お気に入りポイントにアジが入って来た。

今回はしんぷう師匠と、松山のアジングスターことHALT氏と釣行する予定だったのだが。天気は雨。

集合時間30分前に今日は中止と師匠から連絡が入った。雨では仕方ない。…だがしかし。

実はこの時、集合場所にほぼ着いちゃっていて、283のヤル気メーターもほぼMAXになっていたのだった。

「いや～やっぱり雨降りで釣りは面倒いっすよね～」

とか返事しながら敢えて強行突撃してみる事に。そのまま現地に向かう。

…だがそれがいけなかった。


第一ポイント到着。
今日はアジは回って来て無いみたい。かわりにパトカーが回遊して来た。

山を越えて第二ポイントに移動。
足元にゼンゴの大群が居る。しかもヤル気MAX状態だ。

さながら作業。投げて、巻いて、抜く。
ただひたすら繰り返し、バッカンはゼンゴでMAXになった。
…が。カチ盛りにしたらまだ入りそうだ。アジとアジの隙間に縦にアジを挿し込む。

港には283の他にもう一人奇人が釣りをしていた。

この雨風の中、傘一本でタチウオの電気浮きを打ち返し続ける若者が居た。
一体何が彼を突き動かすのだろうか？なんという根性。なんというパッション。
フル装備の自分が負けるわけにはいかん。
バッカンが限界を迎えるか彼が帰るまでは俺は撤収しない事にした。絶対に負けられない戦いがここにはある（勝手に）

…これが一番いけなかった。



突然ギックリ腰になった。


ふと立ち上がったときに腰がスパーキングした。
けど上半身は動くのでしばらくは気合いで我慢する事に。まだ釣れよるし絶対に負けられない戦いがここには…


1時間程経った頃、彼は車に向かった。

…帰るんかな。この勝負俺の勝ちかと思いきや、彼は合羽を装備し二本目の竿を携え再登場したのだった…。

フリーザ様は最終形態に変身を遂げ、もはや勝負は見えた。（勝手に）

…もうバッカンも俺の腰も限界だ。無理です。撤退するぞう。
普通に歩くと振動で時々腰がスパーキングするのでASIMO君の様に歩きながら敗残兵は港を後にしたのだった。


結局ゼンゴ56匹1.8kgの釣果だったが腰痛が再発したのが痛かった。これから寒くなるけども、腰痛持ちのアングラーの皆様。
電撃フッキングで腰をスパーキングさせないように気をつけてくださいね。


アジ「おまえぎりよ」