリールではスプールが上下に動くことにより、
それぞれラインが平行に巻かれるようになっているが、
キャスティングのインパクト時や大物がヒットした時に
急激にドラグが逆転する場合などに、
レベルワインド又は、ラインローラーを介して
スプールから引き出される糸の角度が急激に変わり、
スプールの上でライン同士がこすれることになる。
これがラインブレイクの一因になっていたが、
アーマードは、この状態での引っ掛かりが少なく、
こういったトラブルを最小限に抑えることができるのも強みだろう。

感度は、通常PEラインより伸度が低い点を見ても、
通常PEライン以上に高いということが分かるだろう。
伸びが少ないということは、
その分、無駄なく情報が伝わるということなので。

さらに、エギングでの話を加えると、
エギをキャストして着水した時、
通常PEラインの場合は水面に漂っていて、
それをエギが引っ張って沈んでいくが、
特にフリーでディープエリアにエギを沈ませるような場合は、
アングラーのロッドティップ側からエギのラインまでの軌跡が
横方向からみるとS字になる=大きなたるみが出てしまう。
その分、感度面で不利なわけだが、
通常PEラインよりも表面積が小さく、
そして比重が重いアーマードは、
通常のPEラインと比べて、すっと水になじんで沈み、
ロッドティップから餌木のラインアイまでが直線に近くなるため、
よりアタリも伝わってきやすい。

先日のテスト釣行では、
0.6 号のアーマードで10 キロ越えのソデイカもキャッチ成功した。
これを見ていただいても、
その実力のほどは納得していただけるだろう。

これから春のモンスターアオリイカ狙いに、
また、強風時やナイトエギングなど
ラインがガイドにからみやすい時には
ライン捌きもよく、実釣精度の高いアーマードで
快適なエギングを是非楽しんで頂きたい。

 

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