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北出弘紀 KD

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▼ 石巻から発信！



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今週は東京にあるツネミさんという釣具問屋さんの受注会が開催され参加してきました。

釣具業界も他の業種と同じく、東日本大震災の影響がどれほど普段の商売に影響するか、という問題に直面するわけですが、今回の受注会は予想に反し？ほぼ通常通りの状況でした。

全国から来場されている小売店さんの数も普段と変わらぬ賑わいを見せ、個人的にはあまり受注は見込めないだろうと覚悟しておりましたが、通常以上のご注文を頂きまして、正直驚いております。

展示会は2日間続けて開催されますが、大方の小売店さんは初日に来場され、２日目はだいたい暇です。（笑）

わずかなスペースを利用して、ノートパソコンを開いたりはしているのですが、これがなかなか仕事にはなりません。

そこでどこのメーカーさんでもほぼ一緒ですが、他メーカーさんの偵察（情報収集とも言う）、もしくはご挨拶や打ち合わせという、いわゆる「メーカープチ懇親会」に相成るわけです。

今回お陰さまで忙しく、あまりウロウロと見て回れませんでしたが、１ケ所だけどうしても伺いたいところがあったので足を運ばせて頂きました。

それがここ、株式会社モビーディックさんです。



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元々は東日本大震災の被災地である石巻にあるウェットスーツのメーカーさん。

そこから新規事業として、ウェーダーやレインウェアなど釣り専用アパレルブランド「Rearth」（リアス）を立ち上げ、この春にデビューされる予定でした。

その矢先の大震災。

３月に横浜で行われるはずだった国際フィッシングショー２０１１が晴れの舞台となるはずでした。


５月の連休、釣り人ができる支援の模索と、義援金の効果的な支援先を調べるために宮城に伺いました。

その際、宮城ソルトルアーサイトキャプチャーの岩間君やORYNOの村岡さん、三陸海を救う会の戸澤さんなど、石巻で暮らす皆さんとお話しをしながら、被災地の置かれている状況や今後についていろいろお聞かせ頂きました。

宮城への訪問に関するご報告が、まだ皆さんにはちゃんとできていないのですが、いろんなことがありすぎて自分なりに消化できていないのも正直なところです。

地震が起こった直後、１ヶ月後、そして今ではあまりに状況の変化が早すぎ、効果的な支援を目指せば目指すほど壁にブチ当たる。

復興のレベルが違えば、そこに暮らす人のニーズも違う。

仮設住宅ができれば移転する人が増え、残された人は避難所の統合で安定した生活がおくれなかったり。

この辺は、あらためて皆さんにお伝えすると言うか、相談させて頂く事にもなると思いますが、その激変する環境の中で事業を再スタートすることの勇気とご苦労は、本当に計り知れないものがあると思います。


今回のツネミさんの展示会で、初めてのお披露目となった「Rearth」。

今までサーフィンやダイビングで培われてきた技術を生かした製品作り。

東北発信のニューブランド、皆さんもショップで見かけたら是非手に取ってみてください。（自分は双進さんのサポートを頂いているので着用することはできませんが・・・）


Rearth
http://www.fishing-rearth.com/



がんばろう　東北！

がんばろう　日本！

がんばろう　アングラー！






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