FishingWars fimo https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) ja 淀川バス釣り開拓記と66センチのバスとの出会い https://www.fimosw.com/u/2080/d62yrxsgf3fg9z 2025-07-17T00:00:00+09:00 お久しぶりです。
ナオです!
 
相変わらず釣りばかりしているのですが、その中でも今年特にやり込んでいるのが地元、大阪 淀川でのバス釣りです。
 
そしてその中で、おそらくこの先の人生でも超えることはできないのではないのかという巨大なバスを釣ることが出来ました。


   
66㎝
5.49kg
 
余裕のテンポンドオーバー。
 
 
今回はこのバスに至るまでの軌跡と、来年の自分のために今年の僕の動きをここに記してみようと思います。
 
⚪︎環境の変化


まず初めに、バス釣りをやり込もうと考えた理由ですが、

実は昨年末に子供が産まれ、海から離れた土地に引っ越しをした事もあり、以前のように毎日のようにシーバス釣りにいける環境ではなくなった事があります。

とはいえ僕自身、日々の釣りを通した自然観察は人生の生き甲斐みたいなものなので、出来れば可能な限り毎日釣り場には立ちたい


それなら、家の近くで短時間ならすぐに行くことができる淀川のバス釣りをやってみようと考えました。

 

また僕の釣りの原点はバス釣りですが、シーバス釣りがメインになってもう10年以上。

その間、シーバスだけでなく色々な魚種の釣りを経験し、今の僕の経験値でもう一度バス釣りをちゃんとやったら昔とはどのように違いを感じるのか?
という部分が楽しみでもありました。

という訳で久しぶりにバス釣りを自分のメインの釣りとして2025年の釣りがスタートしました。

 
⚪︎1月〜2月中旬(厳寒期)

 

この時期に考えていたのは2つ
 
 
⚪︎冬でも動き回って積極的に捕食行動をしているバスを探すこと
 
なぜなら冬でも活動停止せずに動き回って捕食行動をしているバスの釣り方を見つければ、今はそういった魚は個体数が少なかったとしてもハイシーズンに近づいて動いているバスの個体数が増えれば、のちに強力なパターンになると考えたからです。
 
 
そして次に
⚪︎水温が上がってバスが動き始めたタイミングで手駒になりそうなポイントを探すこと
 
透明度が高く水位が低い真冬はポイントの開拓に向いているので、この時期に春先のバスの動きをイメージしながらポイント探しをしました。
 
 
とにかく「今釣れるであろう釣り」
具体的には越冬系の魚を狙う釣りは全くせずに春になってから釣れるであろう地形を把握して回りました。

 
 

出張で大阪にいない日を除いて短時間ではありますが、雨の日も雪の日もほぼ毎日淀川にいきました。


結果的には動き回っている魚を探す中でこの時期でもスモールマウスバスは良く釣れましたが、本命のバスは全く釣れませんでした。


ナマズもたまに釣れました。笑
 
この時期に駐車場がないポイントも含めて淀川、中、上流域の全てのポイントを見て回ることができました。
 

⚪︎2月中旬から3月



相変わらず釣れない日々を過ごしていましたが今年最初の暖かい雨が降ったのが2月後半。
 
このタイミングで初めてのバスが釣れました。


ルアー:レイジースイマー7インチ
ロッド:エストレーモ76
 
 
またこの日は他にも数匹バスを確認出来た事から、この日を境に何となくバスの動きがイメージでき始めました。具体的にはこのバスは
 
越冬できる場所近くの流れが当たらないエリアに浮いていて、離れた場所にあるルアーを見つけて追いかけて捕食しました。
 
この事から、この水温でも(この日の水温8度)バスの視力は離れた所にあるルアーを見つけられる程度には見えていて、ボトムではなく中層に浮いているというイメージができました。
 
また、この個体は見ての通り太い個体で水温一桁ですらビッグベイトを食うような強い個体でしたが、こう言った個体ですら流れを避けられる場所にいたので、川バスは流れを嫌わずに冬でも動き回っているという僕の川バスに対する先入観はラージマウスバスを狙う上では捨てたほうが良いと分かりました。


 
 
その後は今年はとにかく寒い日が多く、そのバスを釣った後にも何度も寒波が来て、3月に入っても大雪が降ったり岸際の水面が凍っていたりと厳しい天候が続きましたが(僕は大雪でも釣りに行ってましたが。笑)
1匹釣ってフィールドのバスの動きのイメージができると釣れるもので、その後はポツポツとバスが釣れました。
 

ルアー:AKラバージグ9g 
ロッド:エストレーモ76


特に大雪の日に釣った2匹目は嬉しかったな〜

ルアー:ギャップジグ9g 
ロッド:エストレーモ76

 
その他にも釣れはしなくても、このあたりから条件が合う日は安定してバスの姿を見る事ができ、自分の中でのバスがいる場所のイメージが絞れてきた事から場所の開拓も闇雲に行うのではなく、正解の場所のイメージを持って開拓を行うことが出来ました。
 
(とはいえ、決め付けも良くないので敢えてイメージとは違う場所のチェックも続けていましたが)
 

⚪︎3月中旬

 
 
この日は午前中に久々に暖かい雨が降り、気温は下がったけど晴れた午後。

まさに1匹目を釣った日と同じ条件であり、狙っていたタイミング。
 
そしてこの日が冒頭にもある人生最大のモンスターバスを釣った日です
 
1匹目のバスが釣れたバスと同じ条件(越冬場所の近く/流れが当たらない/中層や水面直下に浮ける水深とストラクチャーがある)場所をこの天候条件がきた時のために予め数箇所見つけていたので、この日はそんな場所を高速でランガンしていました。
 
そして、居るとしたらここに浮いているはず!
と狙っていたピンスポットに浮いている個体を見つけました。。。
 
 
え、これ鯉だよね?いやバス?
バスならこれデカすぎだろ…
 
 
バスならちょっと尋常ではないサイズ。。でもよく見えないけどバスっぽい動き・・
とりあえずバスの死角からルアーを近づけて目の前にルアーを入れてみる
 

 
まぁそんな簡単に食うわけないよな
え、食ったわ!!
 


そこからは正直もうあまり覚えていません。笑
 
 

ルアー:ヴァラップスイマー6インチ
ロッド:オセレート59B

66センチ / 5490g
もはやバスというよりクエのような驚愕の魚体。


インスタのほうにメジャーを当てた動画と重さを測った動画を上げています。
 
一生に一度見れるかどうかというレベルのバス。
 
長さもそうですが、驚愕の太さ。そして重さ。
もはや僕の知ってるバスじゃないです。笑
だって500mmペットボトル約11本分の重さですよ!!笑
 
ここまで自分1人でポイントを探して、自分なりにこの淀川を理解しようと毎日のように動き回って釣れた魚なので嬉しいのはもちろんですが、もうこのレベルの魚になると、そんなちっぽけな事なんかよりもこんな魚が現代まで生き残っていた事への感動とそれを間近に見る事ができた事への幸福感が勝ちました。

 
その後も、この日のような寒波が続いた後の晴れたタイミングに照準を絞ったポイント探しを続けましたが、これ以降タイミングが合うことはなく次第に季節が進行してしまいました。

 
 

⚪︎4月〜5月中旬


 
この期間が最も辛かった期間でした。

4月に入り、産卵行動というバスにとっての最終目的はっきりとしている以上、狙うポイントが明確になりバスの姿を見ることは簡単になりました。


まぁそして見えるバスがデカいことデカいこと。。笑


もう55センチクラスでは驚くこともなくなり、ロクマルも何本見たことか・・・
淀川水系には60センチ以上のブラックバスが沢山います。
本当に凄いフィールドだと改めて実感しました。
そして僕の狙っていた淀川上流域は基本的には流れがあり、バスは産卵のために流れを嫌っているので居場所が絞りやすく何回も同じ個体に出会うことができたため、何度も様々な釣り方でその個体にアプローチすることができました。



しかし食わせることができない!!!


最初は毎日の短時間釣行で気軽に通うつもりだった淀川のバス釣りも、ここまで来るともうかなりムキになってしまって仕事も忙しい中、なかなかキツかったです。笑


この時期の水温になると、バスの視力も判断力もすっかり回復していてタダでさえ難しいのに、産卵前で神経質になっているのか余計に難しく結局狙っていた特大のメスは目の前にいるのに1匹も釣り上げることができませんでした。


ただ1度バラしてしまいましたが食わせられたり、何となく反応するルアーや釣り方のイメージはできたので、そこは来年はもっと上手くなって挑みたいと思います。


また実際に何ペアもの産卵行動を観察してみて、自分のイメージしていた行動とは違っている部分があることも分かったのでそのあたりはとても興味深かったです。

そしてSNSを見ていると、淀川にはこのタイミングで産卵前の特大メスを安定期的に釣っている凄腕アングラーもいて、改めて淀川バスアングラーの凄さを実感したとともに、彼らに釣れるなら通ってれば俺だっていつか釣り方わかるでしょと最初は簡単に考えていた自分の浅はかさを知ったのでした。。笑



ルアー:ハスフラット
ロッド:オセレート59B


ルアー:ブルフラット4.8インチ
ロッド:オセレート59B


大雨の日に釣れた魚
でも特大はこう言った捕食に動く日には釣れないようでした。

やはり狙いはやはり産卵前か1回産んだ特大のメス。来年はもっと上手くなるぞ!

 

⚪︎5月中旬〜7月

 

5月後半に入るとバス釣りもひと段落。
日々のチェックは続けていましたが、あまり特大の姿を見ることもなくなったのとバチ抜けシーバスのチェックもあったのでそこまでムキにバス釣りをすることもなく。。

6月に入るとアフタースポーンの魚も増えてきて1年で最もバスがよく釣れるタイミング

ルアー:ヤマトクローラー
ロッド:オセレート59B


ルアー:ギャップジグ9g
ロッド:オセレート59B

例年この時期だけ少しバス釣りをしていましたが、今年は冬の厳寒期からプリスポーン、ミッドスポーン、そしてアフタースポーンと季節の進行を追い続けてきたのでより一層、バスにお疲れ様!という気持ちが強くなりました。笑

(それなら釣るなよ!って感じですがやっぱり釣りたくなってしまうのです。バスよすまん・・・笑)

ルアー:キッカーフロッグ
ロッド:レイトブルーミングス510b

やはりアフターの時期はトップへの反応がいいですね。
淀川でのバス釣りは初めてでしたが、来年通りこの時期は羽物とバドがメインになりました。


という訳でこの半年間の淀川でのバス釣り開拓記録を振り返ってみました。
改めてバス釣りは面白いですね。

話は少し変わりますが、私は釣りに関わる仕事をしていて日常的に釣り場にいる環境。そして休みの日や仕事終わりや仕事前もプライベートで釣りばかりしています。
そんなこともあってか、以前と比べて魚を釣りたい!という感情が薄れている気がします。それでも釣り場に向かってしまうのはやはり釣り場で生き物を追いかけている時にしか感じることができないような感情であったり本能みたいなものがあるんだと思います。
魚だけではないその釣り場にいる色々な生き物と一体化しているような感覚。それはきっと普通に人間社会で生きていくのに全く必要のない感覚ではあるけど、きっとそれはその辺の野良猫もカラスも魚ですら野生の生物は全て感じている感覚。
そんな感覚を人間なのに感じれた時、



あー俺生きてるなーと思うのです。笑


多分そんな瞬間を求めて、引き続き淀川でのバス釣りも続けていきますので、また気が向いたら書いてみようと思います。


ではでは〜


 
 
 
 
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登石 ナオミチ