プロフィール

北出弘紀 KD

石川県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/3 >>

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

検索

:

タグ

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:6
  • 昨日のアクセス:35
  • 総アクセス数:1423928

QRコード

白山の渓魚たち




 
梅雨入りのどんよりした日曜日、今年初の渓流に釣友の「親方」こと藤村君と長男君の三人で行ってまいりました。

本日のフィールドは霊峰白山(はくさん)の麓、白峰村を流れる手取川の本流部。地元である石川県を代表するトラウトフィールドです。

どちらかと言うと大きな岩が多く、もう少し上流に行くと山岳渓流となるギリギリの位置づけというロケーション。季節外れの台風以降は大雨で増水し、2週間ほど前にようやく落ち着いたという状況。

しかし行ってみれば普段より少し水が少ないくらいで、やや笹濁りの好条件。ただ、この日曜日が高速料金休日1,000円の最終日と重なって、県外からかなりのアングラーさんが訪れる激戦区状態となってしまいました。


ひとまず「いつものポイント」から入川し、IRIS 55 Sで様子を伺います。

ウェーディングで釣り上がり、アップクロスでのトゥイッチングでテンポ良く攻めていきます。

すると同行の長男君がいきなりヤマメをゲット。

 



 
イワナの多いこのエリアでは珍しいヤマメ。

グッドサイズとまでは行きませんが、いきなりのヤマメヒットにテンションが上がります。


しかし、この後はイワナのチェイス、ヒットが続きますが、全員バラしまくり(笑)

どうも食いが浅い感じで、ルアーにはアタックしてもフッキングに至らないケースがほとんどでした。

3人で8バラし・・・

もう一カ所回って、あまり状況が良くないので作戦会議&昼食。

その後はタックルのセッティングを替え、伝家の宝刀、サーフェストゥイッチャー西村雅裕シグネチャーモデルの登板です。


水温は14℃と悪くはないのにルアーへの反応がイマイチ・・・おそらく、先行者が入ったためだと思われますが、こういう時はダウンクロスでしっかり流れの中にルアーを通し、じっくり魚にルアーを見せるパターンが有効。


 
でもってアレを投入(笑)

Caddis 45 の試作カラー、ブルーバックチャートヤマメ。


 



トラウトではスレた時のチャート系というのがあるんですが、あまり人が使っていない色は、時々爆発することがあります。

これはトラウトに限ったことではないですが、激戦区ではカラーの違いが釣果に現れることがよくあって、人気スポットほどカラーローテーションの威力を実感することは多いですよね。

そんなこんなで、いろんな工夫を凝らしてヒットした1本。


 




クロスから流芯にしっかりルアーを入れてロッドを下げ、トゥイッチせずにルアーを流れにかませてドスン。

ロッド、ラインのセッティングも決まり確実にランディング。

あんなに渋かったのに、深いバイトを得られたことに大満足!




 
今度はIRISにチェンジして、もう一発。

同じパターンで1本追加です。


 


 
ここでタイムアップとなり納竿としましたが、今までの経験がなんとか釣果に結びついた一日でございました。


しかし、こんな素晴らしいロケーションの釣り場が、自宅から1時間かからない場所にあるという幸せ。

サクラマスが釣れる清流域も、バスの釣れる野池や湖も、シーバスが釣れる河口部も、ヒラメやマゴチが釣れるサーフも、アオリイカや青物、アジ、メバル、チヌ、etc・・・

これ全部、自宅から1時間、いや30分圏内・・・


トラウト、シーバスだけでなく、これだけ多くの魚種が近所で釣れる北陸に住むことは、様々なルアーを開発する自分にとってはこの上ない環境だと思います。

そしてこの、豊かな漁場を作っているのは、他でもない「山」なのです。

山が海を作る。


自分が好き好んで通っている高知もそう、トラウトの宝庫である北海道もそう、和歌山なんかもそうだと思いますが、豊な水環境は山が育んでくれる。

普段、あまり感じることは少ないですが、水の根源となる山に、もう少し関心を持って行かなければなりませんね。


白山にあらためて感謝、です。





 

コメントを見る