プロフィール

有頂天@伝助

南極

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

タグ

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:18
  • 昨日のアクセス:319
  • 総アクセス数:1176038

QRコード

平成最後の夏

  • ジャンル:日記/一般
平成最後の夏。フィーモに復活してから3年目の夏。

職場の上司に言われる。「3年続けなきゃ意味が無い」と。

まぁそうなのかな?と。

自分の中で3年間は魚の写真を貼り続ける。シーズンインしてシーズンが終わるまで、釣れない時期は無くす。

それでも釣りは上手い下手の差は付け辛い。そんなもんはどうでも構わないのかもしれないが、タックルの選定も一つの証明ではある。

そのエリアを熟知した人間が、持った瞬間に納得出来るタックル、その人がどんな釣りをするか明確にイメージ出来るタックル。

そんなタックルと俺の平成最後の夏の話。





さて、釣りに行こう、、、と。まずはお約束の妄想から。爆
最近は雨の影響で良い場所には70〜80クラスの良型がしっかりと定位している。タックルも衣替えかな、、、と思ったが、知り合いからちょいと耳寄りな情報を頂いたんでタックルはそのままでそちらに行こうかと。

ホームエリアは立て続けの雨で濁りがある。増水も絡んで前日には知り合いから真昼間のランカーの話もあった。
自分もご多忙に漏れずナイトゲームのランカーや、その前にはランディングで数本バラしたりゴミに巻かれたりしたけど怒涛の17ヒット、しかも50クラスが1本だけの後は60〜70半ばのみという爆釣もあったり。

しかしそんな贅沢も長く釣りをやっていると「ただの良い日」となる。釣りに行く日に増水なら、そりゃあ嬉々として行くだろうが、良い日は良い日。下手をすればもっと釣ってる人も居る訳だろうし、、、。


そして、やはり自分が求めているのはジャーキングゲーム。
ジャーキングは釣れるテクニックだ。そのゲームを最も高めてくれるのは、やはり濁りの無い水。


そんな「濁りの無い水」の情報を頂いたんでそのエリアに出向く事に。


、、、と、大そうな前フリで到着したポイントには濁り。爆
どうやら海から濁りが入って来た様子で、いざ釣りを開始してみるとピンポイントのシューティングゲームになった。
中々に込み入ったポイントに低い弾道でルアーを撃ち込む。シーバスはキャストが7割、、、とか最近は言ってます。

しかし、そこそこの距離でピンポイントを要求されるんでまぁ面白い。こういった部分も釣りの楽しみ。
痛い肩をケアしつつグラバーを撃ち込み、フォールでコン!とバイトが出た。
瞬間的にアワセを入れると一気に魚が水面から飛び出して来た。街明かりに照らされた水面に見えた魚体は平鱸。下流に走ろうとする。そっちは杭が有る、、、追いアワセがてらグイっとロッドを煽る事、数回。
バキっ!という音と共に衝撃が伝わって来た。


へ⁈


見るとバッドガイドの所でロッドが真っ二つ。魚は上流を向いたが、立ち尽くしたままになりフックアウト、、、いや、フックアウトしてくれて良かったが、、、。



だが、不思議とショックは無かった。瞬間的に思えた。








寿命だな、と。





フィーモに復活してからの3年目の夏。この短期間の間だけでも500本くらいはコイツで釣ってるんじゃないか?トータルでは何本か分からない。


90クラスの丸鱸や、川の流れの中で7kgオーバーの平鱸の突進、キャストの負荷、ジャーキングの入力を全て受け止めてくれたロッド。


コイツは3代目。初代のイグジストが発売になった頃に買ったロッドで、使い始めて13年目くらいになる。


小は大を兼ねないが、大もまた小を兼ねないのがロッド。必要なルアーをしっかりと送り届けるには大でもなく小でもない、自分の飛距離を見た人や、タックルを持った事のある人はこのロッドの良さがお分かりかと。若干、珍しいロッドではあったが自分の周りには3人、同じロッドを使っている人が居た。



ジャーキングにおいてはジョイント部とバッド部の4軸がしっかりとその入力をルアーに伝えてくれた。

8月の中旬からは飛びっきりのジャーキングゲームを。





















フッコ〜ランカー。ステイさせてロッドを握り締めてバイトを待つあの時間。流れの無い場所から真下にキャストする直ダウンまで。

自分のジャーキングの釣りは、このロッドと共に歩んで来た道。


折れる数日前には秋を感じるナチュラルドリフトでのランカー。









そうか〜、、、最後のランカーか〜。









実は4代目が居る。だけど最後の1本だし、もう現場には持って行かないかな〜。たまに地元の河川でジャーキングで使う程度にしようかな?と。



タックルの衣替えをしようと思ったのは虫の知らせだったかも?
おセンチではなく、そこまで自分に同化していたロッドでした。

自身の限界を知らせると共に、、、実はそろそろメインロッドを替えようかな?と思う理由もあったのです。


それは、、、






2年前から今年に使おうとしていたランドラゴ90F。
強力なネオジム磁石を内蔵するこのプラグは、逆風でも強い弾道で風を突き破る反面、自分のロッドで充分なキャストスペースが取れない場所では、少しパワー不足を感じる事も。
しかしこのルアー、シンプルな形状故に入力の仕方はシビアと言えばシビアですが、その動きを手中に収めた瞬間から強力な武器になる。
何せほぼ真下にキャストしてジャーキングでリアクションが拾えるくらいなので、、、。



もうお役御免だ!という想いもロッドにあったかも?

そんな気の利いた相棒はちゃんと手元に残し、、、







平成という時代を思い返した時、自分の中ではいつまでも残る想い出だな、と。


若干、しんみり感はありますが、やり尽くしてやれた感の方が強いので!


満足です♪


アルジェント76L、サンクス!

コメントを見る