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▼ 赤い光の話
- ジャンル:日記/一般
- (レッドLEDライト)
質問が多いのでもう一度。
まとめてあるので長いです。
読むのが面倒な人は一番下だけ見てネ、
赤い光が魚からどのように見えるのか?
魚に聞いてみない事には、誰もわからない。
いや、魚にならないとわからない事だろう。
可視領域を超えた波長の光は本当に見えないのか?
例えば、マアジの可視グラフを見ると、波長600nm程度から不可視になっている。でも、波長630nmレッドで照らした場合、反応はしないが、逆に寄ってくるとかの報告を頂いた事もある???(ソレって、見えてるんじゃないの?)
データーの取り方も問題があり、参考資料には無い話で、ON・OFFのように、2択ではなく、明らかにアイマイな範囲が存在しているようだった。
そうすると、そのアイマイな部分においては、どちらの反応だったとしても不思議ではない。
但し、重要な事だが、全体にレッド光は、魚の反応は緩慢で、ホワイト光とは、明らかに反応が違う。
これまで、色々と試してはいるが、魚にとっての可視光線は、殆ど出ていないのがレッドLEDの特徴なので実際に使用において不満は出ないと思う。
電球に赤いセロファンを貼り付けて作った、純度の低い赤色とは、別物と考えて欲しい。
純粋な赤い成分だけの赤い波長の光での話になる。
これまで試した波長は以下になる。
・630nm 89ルーメン(レッド) 殆どの魚種で反応が無かったが、暗い・暗過ぎる。
・600nm 100ルーメン(オレンジレッド) 魚は反応しない。取り込みで使って、暴れない。視認性の良い光 だが暗め。
・620nm 120ルーメン(レッド) このレベルから、魚が反応する場合と反応しない場合が発生した。
(120ルーメンとしているが、実際はオーバードライブで、かなり明るくなっていた)
以前のLEDを直視して残像が消えず、大変な事になった話はこのLED。
・新620nm 250ルーメン(オレンジレッド) このカラーは水中の隠れ岩を見つけながら水中を進む用途に特化した光と考えて欲しい。
主に掛けた魚の取り込み用途を想定している。テストはやってないが恐らく魚が反応する場合と反応しない場合が発生すると思われる。
レッドの中では、視認性はバツグンなカラー。
・630nm 200ルーメン(レッド) 上記のLEDの新型で、反応は上と同じ。これが 一番明るい。この光、人間に は全部が見えるようだ。
・新630nm 220ルーメン(レッド) 現在、コレに変更。バランスが良い色でレッド光の基本的な特性を備える。
お勧めなLED。不可視を重視しない、掛けた魚の取り込み用途ならコレしたいを強くお勧めしたい。
・660nm 690ルーメン(ディープレッド) 殆どは、反応しない場合が多く、タマに反応したと言う報告。
このレベルの波長になると見えにくいので明るさは、630nmより、やや暗い程度に感じる。
出力から見ると3分の1程度しか見えないのか???(LEDが製造中止)
・670nm 明るさ不明(ディープレッド) 600nmと同じ系統のLED、明るさが他のレッドのLow程度と暗く(見えず)、試作で終わる。
・新670nm 220ルーメン(フォトレッド) 630nmのLEDの新型 自分の目で見た明るさは180ルーメンぐらいに見える。非常に深い赤色
均一な配光特性となり、660nmより見易いとの報告、更に多少、コチラの方が不可視に近いように思える。メバルには、ほぼ完全に不可視と思われる。カメラに付いて いるヒストグラムから見ると波長の分布は非常に狭い範囲に限定されているようで、必要な波長だけを出力しているので波長の割りに明るく感じるのか?カメ、ウシガエル、ヤモリなどには不可視のようだ。アメリカザリガニは少し反応した。
不可視用途ならコチラがお勧めだが、シングルLEDでは、僅かに光量が不足かも?
波長が不可視に近づくに従い、水中への光の貫通力が弱まる気がする。
・最新670nm ちょっと明るくなっているはずだが計算していない。見た目、200~210ルーメンと言った所か?
630に対し、ほんの僅かに落ちる程度だった。
これが現在出品中のダブルレッドで使用しているLED(発売1年以内)
・740nm 550ルーメン(赤外線) 20ルーメン程度にしか見えず、非常に暗い! しかし、光を手に当てると暖かい事から、かなりのパワーの光が出ているようだ。人間には殆どの光は見えないようだ。ザリガニでのテストでは、660nmと違いは感じなかった。
出力から見ると3.6%? もう、人間には光は殆ど見えない。
・940nm 3W 光は全く見えず。高感度ビデオで、普通のライトで照らしたように映る。光源のLEDは赤い点が光って見える。(このレベルの波長でも光源は目視できる)
見えない光 だが、直視するとしばらく、目がショボショボしたので、危険かも・・・、(汗)
残像が残るのではなく、視野欠損したような感じだった。
※参考までに、カメラの性能も、人の可視範囲と変わらないようで、見たままの状態だった。
ここからは仮説の域を出ない話になるが、魚に見えるのか?と直接、聞く訳にはいかない。
でも、立場を変えて、自分のアイマイな波長の領域でなら、それが再現(体験)できるはず!
人間のアイマイな領域だと、参考資料を見ると波長700nm~800nmである。
もし、立場を変えて人間ならどう見えるのか・・・、
LEDの照度データーと見え方(明るさ)の違いから考える と波長630nm程度までは、光全部が見えるようだが、
波長660nmで3分の1程度しか見えず、波長740nmに至っては、適当な体感的な数値だが3.6%程度しか光として認識ができないようだ。
結論は波長が赤外線に近づくに従い、単純に暗いライトになっていくイメージだろうか・・・、
人間なら、波長700nmから、魚なら波長600nmから、殆ど見えず、非常に暗いライトで照らされたと考えれば、その反応を理解し易いだろうか、魚から見えたとしても、問題になるとは思えない暗い光のライト。
この場合、光源のLEDは、赤い点が光っていると認識しているのではないのか???
だから、自分が動けば、魚は反応する!
※この時、魚の観察に夢中になり、自分が月明かりの紫外線で相手の魚から見えると言う事を忘れてはならない。
乱暴な言い方をすれば、レッド光ライト全部に言える事だが、殆どライトとしては、気にならない程度に暗い光と考えれば、これまでの反応を説明できる。
ただ、メバルとアイナメに関しては、全く見えていないと感じる。
メバルを照らしたときの話だが、照らしたら急にキョロキョロした?
周りに居る、走光性のプランクトンがレッド光に反応したと思われる事例もあった。
もし、赤い光に興味がありましたら、コチラも見て下さい。
・補足 赤い光取り込み
http://www.fimosw.com/u/92p68bzg55/6uyiajucrkbtd7
先にお断りしておきます。
この話は、あくまで自分が感じた主観に基づく考えです。
まず、こちらの記事に目を通していただけると幸いです。
サンラインのオフィシャルブログ
http://blog.livedoor.jp/sunlinefishing/archives/1059063409.html
この記事を読んで感じた話ですが、記事中に気になる部分がありました。
①:チヌ・口太グレ・尾長グレ・マダイなどの魚は色盲である。
:その中でも、特に赤系統の波長(580~700)の反応が鈍い。
この部分、ちょっと省略し過ぎで乱暴な表現に思えます。
もし、自分の考えは、魚の目からのアプローチで考えると夜間、明暗だけを感じる桿体細胞で見ているフシがあり、その場合は「特に赤系統の波長(580~700)の反応が鈍い」ってのも正解かも知れない。昼間はカラーで見ているのでこれだと不正解にしかならない。色々な条件限定が必要な話になる。
色盲とは、赤色色盲と表現しないとマズイ。
それとは別に面白い記事を見つけました。
魚の色覚はすごい!
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/012700001/012800003/
この記事の中で書かれていた内容を一部抜粋します。
「ウナギとかサケみたいに、海と川を行ったり来たりするものもいますよね。彼らは、海にいるときはより短波長のセット、川に来たらより長波長のセットに切り替えたりするんですよ。網膜上に発現してくる視細胞が違ってくる、と」
この部分、色々な方の検証結果で、河口と塩分濃度の高い海での検証結果と合致します。
ボラなど、反応した、イヤ、全く無反応で見えていないようだとか、その場所の塩分濃度に凄く左右される報告で混乱したのは苦い思い出です。(笑)
まとめると、
昼間は赤い光でも見える。その波長の範囲は魚種により違いがあり、メバルなどは波長660nm~は不可視だが、シーバス・チヌでは僅かに見えていはいるが反応は鈍い。(反応した場合は、ちょっと赤を嫌がる反応)
夜間は明暗だけを感じる桿体細胞で見ているフシがあり、その場合は「特に赤系統の波長(580~700)の反応が鈍い」が正解。
自分流の表現をすると、見えてはいるが凄く暗いライトで照らした状態と同じ。
赤い光は、しばらくは見えていない。しかし、赤い光で照らし続けると昼間のカラーが見える目に切り替わり、見えるようになる。
報告によくある表現では、「赤い光で照らすと最初は全く見えていないようだったが、しばらく照らすとゆっくりと沈んでいった・・・」と言う状態になる。
それでは、魚の目がカラーに切り替わるのにどれぐらいの時間が必要なのか?って疑問が浮かぶ。
御安心下さい!魚を掛けて、取り込むまで程度の時間は必要なようで、もし、赤い光のライトを取り込みに使った場合はライトを点けないのと同じ状態で取り込めるようです。
但し、完全な淡水域では、その度合いが変化して赤寄りに見えるようになる。
だから、この記事の「ウナギとかサケみたいに、海と川を行ったり来たりするものもいますよね。彼らは、海にいるときはより短波長のセット、川に来たらより長波長のセットに切り替えたりするんですよ。網膜上に発現してくる視細胞が違ってくる、と」の話のカラミが検証し切れないって問題が残っています。
以上、自分の研究のまとめとなります。
エビデンス動画
波長630nmWレッドで真夏のシャローのバスを照らしてみた
波長630nmWレッド vol.2 オイカワ手掴み
もっと見たい方はユーチューブ 津本さん動画
https://www.youtube.com/channel/UCRZ6KlsDrtLSjPNukjJxMOg/videos?view=0&sort=dd&shelf_id=1
630wに対し、670Wは感覚的には1割落ち程度に感じます。
実はスペックは同じ、でも人の目で見ると少し暗く感じます。
ソレ以上に暗順応で670Wは暗く感じるので観察用途重視用。
もし普通に取り込みで使う場合は630Wの方が使い勝手は上。
どうしても魚に与える影響を削りたい場合は670Wと言えます。
630Wは一般的に必要な性能と使い勝手を満たす物。
670Wはそれでも満足出来ない場合、更に不可視に特化した物。
※670Wは赤色色盲の方の場合、更に暗く感じるように思えます。
- 2017年10月18日
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