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▼ GUNDUCE 再び…
クロマグロ、ヒラマサのキャスティングゲームをターゲットとして開発されたGUNDUCE(ガンデウス)。
以前は発泡ウレタンをボディーの素材として製造していたのですが、ボディー成型時点での重量が安定しないこと、表面の気泡を埋める作業に必要以上のコストがかかることなど、およそ量産するには難しい点が数多くあり、発売当時にかなりのご注文を頂いていたにも関わらず小売店さんにキャンセル依頼を余儀なくされるという過去がありました。
特にオフショア用など容積の大きなルアーに関してはシーバス用に比較し顕著にこの問題が発生するため苦労をしていたわけですが、その影響で当然歩留まりも悪くなり、シワ寄せが価格に反映されるという現象が起こっていたのです。
当時はオフショアのトップウォータープラグ全盛で、ウッドや発泡ウレタン製のものが普通に数千円で販売されていたのですが、ここ最近は高額な商品がなかなか売れなくなってきているご時世…
良い商品を作っても、買って頂けなければ意味がありませんし、まずは価格帯のターゲットを定めてからどこまで良い商品が作れるかということも考えなくてはなりません。
ただ価格の設定のみを優先させてしまうと当然良いものは作れないわけで、まずは考えられる最高のものを作り上げ、今度はそれをコストの面から再考、最後はどこまでバランスを取るかという作業の繰り返しになると思います。
普通はこの作業が非常に面倒で時間もかかるため、クオリティーかコストの両極端になってしまうわけですが、昨今は両方からの検証をどう進めるかが成功の鍵になっているように思います。
これは自分なりの考えですが、今の時代は「コストパフォーマンスは性能の一部」と言っても過言ではないと思っています。
で、GUNDUCEの場合。
このルアーの特徴であるモーションダイブアクション(テールを強烈にウォブルさせ魚をコールアップさせる動き)を最優先とし、ダイブからのダート、ウォーキングドックとこなす多彩な能力はそのままに、30kg〜50kgクラスのマグロにも耐え得る強度を保全することが最大のテーマ。
ボディーのリブ強化、接着面積の増強はもちろん、ワイヤー以上に安心のステンレス打ち抜きのパーツを組み込みなどなど…
そしてそして、最後はこの仕様でどこまで価格を抑えられるのか…
まだ未定ではありますが、上記の仕様(180mm)でなんとか3,000円を切ることができれば、多くの皆さんにこのGUNDUCEの性能を味わって頂けるのはないかと思い、これからテストと検証を重ねて行きます。
サイズは180、150、130と開発しておりますが、最初はどのサイズか一つを先行して販売することになると思います。
塗装に関しては「生塗り」とまでは行きませんが、かなり近いところまで持って行けそうですので、オフショアファンの方はぜひご期待ください。
- 2012年4月10日
- コメント(4)
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