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加藤 光一

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最高に楽しかった“俺達“のサマフェス!

(※長文です)

楽しみにしていたfimoサマフェス2018 スリーデイズ大会に参加しました♪
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2017年は参加しなかったので、その分も全力で楽しみたい!



今回は3日間の75時間勝負。

連日35℃前後の猛暑の中で行われるこのサマフェスがどんな展開になるのかワクワクします。
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参加するのは『全日本シーバス選手権』。

今年は特にクロダイ釣行が多くてシーバス釣りはほとんどやっていないないんだけど、頑張っちゃおうかなぁ…と(*´-`)
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春以降、TSSTの大会当日を含めて多分2~3回しかシーバス狙いはやっていないので、今何処でどんな狙い方をすれば良いのか全く心当たりはない(笑)

だからと言って、釣れているポイントやパターンを誰かに聞く気もないし、適当にメジャーポイントに行ってもきっと連休で激混みなので、いつもの様に『人間魚探』という勘をフルに発動させるのみ。




そして、もう1つのサマフェスである『総魚種王決定戦』にも参加表明済み♪enbzpkxo5npchogxz3fu_480_480-7f930e67.jpg
こちらは4魚種の内、クロダイとシーバスは比較的出しやすいけれども、残りの2魚種を何処で、どのタイミングで狙って、どうやって出すかが勝負の分かれ目になると思う。

しかし東京湾奥の、しかも陸っぱりオンリー(ウェーディングもしない)でやるには魚種が限られてくる。

現実的にウェイインが想定できる魚は、

クロダイ
シーバス
ダツ
コチ
カマス
ボラ
イナダ
といったところかな?

まあ、出たとこ勝負になるのは間違いないけれど、『シーバス戦』、『総魚種戦』共に全国トップ10入りは狙えるのではないかと思う。



そして、75時間での釣行プランと釣果が上手くハマれば『シーバス戦』、『総魚種戦』共に東京湾奥陸っぱりで全国ダブルトップ5入りも夢ではないかと❗

まあ、あくまでも全てが上手くプラン通りに進んで各魚種が湾奥でのランカーサイズに匹敵する良い魚に出会えれば……という理想の展開ありきなんだけど。

どちらか1つの大会で上位に上がるだけでも簡単な事ではないし、“二兎を追うものは一兎も獲ず“……というコトワザもあるけれど、やってみない事には始まらないからね(*^^*)


ちなみに、2016年に参加したサマフェス1DAY大会では、シーバス戦は全国10位、総魚種戦も全国10位。

このリザルトで既に二兎を追うものは……状態ですが(笑)
決して簡単にいくとは思ってないけれど、目標を設定するのは大事なことだからね。


まあ、カトキチ的にサマフェスはお祭り、楽しいイベントなので、全てを全開で楽しむのみ(*´ω`*)b

真夏の75時間を力尽きるまで遊ぶのです❗





初日、13日は仕事終りで、急いで準備してポイントへ。

既に開始時間の18時を回っていたので、用意していた紙にキーアイテムのワードを記入して、実釣スタート。


先ず狙うのはダツ!
70~80cmのダツで総魚種戦の長さを稼ぐ作戦(湾奥でそれ以上長いダツを釣ったことない)。

実は前週のチヌ戦最終日とその数日後にトップでダツのバイト&ヒットが何度かあった。

釣れるかなぁ!?

数投目、パシャっという水飛沫と共にロッドが絞り込まれる。


ガン…ガン…!?

あら?これクロダイじゃん(°Д°)

重みはあるけれど、たいして走らない。

慎重にやりとりしてネットイン。


このタイミングでは完全に想定外のクロダイ(°Д°)
しかもトップのクロウに出た♪
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アフターの居着き。
どうりで引かないわけだね。


初っぱなからプランが大きくハズレてしまったけれど、とりあえずは開幕30分でウェイイン1番乗り!!
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凄腕でのロケットスタートはカトキチの十八番ですよ♪


続けてダツを狙うけども、今日は河川へのダツの群の遡上はないのかな?
不発のまま暗くなったので一旦帰宅。




帰宅の理由は、出発前に自宅ポストに投函されていた郵便局の不在通知票の品物を郵便局に取りに行く為。

基本的に当日配達分の荷物の引き取りは翌日になるんだけども、「連休に入るのでお出掛けするのに取りにくるのも大変でしょう」と係の方が親切に対応してくれた。
ありがたい。




荷物を引き取り帰宅。




そして、カトキチのソウルブロスである、『ザッコ ルアー ワークス』及川ザッコ氏の魂のルアーを承けとった!!



世界でたった1つ、カトキチの為だけに削りだしてくれた渾身の逸品。

葉巻形のペンシルベイト・ディアブロス。

今後、カトキチの釣りのスタイルに革新的な変化をもたらしてくれるであろう予感のするウッド製ハンドメイドのトップウォータープラグだ。



駄菓子かし………初めて実物を目にしたカトキチは我が目を疑った!?

イメージと全然ちがうんですけども……(°Д°)




あぁ………(笑)
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これ“うまい棒“だよね《*≧∀≦》




梱包材に駄菓子を利用したザッコ氏の域な計らいについネタを思いついてしまった(笑)

いや、むしろこれはザッコ氏の狙い通りのネタなのかも知れない(笑)

カトキチ、掌の上で転がされてみました《*≧∀≦》
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もうね、すぐ食べましたよ♪
ありがとう(*´-`)





そして、これが本物の(現在)世界にただ1つのウッドルアー『Dear Bros.(ディアブロス)810』!!
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今回のサマフェスがこのディアブロスにとって初めての実釣。

完成してすぐに送ってくれた為、テストも含めてこのサマフェスが初陣となる。

どんな泳ぎをするのか、果たしてシーバスに通用するのか?
カトキチだけでなく製作者のザッコ氏にとっても未知数だけど、カトキチは何の不安も疑いもなく、ただただ嬉しくてワクワクした。

『シーバス戦』、『総魚種戦』共にトップ10入りを狙うと言いつつも、実はこの『ディアブロスを投げてシーバスを釣る』事が今回のサマフェスでの本当の目的だったりする。

他の日じゃダメなんだ!
「なんとなく使っていたらそのうち釣れました」
ではなく、ちゃんと本気で使って結果を出したい。

それが、魂を籠めて造りあげてくれたザッコ氏へのカトキチの“本気のアンサー“ なのだ(*´-`)


でもそれで、シーバスも他の魚も獲れなかった……なんて言い訳をするつもりはないから、全力で挑むのです。







夜の部は、常夜灯のある止水エリアからスタート。

絶賛潮止まり中でもあるのでディアブロスのスイムチェックを行う。
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今のカトキチの引き出しで考えうる全ての操作を行ってみる。

トップウォータープラグでは実績の少ないカトキチだけど、ミノーやバイブレーションでの積極的なアクションを得意とする釣り方の応用を駆使する。

ロッドワーク、ラインのコントロール、リーリングの速度変化や間の使い方、抜き、全てを用いる。

これはまさに、以前カトキチのログに書いた『波紋法の修行』に他ならない。



このディアブロス、製作者のザッコ氏が自身のログやコメントにも書いている通り、クセが凄くて確かに容易には使いこなせないかも知れない。

ギリギリの浮力と絶妙なウエイトバランスにより、出したいアクションを意図的に繰り出すには修練が必要。

それなりの操作では中途半端な動きになってしまったり、別のアクションになっていたりする。

だがそれが良い!

『トップで釣る』事の本質を知るには、特訓が必要なのだから。

今のカトキチにとっては、誰にでも簡単に安定して同じアクションが出せる既製品の様なルアーでは修練にはならない。

これから本気でトップウォータープラグを高いレベルで操りたいと思う今、願ってもないチャンスだと思っている。

短時間ではあるけれど、試行錯誤を繰り返すことで、このディアブロスがカトキチのトップウォータースキルを一気に引き上げる存在になっているのは間違いない。

風、流れ、波、ライン、ルアーの向き、その他全ての要素を考慮しつつ、頭フル回転で試行錯誤を繰り返す。

かつてシンキングミノ-やバイブレギュレーションで時間をかけてやってきた事と同じ。
それを大会中に行うという事は、当然結果も求められる訳で、初志貫徹か?直ぐに諦めるか?という事になると思う。

しかし、今回は自分の為だけじゃない。
でも義務とかそういうめんどくさい事でもない。

色々な想いの詰まったこのディアブロスで釣りたいから頑張れるんじゃないかなぁと。





スイムチェックとして選んだこのポイントではシーバスから反応を取る事は出来なかった。
でも面白い現象はいくつか確認できた。

そのいくつかの現象が、その後の『ディアブロスは絶対に釣れる❗』という確信になる。

(※ ディアブロスのインプレログはまた後日に書きます)



深夜、本命ポイントへ。

ルアーの位置や動き、水面に出る波紋や、シーバスのチェイスを確認しやすい常夜灯のあるポイント。


暗部では表層に夜光虫が光る。

リーダーが水に浸かっていると、ディアブロスの動きが狙い通りにコントロール出来ないし、リーダーの水切で夜光虫が光って魚に警戒心を与えているような気がする。

リーダーはフロロの7号。
太過ぎだよね。

でも、手持ちのリーダーは一気に細くなってナイロンの4号。

きっとナイロン4号の方がトップウォータープラグをコントロールしやすいのは間違いないんだろうけど、万が一ストラクチャーにでも擦られてルアーロストなんて事だけは避けたいのでこのままいくことに。

ここまで、50~70cmのチェイスが数回。

ふと、周辺を走る車のノイズが途切れた瞬間にある音に気付いた。

スナップのカシャ…カシャ…という音に。

これはイカン!?

せっかくのバイトチャンスをもしかしたらこの金属音が無駄にしていたかもしれない。

すぐにスナップを外して、フリーノットでディアブロスをリーダーと繋ぐ。

一旦、終息したかに思えたチェイスが再び始まる。

パンっ!!

時々バイトが出るけれど乗らない。

そしてチェイスが無くなる。

タラレバだけども、リーダーとスナップに最初から気付いていたなら、もしかすると70cm upを獲れていたのかも知れない。

でも収穫も少なくない。

チェイスのある動かし方、バイトの出る動かし方をいくつかのパターンで掴めた事。

開始当初は同じ様にコントロールしているつもりだったんだけど、毎投安定してイメージした動きを出せていなかったのは、微妙な角度や風、流れの違いで、対応できていなかった為だということに気が付いた。

それなりに投げて、釣れるパターンを待っているだけじゃダメ。

それは、このディアブロスに限った事ではなく、どんなルアーや魚種でも数を出そう、サイズを上げようと思うときに重要な事だと思う。


この夜はスズキサイズのチェイスとバイトをモノに出来なかったけど、多くの事を発見できた。



朝マズメ
ポイントを移動しての満潮前。

当然投げるのはディアブロス。

ナイトで得たモノをベースにいくつかの動かし方を試していると水面が爆発する!


バン!!

という音と飛沫の奥にシーバスの口が見える。

ラインにテンションが掛かっているのを確認してアワセを入れる。

それと同時に魚体が水面を滑る(笑)
サイズが小さいのと表層で食った事によりアワセの勢いで水面滑走してしまった。

そのままゴリ巻き。
一気に回収するつもりだったけれど、魚が軽すぎてフックが上手く刺さっていなかったようでバラシ。  

でも、ちゃんと食ってきた。
嬉しくてすぐにザッコ氏にメッセージを送る。

小さしバラシちゃったけどシーバスが食ってきたよ!と。





少し移動してボトムでのコチ狙い。


ズルズルやってチョイチョイ……ズルズルやってチョイチョイ……コン!?

やった、コチか?と思ったけれどシーバス。

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炙りチタンのバイブね♪


すぐにリリースしそうになったけど念の為にメジャーに乗せてみる。
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おー!!
ギリギリシーバス戦にウェイインできるサイズ。
狙ってたのはコチだけども、これはこれで嬉しい。
コチ狙いのゲストではあるけれど、ありがたくシーバス戦にウェイインさせてもらう。
総魚種戦はクロダイに続く2魚種目。


その後もコチ狙い&広範囲に表層を眺めてダツの存在を捜す。

もしかするとイナダが回遊してきている可能性も有るけれどもイナダの姿を見ることは無かった。



ボトムで2タイプのリフト&フォールを複合させて誘う。


ズヌン………ゴン……ゴン……!?

ナニこれ!?

コチではないな。
クロダイとも違う。
シーバスでもなさそうなんだけど。


ボトムを下へ横へと走る。

なんだろうこれ!?

足下で一瞬魚体が見えた。

え?シマがあるよ(°Д°)

まさかイシダイとか?
でもアタリの感触が鯉やニゴイの様な軟質なモノだったし。


何度か走られたけれど、足下のテトラを上手く交わしてネットイン。


マジかよ!?
コショウダイってルアーで釣れるんだ。

というか、こんな所に居るんだ!?
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すぐ側でやっていたクロダイのフカセ師も驚いてる。
極希にフカセにも食ってくるらしいけれど、ルアーマンが釣り上げたのは初めてらしい!

カトキチは時々変な魚をルアーで釣る。
春のアカメフグもレア魚だったし。
ウロハゼもルアーでは実はレア魚だし。


鯉に似たアタリだったのは、口の形状がクロダイ等とは違い鯉などに似た形状と固さだったからなんだね。



このコショウダイは湾奥でのルアー釣りとしてはかなり希少価値の高い魚なので久々に自撮り♪
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既に汗ダク(^-^;

サイズは39cm。
実はこのコショウダイの前に2度同じようなアタリからのファイトをしてバラシていた。
そっちの方が明らかに引きは強かったんだけどね。

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クロダイ、シーバス、コショウダイで3魚種目。
あと1魚種でリミットメイク。

次はナニが釣れるのかなぁ?(*´-`)


想定外のコショウダイが釣れて今年のサマフェスも楽しいぞ(*^^*)
それにディアブロスでのファーストヒットもあったし、ディアブロスだからこそのキモとなるであろう動きも掴んできたし!


しかし、この時、コショウダイとの壮絶なファイトで重大なトラブルが発生していた。




なんとズボンが破れたのだ(°Д°)
(コショウダイ関係ないよね(笑)
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汗でズボンが肌に張り付いて屈伸時に裂けてしまったというね《*≧∀≦》

ヒザッコゾゥ丸出しです(笑)

立ったりしゃがんだりする度にビリ~っと裂け目が広がるとです。




土曜日の朝マズメは終了。

ご飯食べたり、ズボン買いに行ったり、釣具屋で涼んだり(笑)して午前中を過ごす。

そして前日から殆ど寝ていない事に気付く。

2時間仮眠してポイントを数ヵ所見て回る。

連休初日ということもあり、どこも釣り人で賑わう。


夕マズメに向けて再び仮眠。
2時間寝るつもりが1時間で目が覚める。
ご飯食べて釣り場へ。

いや~どこも満員御礼状態です(*_*)
ルアーマンだけでなく餌釣り人も、ファミリーフィッシングの家族連れも。

普段はほとんど釣り人を見ることのない超マイナーな小場所でさ人影がある。

適当に空いているポイントでディアブロスのスイムチェック。


夕マズメはナニも無し。
立ち位置の高さが変わるとまた操作も色々と変えていかないとね。
色々と引き出しが増えて面白い。



ナイトでは潮が弛んだタイミングで再びポイント探し。
かなり釣り人が少なくなってきた。


前夜、何度かシーバスのチェイスがあったポイントへ。

アングラーは3名。

軽く挨拶をして「どうですか?」と聞いてみると、「アタリもナニも無し。もう帰りますよ」との事。

入れ違いでそこでやることにする。

足下の暗部でディアブロスを軽く引いてみる。
前夜の様な夜光中は無し。

そこから本格的にディアブロスで攻めてみる。

今夜はリーダーをフロロ7号からナイロン6号に換えている。

リーダーがナイロンになり沈み難くなったことで、ディアブロスのコントロールがしやすくなった印象。
もちろん、スナップは使わずにフリーノットで結束。


ディアブロスを通すと、先行者の話が嘘のようにスズキサイズがチェイスしてくる。

これがウッド製ルアーの集魚力の強さか!?

バンッ!!

何度か水面が爆発するも誤爆。

暗部ではルアーの後方でバイトしている様でロッドにバイトの衝撃は伝わってこない。

もう少しスローに引いてこの動きが出せれば、ヒットに持ち込めるのかなぁ?
でも、現状のコンディションではこれ以上スローに引くとアクションが大きく変化してしまう。





となると、このテンポのままなら明部で食わせられないか?



バンッ!


一撃でヒット!!

やった♪
サイズは今までチェイスしてきたシーバス達よりも小さいけれど、ナイトでヒットさせる事ができた。

自分で凄く興奮しているのが分かる。
嬉しい!
絶対にバラせない。

慎重に慎重にファイトしてネットイン。



やったぁ( ノД`)…
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(一度フックをハズした後、撮影の為に置き換えてます)

ついにディアブロスで獲れたよ❗
大きくはないけどね。
でも嬉しくて仕方がない。

シーバスを釣ってこんなに嬉しいのは何年振りだろう。

サイズは55cm。
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これでシーバス戦は2本目のウェイイン。
総魚種戦のシーバスは入れ替え。

と、それよりも先にザッコ氏にメッセージを送る。


二晩続けて70cm upも何度かチェイスを確認出来てるから次は必ず良いサイズを獲りたい。

しかし、先行者ですでにスレが進行していたのと、カトキチの慎重なやりとりにより場荒れして沈黙してしまった。

他のルアーで表層、中層、ボトムと攻め別けてみるも1バイトのみ。

ラン&ガンに移行しつつ日の出を待つ。

しかし、流石に疲れた《*≧∀≦》
1時間仮眠。


薄明かるくなった頃、水辺に立つ。

30m程度沖で水面に僅かな変化が有ったのを見逃さない。

ディアブロスをキャスト。


着水後のラインテンションをコントロールする。

いや、正確には着水のさせ方をコントロールする為にキャストにも気を使い、着水から初動の為にルアーの角度とラインテンション、着水で一旦沈んだディアブロスの浮き上がり速度や浮上量をコントロールする。

1アクション……2アクション…ズバンッ!!!

マジかよ!?

一撃でヒット。


豪快なエラアライを連発させて派手に暴れまわる。

周囲のシーバスアングラーや餌釣り師の視線を感じる(笑)

アタリの無い沈黙の時間帯だったのもあるんだろうけど、多分「あんまり派手なファイトをすると魚が散ってしまうでしょ!?」的な視線だと思う。

すいません、地味にやります(^-^;

極力、エラアライや水面での飛沫を出させない様にレバーブレーキでやんわりといなす。

手前に来てからも、なかなかネットインのチャンスがない。
何度もボトムへ突っ込む強い個体。


そして、ようやくネットイン。


やった~❗
デイ(朝マズメだけど)でも獲れたよ~( ☆∀☆)
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いや、むしろデイゲームこそがトップウォータープラグの真骨頂なんだろうけどね。

59cm。

これでシーバス戦は3本揃った。
総魚種戦のシーバスも入れ替え。


もちろんウェイインの前にザッコ氏にメッセージを送信♪


その後、周囲は沈黙が続いている。
カトキチも沈黙(*_*)


総魚種戦の最後の1魚種にダツかコチを獲りたい。


表層とボトムを交互に探る。


ボトムのリフト&フォールに何度かヒット&バラシがあった後でゴン!

一瞬コチか?なんて思ったんだけどこの引きはシーバス。

周囲のアングラーに迷惑を掛けない様に地味なファイトを行う。

そしてネットイン。

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これも強い個体の59cm。

全般的に釣れていないので、帰ろうとしていた数名のアングラーがカトキチの魚を見て戻ってきた。

ワタクシ、釣り人の活性を上げるのも得意です(笑)


しかし、それっきりカトキチ含めて再び沈黙……
なんか活性上げてしまってすいませんでした(*_*)





そしてカトキチは旅に出た(笑)


釣り人の居ない僻地へ。

しかし、そこからが凄かった❗


1キャスト1ヒットの入れ食い状態がスタート!

サイズは50cmから40cm弱。

キャスト方向により群れのサイズが異なる。

これだけバイト&ヒットが続くのは何年振りだろう?

50cmクラスの群れを狙うと数投に1回のヒットだけど、40cm弱の群れはレンジさえ外さなければほぼ連続でヒットする。

あっという間にヒット数は30を超える。
取り込みが面倒なのでヒットすればゴリ巻き。
バレないシーバスのみ抜き上げて即リリース。

時間の経過と共にバイト&ヒットは減ってくるんだけど、それでも釣れ続ける。

2時間くらいやったのかな?
ヒットは少なく見積もっても50は軽く超えている。
もう数はどうでもいい。

当然スレ始めるので、後半はそれなりのテクニックは必要だったけど、前半はまさに爆釣という状態。

カトキチは爆釣という言葉が実は好きではない。

爆釣の定義は人それぞれ違うと思うけど、カトキチの思う爆釣は『ナニも考えずに投げるだけで数10本釣れ続ける』事なので、例えばキャッチ数が10本、20本、30本とあっても、それはそれなりにルアーローテやテクニック、パターンやラン&ガンを駆使しての結果であり、良い群れに当たった恩恵はあるのせよ、決してイージーに釣れ続けた訳ではないのだから……という理由。

どうでもいい小さなこだわりなんだけどね(笑)

しかし今回(前半)は爆釣でした(*^^*)

苦労して獲った1本は当然嬉しいけども、たまにはただ投げるだけで釣れる釣りも楽しいなぁと。

ただね、今サマフェス真最中なんだよね(^-^;

遊んでる場合じゃなかった。

風向きが少し変わって、若干バイトが減ったタイミングに終了。
まだまだ出せそうだけど、そのシーバスの群れの大きさ故、他の魚は周囲に居なさそうだからね。

もしかして、少し外れた所に居たのかもしれないけども。




相変わらず眠気がこない。
テンションが上がりすぎて遠足前夜に全く眠れない子供の様な状態がずっと続いている(笑)

もちろん、エナジードリンクも飲んではいるんだけど、ただ外に居るだけで体力を消耗してしまうこの暑さの中で何故こんなに元気なんだろうか?
自分でも分からない。

でも、ナイトに備えて少しでも体を休めなければならない。
帰宅してご飯食べて休憩。
あっ今回はちゃんとお風呂入ってますよ。

流石に連日35℃前後のなか、尋常ではない汗の量で風呂に入らないのはマズイからね(笑)

エアコンの効いた涼しい部屋で仮眠。
アラームをセットしていたのもあるけれど、2時間でキッチリと目が覚める。


ちなみに、日曜日の時点でシーバス戦、総魚種戦共に全国4位。
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まあ、流石にこのスコアでこの順位に留まれる訳はないので、シーバスの更なる入れ替えと、総魚種4種目を狙いますよ。




しかし、夕マズメは総魚種を狙うも不発。

あれ、なんかそろそろヤバイ展開になってきたかも。
さあ、カトキチ追い込まれて参りました(笑)



残り24時間。


ご飯食べて移動。


色々とラン&ガンしてみるもこれといった反応はない。

前夜、ディアブロスでの世界初となるシーバスを獲ったポイントへ。


しかし、あれだけあったチェイスが今夜は皆無。

これはマズイ。
念の為、他のルアーで探ってみるもノーバイト。

あまり深追いせずに周囲を眺めながら考える。
夜光虫が居ないのと、風向きが前夜とは僅かに違う。

魚が着くならあそこかなぁ?

明暗とは全く関係ない真っ暗なピン。

立ち位置の後方には障害物がありピンを狙ってのキャストがし辛い。

何度か投げかけて止める。

1投で決めなければ全てが終わってしまう様な気がしていた。

ベールを開いて、ラインを人差し指に掛けた状態で、しばらく待つ。

横風が一瞬弱まった瞬間にキャスト。

ドンピシャのピンへ良い角度で着水。

着水後の1アクション目で失敗しない様に、ラインスラッグの取り方に全神経を集中させる。

一旦水中にダイブしたディアブロスが浮上して水面上に頭を出した瞬間にドッグウォークさせてスプラッシュを出す。

ここまではキチンとコントロールできている。

音と飛沫……そして水押し!

一瞬間合いを取って2アクション目でスライドに移行した瞬間に水面が爆発した。

ドバンッ!!


ロッドに重みが乗り、シーバスが反転したのを確認して強くアワセを入れる。

直ぐにバットに掛かる重みを緩め暴れさせないように横へ歩いてユックリとストラクチャーから引き離す。


そのままスルスルと10mくらいまでの距離まで寄ってきた。

しまった!?
近くまで寄せすぎた(笑)

絶妙なテンションを保ちつつレバーブレーキを解放してそこから数m走ってシーバスとの距離を取る。

ユックリとバットに重みを乗せてからもう一度アワセを入れてシーバス怒らせる。
暴れさせ体力を削り取る作戦。

2回ほど豪快なエラアライ。
その後は下へ下へと突っ込む。

強いな。

必要以上に興奮させないようにギリギリまでライト照らさない。

ようやく、引きが弱まった所でネットを伸ばし、相手の頭の向きをコントロール。

ネットイン直前にライトを照らして、ネットの深さを一瞬確認して一気に滑り込ませた。


やったよ!
遂にディアブロスの良いところを引き出して獲ったと言える魚をキャッチできたよ❗
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尾ヒレの大きな筋肉質な綺麗な個体。


これは偶然釣れたんじゃない。
3日目の夜にしてようやくディアブロスの……ザッコルアーワークスの実力を、ナイトで、しかも暗闇の中でスズキサイズのシーバスを獲る事で証明出来た❗
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1日目の夜、2日目の夜に何度となくディアブロスの後方下部にチェイスしてきた70cm upのシーバス達。

カトキチがもっと早く、初日からディアブロスの強さを引き出せていれば70cm upだけでなくもしかするとランカーサイズに出会えるチャンスが有ったのかも知れない。

初日にスイムチェックをしたときに、何故だかシーバス戦の目標がディアブロスでシーバス70cm upを3本揃える事になっていた。

でも、実際にはナイトで狙える最後のチャンスがある夜に辛うじて1本獲れたのみ。

ディアブロスで獲れた3本目の釣果への嬉しさと、自分の前日までのスキル不足への苛立ちから複雑な心境でウェイイン用の写真を撮った。
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71cm。
シーバス戦、総魚種戦共に入れ替え。


ところで、普通のシーバスはライトの光りで目が青く光るんだけど、この個体は赤い目をしていた。

赤い目のシーバスは初めて見る。

もっと色々と写真を撮りたかったけど、少し離れた場所で蘇生してリリース。



その後はショートバイトもなく終了。




2時間仮眠して朝マズメ狙い。

コチを獲りたい。

しかしポイントセレクトを誤ったのか、全くバイトもないまま時間だけが過ぎて行く。

途中、バイブのボトム速巻きにシロギスがスレ掛かる。
このタイミングでシロギスかぁ……。

一瞬そのシロギスを総魚種戦4種目の魚としてウエィインしようか?なんて頭を過ったけれど、スレ掛かりの魚をウェイインしてリミットメイク、そして順位が上がった事に対して、大会終了後の
自分は果たして喜んでいるんだろうか?と自問した瞬間にシロギスを海へ放った。


一旦帰宅してご飯食べて仮眠。

夕マズメから21時までの終了時刻までやれることをやろう。




最終日の夕方の時点で、シーバス戦は全国10位。
総魚種戦は3魚種をウェイインして全国14位。
トップ10入りするには4魚種目の39cm以上のナニかを獲らなければならない。


シーバス戦は、現状でウェイイン登録したシーバスはディアブロスで獲った3本の内の2本。
理想は3本全てをディアブロスで揃えたかったというのが本音。

対して総魚種戦は可能性としては70~80cmのダツか40cm程度のボラを釣る事ができれば一気にトップ10入りできる。

最後までディアブロスを投げ続けたかった。
でも現実は総魚種戦をリミットメイクすることに徹しなければならない。


明るい時間帯はダツ狙い。
暗くなってからはボラ狙い。
もちろんボラはスレ掛かりではなく、ちゃんと食わせて獲る。

それがカトキチの釣人としてのささやかなプライド。



しかし、時間は無情に過ぎて行く。

夕マズメのダツ狙いは完全に不発。

でもまだチャンスはある。

満潮からの下げ潮に移行するタイミングでボラの活性が上がる瞬間がある。


その後にボラにルアーを食わせられるチャンスが
来る……はず。


20:30

それまで存在を確認することができなかったボラが姿を現し始めた。
間に合うのか?


終了15分前くらいにボラらしき魚がヒット。

ギューンと走ってフックアウト。

マジかぁ( ノД`)…





そして、撮影とウェイインに必要な時間を考慮した20:50を知らせるアラームがスマフォから鳴り始める。

終わった…………







いや、まだ終わってない!

1キャスト、1キャストを大切にルアーをコントロールする。

不要なアセリを誘発するので時間の事は考えない。

魚にルアーを食わせる事のみに集中する。


……クンクン…ズビシ!!

来た❗
今何分だ?


ギュンギュン走る。
ボラだ!

スレ掛かりとは違い口に掛かっている為に、ランディングまでにスレ掛かりほどの時間は必要ない。

1発でネットイン。

急いでメジャーを取りだして広げる。

キーアイテムも風で飛んでいかない様にメジャーの下に少し差し込む。

ボラは暴れてルアーがネットにからみまくっている。

直ぐに色違いのナレージ50を代替えルアーとして用意する。

アラームはまだ鳴り続けている。
アラームを止めて時間を確認。

20:57


なんとか、ボラからフックを外してメジャーに乗せるがボラは出血してしまった。

そしてビタンビタンと暴れて中々撮影できない。

サイズは余裕で40cm up。

イケる❗

頭部が左に寄り過ぎているけれど、もうそんなことはどうでも良い。
40cm以上有ることがメジャー上で確認できて、なおかつペナルティがない写真が撮れるだけで良い。


ようやくボラも落ち着いてきたので撮影開始。



カシャ!
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えー!?
フラッシュOFFですか?



そういえば、日中にセミの脱け殻を見つけて写真を撮った時にフラッシュをOFFにしたんだった(^-^;
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ナニやってんだか。



フラッシュをONにして撮影再開。

カシャ!


えー?
なんか影が写ってるし
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そしてボラが暴れる。

素手でボラの位置を直して撮影。

ヌメリでスマフォが反応しません。

で、変なタイミングにカシャ!
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ナニこれ(笑)

しかも、ベストから色んな物がこぼれ落ちて、キーアイテムの上に小型メジャー(赤いやつね)とか乗っかってるし(笑)

いやいや、まだ諦めたらいかん!!

しかし、今人生で一番慌てている自分が居る(笑)

でも落ち着いてミスなくウェイイン出来れば奇跡は必ず起きるはず。

神様はきっと居るんだ!

手とスマフォに付いたボラのヌメリをズボンで拭う(笑)

いや、だって本気だもん!
遊びだけど本気で75時間突っ走ってきたんだから最後の最後まで全力でやる。

ボラの臭いなんかどうでもいい(笑)


そして、やっとこさ上手く1枚撮れた。

急いでウェイイン画面へ。



上手く文字が入力出来ない。

何度か誤字を修正して、ウェイイン送信ボタンをポチっ…………

奇跡は起きるのか!?

起死回生のウェイイン成るか?






数秒後にスマフォの画面が切り替わる。


スマフォの画面にナニか文字が表示されているけれど、その意味を頭が理解することを拒絶している(笑)





『この大会は終了しています』


ん!?
どういう事?(°Д°)

もう少し分かりやすく説明して頂けないでしょうか?





いやいや、文面そのまんまだよね~(笑)



呆気ない幕切れ。








なんやねん~❗
奇跡とかゼンゼン起きてねえし~(°Д°)

やっぱ最初から神様は居ねえと思っとったんじゃ。
お願いして損したわい(笑)

なんか手とズボンくっさいし。

これまでのカトキチ史上、一番慌てた数分間はただのカトキチ ドタバタ劇場だっただけじゃないか(笑)


くっそー(°Д°)








(°▽°;)ハッ………大変失礼致しましたm(_ _;)m
ワタクシ一瞬取り乱してしまいました(笑)



一応これが幻のウェイイン失敗後の証拠画像。
(初めて見るウェイイン画面。大会時間が終了するとこんな画面なんだね)
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21:00ピッタリ!

しかも、ナレージは55mmじゃないよね?

魚の出血ってペナルティの対象だったっけ?


なんか色々残念です。




でもまあ良いや。
凄い楽しかったし(*^^*)

総魚種戦の逆転トップ10入りは幻に終わっちゃったし、シーバス戦も11位に下がっちゃったけども。



でもディアブロスで結果を残せたのがナニよりも嬉しい(*´-`)


シーバス狙いに関しては、9割り以上ディアブロスを投げ続けた。
そして、メッセージでやり取りを続けていたこともあり、なんだかずっとザッコ氏と一緒にサマフェスに参加している様な気分だった。

楽しかったなぁ(*´-`)





こうして夢中で駆け抜けた俺達のfimoサマフェス2018の幕が降りた。
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参加者の皆さんお疲れ様でした。
大会運営のスタッフの皆さんありがとうございました。




《おまけ》


ところで、コショウダイの写真のキーアイテムが違ってたの気付いた?
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来年はウロハゼも対象魚に入れて欲しいなぁと(*´-`)
(マハゼもハゼクラとかあるから対象魚でも良さそだし。でも餌だと直ぐに釣れちゃうからそれをウエィインするとかはNGね)





今週末にはチヌ王戦もまた始まるけれど、テナガエビもウロハゼもシーバスも頑張るぞ(*^^*)


あぁ他にも釣りたい魚が盛り沢山!!
カトキチはいつになったらのんびり出来るのでしょうか?《*≧∀≦》


《7月21日 追記》
正式結果が発表されました。

サマフェスシーバス戦 参加者407名
《全国10位 関東5位 東京1位》
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サマフェス総魚種戦 参加者239名
《全国14位 関東6位 東京1位》
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