ルアー追想記 https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) ヤリエ:グリーブと万博 https://www.fimosw.com/u/wc9b376pim/tb3w1m3ss4f2pr 2024-04-14T21:16:00+09:00
76mm 20g

 以前に紹介したヤリエのソルトスプーン「グリーブ」ですが、初版のレギュラーカラーのうちの一つについて今回は触れてみます。
 大阪・関西万博の開催まであと1年というニュースが先日流れました。開催まで間に合わないのではないか、とか地元は全然盛り上がっていないとかネガティブな話題が先行していますが、これまで世界中でオリンピック等の開催国ではそういう報道は定番なので、万博も内容はともかくとして、開催はちゃんとできると思います。
 さて、写真のものは万博と聞いておそらく頭に思い浮かんだものがあると思います。「太陽の塔」をイメージしたEXPO’70というカラーです。色味はやや明るめにしていますが、ゴールドメッキの一部分を残してパールホワイトに赤いジグザグ模様をステンシルで吹き付けたものです。金色の部分は、太陽の塔のてっぺんに輝く未来の太陽をイメージしています。私自身も万博開催時は生まれていなかったので当時の賑わいは知る由もありませんが、間近で見た本物の太陽の塔の圧倒的な存在感に心を奪われた一人です。
 10数年前、グリーブを発売するにあたり、カラーの監修も私が任されました。古今、ブラックバスのルアーは、遊び心のあるカラーが多いですが、当時の海のルアーは基本的に実績重視の風潮がありました。ある色の実績が地元釣具店のブログ等で掲載されると、その色ばかりが売れるという、今から思えば販促の戦略でもあったわけですが、そういう風潮にはルアーフィッシングの面白みの一つであるアングラーの主体性が少し欠けているのかも、と感じていました。
 グリーブは、1kg前後の小型青物をメインターゲットにしているので、青物の実績が高い青系の定番カラーをメインに、どこにもないオリジナルのカラーも数種類入れました。当時、ブログでリアルタイムな釣果を発信することが流行り出していたこともあり、定番ではない面白いカラーリングのルアーを咥えた魚の写真が撮れたらもっと釣りが楽しくなるのではないか、と思ったのです。
 EXPO’70カラーは、そうした試みの一つです。パール系に分類されるカラーですが、ヤリエさんが当時他社に先駆けて自社製品に塗っていた紫外線発光塗料のケイムライトを重ね塗りしています。
 現在、EXPO’70カラーは廃盤ですが、グリーブは現在もブラックバス用カラーにリニューアルされて継続販売中です。]]>
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サルモ:スライダー https://www.fimosw.com/u/wc9b376pim/tb3w1m3sfzse2a 2024-04-08T22:07:00+09:00
100mm 36g フローティング

 元祖S字系アクションを有するプラグとして、もうずいぶん前に著名バスプロが紹介し一時期注目された、ポーランドのサルモがリリースしているルアーです。
 おそらく硬質の発泡素材製で、質量もあるので卓越した飛距離を誇ります。スライダーは70mmから120mmまで数種類のサイズ違いがあるのですが、これは中間サイズの使いやすいモデルです。
 使いやすい、とはいえポテンシャルを引き出すには少々コツが必要です。浮力が強く、頭を上げ気味に水面に浮いているのですが、ラインアイが頭の先端から上向きにセットされているので、着水後にそのまま引くと水面を滑ってしまうことがあります。リトリーブ前にはまずロッドを下向きに叩きつけるように操作して強引にダイブさせるように意識します。
 そして、浮上しきる前に次のアクションを加えることでアングラーの意図した動きが演出できます。ストレートリトリーブでは、有名になるきっかけとなった大振りのS字蛇行を見せます。
 さらにロッドアクションを加えると幅の広い派手なターンやその場での連続首振りアクションなど、使い込むことで操作のバリエーションも増えていきます。
 しかし、食わず嫌いな意見としては、リアルさからかけ離れた形状なのに、写真のもののようにちょっと気持ち悪いリアルプリントを施した外観によるところが大きいようです。
 以前に紹介したチャビーダーターと同じRR(リアルローチ)というカラー名だそうで、ハイライトのない黒目が妙に不気味です。
 ここで紹介するルアーは基本左面を撮影していますが、このルアーは左目部分がちょうど傷が入って欠けているので、不気味さが残る右目が見えるよう、いつもと逆に撮影しています。]]>
ichi-go
ラッキークラフト:ビーフリーズ78S https://www.fimosw.com/u/wc9b376pim/tb3w1m3mz4p749 2024-03-31T09:42:00+09:00
78mm 10.2g シンキング

 以前にもここで紹介したかと思いますが、ビーフリーズはもう20数年にわたって売れ続けているルアーの一つです。発売当初から対象魚を限定しない汎用性を売りにしていましたが、ベイエリアにおけるシーバスゲームの定番としてこのシンキングモデルが一番売れたと思います。
 固定重心ならではのアクションのキレは、どんな激流でも泳ぎ切る安定性をも併せ持っています。
 写真のものは、創業15周年記念モデルとして2007年に限定販売されていたナチュラルカラーです。さすがに現在は、店の商品棚の特等席を占めるほどの売れ行きはないと思いますが、ベテラン層には現在も支持されているはずです。]]>
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