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▼ BMC内部構造
- ジャンル:日記/一般
- (ノースクラフト, NORTHCRAFT, 開発情報, BMC, シーバス)
清流鱸のサーフェスドリフト専用「スイミングペンシル」として開発中のBMC120F。
岡ちゃんとのフィールドテストでは浮力と浮き姿勢の問題で狙っているレンジより、少し深くなってしまうという問題が残り、それを解消するため前方のウエイトルームを小型化して数を増やすという方法に切り替えました。
画像のプロトは2列ですが、3列タイプと2つ作り両方でテストを再開しています。
今回はNORTH CRAFT初のマグネット式の重心移動システムを採用しています。
サーフェスドリフトの釣りは着水してすぐのバイトもあるため、レスポンスが遅れる重心移動は避けたかったのですが、どうしてもボディーバランスと飛距離の問題で折り合いがつかず、重心移動を採用することによってその問題は解決させました。
しかし、重心移動の欠点である玉の戻りの問題が残っていたため、先人達が編み出した「マグネット」を入れる事で着水後のタイムラグを極限まで縮めるという手法を取りました。
オリジナルのBM Continentalは発泡ウレタン(固定ウエイト)で作られていますが、中身の詰まった構造体のバランスは、やはりルアー制作には適してるのだなと、PC製のルアーを作っていると強く実感します。
ただ、その作品の持つ潜在的なポテンシャルを引き出すためのチューニングに関しては、PC製の自由度は非常に高い。
今月末から来月頭にリリースされるエクリプスさんとのコラボアイテム、AIR OGRE 85 SSP(セミサスペンド)やAIR OGRE 85 S+(シンキングプラス)に関しては、PC製のボディーだからこそできたチューニングであり、PC製ルアーの可能性を感じるところでもあります。
いろいろな素材の特性を把握し、その素材に適したルアーを作る。
非常に難しいところでもありますが、逆にルアーデザイナーにとってこの上ない楽しみでもあります。
GARAGE MADEが持つ独特の風合いは別として、BMC120Fはオリジナルを超えた実釣性能を携え、デビューする事ができそうです。
ぜひ、ご期待ください。
- 2011年4月19日
- コメント(4)
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